iPadのUSBの使い方を解説!おすすめアクセサリも紹介

長谷部 耕平
公開: 2020-08-04

※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がMoovooに還元されることがあります。

facebook xPost lineLINE copyCopy

iPadで撮影した写真や動画を他の人に渡したり、バックアップをとる方法はいくつもありますが、パソコン操作に慣れている人ほど勘違いしやすいポイントがあります。

本記事ではiPadのUSB使用に関する解説をするので、賢く使いこなしてください。


iPadのUSBの規格とは?

USBとはUniversal Serial Busの略称で、コンピュータと周辺機器を接続するコネクタの規格の事です。

一般的にはパソコンのフラッシュメモリを差し込むコネクタやUSBメモリ自体をUSBと呼ぶケースが多いですが、スマホ用のコネクタとパソコン用のコネクタは細分化されており、数多くの種類があります。

●USB Type-A
●USB Type-B
●USB Type-C
●Mini USB Type-B
●micro USB Type-B
●Lightning USB

これらは全てコネクタの形状が異なっているため互換性がありません。

USB Type-C は正方形なので明らかに形状が異なりますし、スマホやタブレット等で採用されているminiやmicro、Lightningは似ているようで全くの別物です。

そして上記USBの中でiPadやiPad Proで採用されている端子がLightning USBです。

パソコンとの違い

パソコンで採用されているUSBとiPadで採用されているLightning USBの違いは形状だけではありません。

規格そのものが大きく異なります。

パソコン用のフラッシュメモリを変換器で仲介して差し込んでもお互いに認識しないなど互換性が無いのです。

iPadとパソコンの間でフラッシュメモリを使ってデータをやり取りするにはLightning USB対応のフラッシュメモリを使ってデータを移動させる必要があります。

下記画像の下のフラッシュメモリがパソコン用のUSB Type-Aで、上がiPad対応のLightning USBになります。

USBメモリを比較している写真

なおLightning USB対応のフラッシュメモリはパソコンにも差せるようにUSB Type-Aとの兼用です。

メーカーによって外観は異なりますが、変換コネクターを付けるタイプや下記のように逆側にUSB Type-Aがついているものがあります。

Lightning USBのコネクタを表示している写真

iPadのUSBポートの活用方法

iPadのUSBポートを使うケースのほとんどは充電ですが、他にもフラッシュメモリを用いたデータの移動やiPhoneと繋いでUSBテザリングする、変換アダプタを仲介してマウスやキーボードと接続するといった使い方があります。

大抵のデバイスは差し込むだけで使えますが、問題はデータの転送です。

iPadにLightning USB対応フラッシュメモリを差し込むだけでは認識してくれないので、フラッシュメモリの専用アプリをインストールする必要があるからです。

下記は写真で紹介したロジテックのUSBメモリ用アプリです。

ロジテック用USBメモリアプリの写真

iPadにインストールされたLightning USB対応フラッシュメモリに対応するアプリをクリックすることでアプリの中で写真などデータが操作できるようになるのです。

ロジテック用USBメモリアプリのアイコン写真

フラッシュメモリに移動させたデータはパソコンに移動させることができますし、その逆も可能です。

パソコンで作成したWordやExcelのファイルも移動できるので、iPadにiOSのWordやExcelアプリをインストールしておけば閲覧可能となります。

ロジテック用USBメモリアプリの管理画面の写真

データを他のiPadに移動させたい場合は、受け取る側のiPadにも同じアプリをインストールしないと認識されないので注意してください。

以上、ロジテックのフラッシュメモリで解説しましたが他社のLightning USB対応フラッシュメモリでも同様の手順となります。

このようにiPadで使えるフラッシュメモリはパソコンのフラッシュメモリとは全く別物なので、使いまわしはできません。

アプリのインストールなど最初はやや煩雑に感じるかもしれませんが、慣れれば大量のデータを一気に移動できるので非常に便利です。

パソコンのようにフラッシュメモリを使ってデータを共有するよりも簡単なのがクラウドを使う方法です。

iPadからiCloudやGoogleドライブといったクラウドにデータをアップロードすれば、パソコンを含む他の端末からダウンロードできるからです。

下記はGoogleクラウドに画像をアップロードしてパソコンからダウンロードする手順の様子です。

撮影した画像を選択してGoogleドライブを選んでアップロードします。

Googleドライブに共有している写真

アップロードするデータの重さや回線の速さにもよりますが、1分もしないうちにパソコンからGoogleクラウドにアクセスすればデータが反映されているのでダウンロードできます。

これは音楽でも動画でも同様です。

アップロードしたデータがGoogleドライブと同期している写真

おすすめのiPad用USB対応デバイス

ここからはおすすめのiPadで使えるUSB対応デバイスを紹介します。

おすすめ①
  • ロジテック
  • Lightning USBメモリ16GB

  • 税込み4,600円
  • パソコンを使わずに写真や動画をバックアップ

  • Appleの正規ライセンス取得製品なので安心!専用アプリでらくらくデータ移動できます。コネクタが回転するので、iPadやiPhoneの保護ケースを付けたままでも使用できて邪魔になりません。

非常にシンプルな作りで読み込みが早く、半回転するコネクタが特徴です。このコネクタ部分が半回転する事でiPadやiPhoneに差しても邪魔にならずに使え、差したまま撮影することでそのままUSBメモリに写真の取り込みができるので、すぐにデータが受け渡しできます。

注意点としてはiTunesで購入した音楽が同期できない事があります。iTunesで購入した音楽はiTunes経由で直接端末にダウンロードしましょう。

おすすめ②
  • サンワダイレクト
  • iPhone・iPad USBメモリ32G

  • 税込み3,980円
  • 無料アプリで簡単転送

  • iPhone・iPad・iPod touchでのデータ共有や、パソコンへのデータ転送を簡単に行えます。

無料アプリ「iStickPro 3.0」を使えば、iPhoneやiPadの写真アプリにたまっている画像や動画をコピーできます。思い出のデータをこの製品に移すことで、iPhoneやiPadの容量を節約することができます。容量は32Gのほか、64Gと128Gもあります。

おすすめ③
  • Apple
  • Lightning - Digital AVアダプタ

  • 税込み6,112円
  • スマホやiPadに入っている写真などを大きく見せたい時に

  • iPad Retinaディスプレイモデル、iPad mini、またはiPhoneの画面をそのままワイドスクリーンテレビやプロジェクタなど、HDMI対応ディスプレイにミラーリングできます。

iPadの画面をワイドスクリーンテレビやプロジェクタなど、HDMI対応ディスプレイにミラーリングできます。

Lightning USBの変換器はAmazonを始めとするECサイトで数多く出品されていますが、多くのコネクタと変換できるはずなのに差しても認識しないなど、品質が怪しい事があります。100均ショップに並んでいるアクセサリー類など、安いものは多いですが長く使うならきちんとしたものを選ぶべきでしょう。変換器を選ぶならAppleの純正品をおすすめします。

おすすめ④
  • Anker
  • モバイルバッテリーPowerCore Fusion 5000

  • 税込み2,899円
  • 1台で2役こなすハイブリッド充電器!

  • 1,000万人以上が支持するAmazon第1位の充電製品ブランド。大容量モバイルバッテリーと2ポートUSB急速充電器が一つになって更に使いやすく!折りたたみ式プラグ付きなので持ち運びやすい。

USBメモリと同様に一つはカバンに入れておきたい定番のデバイスです。Ankerの製品はどれも高品質なので安心して使えます。ケーブルの差し込み口が2つあるので充電しながら複数のデバイスが使えます。

安すぎるバッテリーは充電できなかったり液漏れするといった危険があるので実績のあるメーカーのものをおすすめします。

クラウドでデータ共有する方法

クラウドを使えば無料でデータを移動できますし、バックアップにもなります。

ただし全てのシチュエーションでクラウドが優っているというわけではありません。

クラウドも無限に無料で使えるわけではありませんから、データ量が多くなれば月額課金する必要があります。

クラウドの場合は移動させたいデータの量が多いとアップロードとダウンロードが煩雑になりますし、セキュリティの面からインターネット接続できない環境にある場合はUSBメモリを使う必要があります。

撮影した数枚程度の写真を同期するといったケースならクラウドの方が効率的なので、状況に応じて使い分けましょう。

さいごに

Lightning USB対応のメモリはパソコン用のものと比べて若干値段が張りますが、一つくらいは手元に置いておくと便利です。

そしてiPadと周辺機器の接続方法はLightning USB以外にもBluetoothや有線など様々な仕様があります。
自分の使い方に応じたデバイスを選びましょう。

ガジェットと漫画を愛する全方位ライター
長谷部 耕平
業界歴8年目のライターにして登録者1万人超えのYouTuber。Apple好きでガジェット集めが趣味。記事を書いたり動画編集で一日中デスクに向かっているのでヘッドセットやモニター等の作業効率化や仕事部屋の快適化につながるガジェットはすぐ購入!愛車のビートルでキャンプやサウナにでかけるのも大好き。チャンネル登録よろしくお願いしますm__m

関連記事はこちら

  • LINEの友達登録をお願いします!

    LINE限定で、毎週の人気記事を配信します!

    友だち追加

    XでMoovooをフォロー!