iPadのUSBの使い方を解説!おすすめアクセサリも紹介
iPadで撮影した写真や動画を他の人に渡したり、バックアップをとる方法はいくつもありますが、パソコン操作に慣れている人ほど勘違いしやすいポイントがあります。
本記事ではiPadのUSB使用に関する解説をするので、賢く使いこなしてください。
iPadのUSBの規格とは?
USBとはUniversal Serial Busの略称で、コンピュータと周辺機器を接続するコネクタの規格の事です。
一般的にはパソコンのフラッシュメモリを差し込むコネクタやUSBメモリ自体をUSBと呼ぶケースが多いですが、スマホ用のコネクタとパソコン用のコネクタは細分化されており、数多くの種類があります。
●USB Type-A
●USB Type-B
●USB Type-C
●Mini USB Type-B
●micro USB Type-B
●Lightning USB
これらは全てコネクタの形状が異なっているため互換性がありません。
USB Type-C は正方形なので明らかに形状が異なりますし、スマホやタブレット等で採用されているminiやmicro、Lightningは似ているようで全くの別物です。
そして上記USBの中でiPadやiPad Proで採用されている端子がLightning USBです。
パソコンとの違い
パソコンで採用されているUSBとiPadで採用されているLightning USBの違いは形状だけではありません。
規格そのものが大きく異なります。
パソコン用のフラッシュメモリを変換器で仲介して差し込んでもお互いに認識しないなど互換性が無いのです。
iPadとパソコンの間でフラッシュメモリを使ってデータをやり取りするにはLightning USB対応のフラッシュメモリを使ってデータを移動させる必要があります。
下記画像の下のフラッシュメモリがパソコン用のUSB Type-Aで、上がiPad対応のLightning USBになります。
なおLightning USB対応のフラッシュメモリはパソコンにも差せるようにUSB Type-Aとの兼用です。
メーカーによって外観は異なりますが、変換コネクターを付けるタイプや下記のように逆側にUSB Type-Aがついているものがあります。
iPadのUSBポートの活用方法
iPadのUSBポートを使うケースのほとんどは充電ですが、他にもフラッシュメモリを用いたデータの移動やiPhoneと繋いでUSBテザリングする、変換アダプタを仲介してマウスやキーボードと接続するといった使い方があります。
大抵のデバイスは差し込むだけで使えますが、問題はデータの転送です。
iPadにLightning USB対応フラッシュメモリを差し込むだけでは認識してくれないので、フラッシュメモリの専用アプリをインストールする必要があるからです。
下記は写真で紹介したロジテックのUSBメモリ用アプリです。
iPadにインストールされたLightning USB対応フラッシュメモリに対応するアプリをクリックすることでアプリの中で写真などデータが操作できるようになるのです。
フラッシュメモリに移動させたデータはパソコンに移動させることができますし、その逆も可能です。
パソコンで作成したWordやExcelのファイルも移動できるので、iPadにiOSのWordやExcelアプリをインストールしておけば閲覧可能となります。
データを他のiPadに移動させたい場合は、受け取る側のiPadにも同じアプリをインストールしないと認識されないので注意してください。
以上、ロジテックのフラッシュメモリで解説しましたが他社のLightning USB対応フラッシュメモリでも同様の手順となります。
このようにiPadで使えるフラッシュメモリはパソコンのフラッシュメモリとは全く別物なので、使いまわしはできません。
アプリのインストールなど最初はやや煩雑に感じるかもしれませんが、慣れれば大量のデータを一気に移動できるので非常に便利です。
パソコンのようにフラッシュメモリを使ってデータを共有するよりも簡単なのがクラウドを使う方法です。
iPadからiCloudやGoogleドライブといったクラウドにデータをアップロードすれば、パソコンを含む他の端末からダウンロードできるからです。
下記はGoogleクラウドに画像をアップロードしてパソコンからダウンロードする手順の様子です。
撮影した画像を選択してGoogleドライブを選んでアップロードします。
アップロードするデータの重さや回線の速さにもよりますが、1分もしないうちにパソコンからGoogleクラウドにアクセスすればデータが反映されているのでダウンロードできます。
これは音楽でも動画でも同様です。
おすすめのiPad用USB対応デバイス
ここからはおすすめのiPadで使えるUSB対応デバイスを紹介します。
非常にシンプルな作りで読み込みが早く、半回転するコネクタが特徴です。このコネクタ部分が半回転する事でiPadやiPhoneに差しても邪魔にならずに使え、差したまま撮影することでそのままUSBメモリに写真の取り込みができるので、すぐにデータが受け渡しできます。
注意点としてはiTunesで購入した音楽が同期できない事があります。iTunesで購入した音楽はiTunes経由で直接端末にダウンロードしましょう。
無料アプリ「iStickPro 3.0」を使えば、iPhoneやiPadの写真アプリにたまっている画像や動画をコピーできます。思い出のデータをこの製品に移すことで、iPhoneやiPadの容量を節約することができます。容量は32Gのほか、64Gと128Gもあります。
iPadの画面をワイドスクリーンテレビやプロジェクタなど、HDMI対応ディスプレイにミラーリングできます。
Lightning USBの変換器はAmazonを始めとするECサイトで数多く出品されていますが、多くのコネクタと変換できるはずなのに差しても認識しないなど、品質が怪しい事があります。100均ショップに並んでいるアクセサリー類など、安いものは多いですが長く使うならきちんとしたものを選ぶべきでしょう。変換器を選ぶならAppleの純正品をおすすめします。
USBメモリと同様に一つはカバンに入れておきたい定番のデバイスです。Ankerの製品はどれも高品質なので安心して使えます。ケーブルの差し込み口が2つあるので充電しながら複数のデバイスが使えます。
安すぎるバッテリーは充電できなかったり液漏れするといった危険があるので実績のあるメーカーのものをおすすめします。
クラウドでデータ共有する方法
クラウドを使えば無料でデータを移動できますし、バックアップにもなります。
ただし全てのシチュエーションでクラウドが優っているというわけではありません。
クラウドも無限に無料で使えるわけではありませんから、データ量が多くなれば月額課金する必要があります。
クラウドの場合は移動させたいデータの量が多いとアップロードとダウンロードが煩雑になりますし、セキュリティの面からインターネット接続できない環境にある場合はUSBメモリを使う必要があります。
撮影した数枚程度の写真を同期するといったケースならクラウドの方が効率的なので、状況に応じて使い分けましょう。
さいごに
Lightning USB対応のメモリはパソコン用のものと比べて若干値段が張りますが、一つくらいは手元に置いておくと便利です。
そしてiPadと周辺機器の接続方法はLightning USB以外にもBluetoothや有線など様々な仕様があります。
自分の使い方に応じたデバイスを選びましょう。
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