空撮用のドローンとは?許可や法律を知って練習して空撮しよう
ドローンはラジコンのように飛行させても楽しいですが、カメラ付きのドローンであれば空撮を楽しむこともできます。
空撮用のドローンは低いスペックのものであれば、家電量販店でも手軽に購入できるため、趣味に取り入れる人は多いです。
しかし、ドローンの空撮は自由にできるわけではないので注意してください。ドローンに関する事故や事件が多く、規制が設けられているのです。
ここからは、ドローン空撮の魅力や飛行させるために必要なものを紹介していきます。
ドローンで空撮してみよう!
一般向け用に販売されているドローンの中には、カメラが搭載されている種類も多いです。特殊なリモコンは必要なくスマートフォンと連携して、簡単に操縦できるものも増えています。
Amazonなどの通販サイトでも気軽に購入できることもあり、プレゼントとして贈っても喜ばれます。
ドローンの操縦には技術や知識が必要ですが、練習しルールや注意点を守れば誰でも楽しむことができます。
空撮の魅力とは?
空撮中ーー!!
— あんな🌤️ドローンジョプラス関西 (@anna_dronejo) 2019年2月17日
ドローンめっちゃ楽しいー😆💗#ドローンジョプラス #空撮 #Phantom pic.twitter.com/2As1O341Gs
ドローンの空撮の人気が高いのは、魅力が非常に多いからです。空撮に興味がある方は、どのような魅力があるのか整理しておくのがおすすめ。
ここからはドローン空撮の魅力を簡単に紹介していきます。
非日常の光景を撮影できる
ドローンの空撮を使えば、地上では撮影できない上空からの風景を撮影できます。幻想的な写真を撮影できますが、このような写真を撮る経験をしたことがある人は少数でしょう。
写真や動画からは新しい発見が多く、自分の世界が広がる感覚があります。
また、通常のカメラでは撮影できない場所・アングルからも撮影ができます。そのため、ドローンの空撮は趣味だけでなくビジネスなどでも活躍するシーンが多いです。
例えば、滝などの光景は、通常目線の高さからのアングルからしか撮影できないでしょう。
しかし、ドローンを使えば、上空からの滝を覗くようなアングルで撮影できたり、滝つぼから上に目掛けたアングルでも撮影できます。
このように人が撮影しにいけない場所からでも撮影可能です。
この空撮の技術を使ってビジネスでは、測量や警備、救助活動に利用されています。
迫力がある動画を撮影できる
ドローンは静止画だけでなく、動画の撮影も可能です。スピードを出せるドローンを使えば迫力がある動画を撮影できるでしょう。
一般向けのドローンでもカメラやドローン本体の性能が良いものであれば、スピード感がある動画を撮影できるので人気があります。
このような動画撮影は、趣味だけでなく映画やミュージックビデオの撮影にも使われています。例えば、車と並走しながら撮影ができたり、建物の上空から落下しているような視点でも撮影可能です。
空撮のコンテストも多い
ドローンを使って空撮をする人口も増えているため、より美しい写真を競うコンテストも開催されるようになりました。
ドローンのスペックがある程度良いものであれば、しっかり練習すれば手軽に綺麗な写真を撮影できるため、自信がある方はチャレンジしてみるのも良いでしょう。
ドローンで空撮するときの注意点
空撮用のドローンを購入すればすぐに空撮できるわけではないため、注意して利用してください。
空撮に関するルールを把握していないと、トラブルが発生する可能性もありため、何が必要なのか押さえておきましょう。
ドローンの操縦には練習が必要!
銀杏の巨木撮影
— 小川瓦株式会社(公式) (@ogawakawara) 2019年7月14日
この後、ドローンが風に流され巨木に激突
ドローン、ロストーーーーーーー
ご愁傷さま😆😫😓😵😣😨😥#広島県 #庄原市 #尾道市 #三原市 #世羅町 #ドローン #建築 #寺 #社寺建築 #cool #大木#歴史的建造物 #beautiful #瓦 #屋根 #空撮 #インスタグラム https://t.co/N6ed9QMQkF pic.twitter.com/kaXMwPh1k6
ドローンは陸や水辺を移動するラジコンと違い、操縦が非常に難しく初心者であれば必ず安全な場所で練習してください。
ドローン以外のラジコンの操縦であれば、誤ったとしても操縦をストップすればその場で止まります。
しかし、ドローンは飛行しているため操縦を止めた途端、墜落して故障してしまうでしょう。
他にも突風の影響を受けやすいことや、操作を誤ると目視できない場所へ流される可能性も高いです。必ず操縦に慣れるまで安全な場所で練習するようにしてください。
一般的なドローンの飛行時間は短い
空撮用にドローンを購入するとき注意しておきたいことは、一般向けのドローンの飛行時間は非常に短いということです。
1万円前後のドローンの飛行時間は、だいたい7分前後であり、バッテリーに強みがあるモデルでも10分前後になります。
空撮用の3万円から5万円のモデルで、ようやく10分以上の飛行が可能になり、20分から30分以上飛行させるためには、高級なドローンを購入しなくてはなりません。
工業用のドローンはバッテリーも長持ちして長時間の飛行が可能ですが、数十万円ほどの価格で、法人以外は購入できないことが多いです。
飛行時間が短いことを念頭に、空撮用のドローンを購入するか決めてください。
空撮するためには許可が必要?
ドローンの飛行はどこでも自由に行って良いわけではありません。空撮などの用途に関係なく、国土交通省が禁止しているエリアがあります。
また、国土交通省はドローンの飛行には6つのルールを定めており、禁止空域で飛行させるためには許可を、6つのルールから外れる飛行を行いたい場合は承認を得る必要があります。
【飛行禁止空域】
・空港の周辺
・150m以上の上空
・人家の密集地域
【ドローンの飛行ルール】
・日中での飛行
・目視の範囲内
・距離の確保(人・車・建物などと30m以上距離を取らなければならない)
・催し場所(イベント開錠)での飛行禁止
・危険物(凶器・毒物類・引火性液体・火薬類など)輸送の禁止
・物件投下の禁止
人家の密集地域で操縦することはNGとなるため、非常に開けた場所でなければ飛行は難しいです。先程のように、ドローンは風に流されることもあるため、周囲に人や車、建物がない場所を選ばなければなりません。
このようなルールを守って飛行できる場所は少ないため、許可や承認が必要にならないか事前に確認する必要があるでしょう。
空撮の問題・法律
ドローンで空撮した静止画・動画をインターネット上にアップしたいと考える人は多いでしょう。しかし、場合によっては法律や条例違反に該当する可能性もあります。
例えば、ドローンで動画を空撮している際に、家の中が写り込んでしまった場合、盗撮に該当する可能性があり、迷惑防止条例違反に該当します。
また、撮影した動画に写っている人に許可を取らず、インターネット上にアップすると、肖像権・プライバシーの侵害、個人情報保護法の違反になり、訴訟に発展するケースも考えられます。
このような場合は、悪意がなくても罪に問われることもあるため、注意しなければなりません。
初心者必見!空撮するまでに必要な流れ
今すぐドローンを仕事にするには?と聞かれたので返答をシェアします。
— 川井 浩二⌘ドローンVlogger (@kawai_koji) 2019年2月1日
①全国包括申請をしてどこでも飛ばせるように
②提供できるサービスをたくさん考える
(学校行事の記念空撮や農地の記録、家屋の点検など)
③マッチングサービスに登録して顧客とマッチングしてもらう
こんなんでどうでしょうか? pic.twitter.com/WE7OkQYfb9
これからドローンで空撮をしたい方のためには、どのようにすれば充実した空撮ライフを送れるか紹介していきます。
安いドローンを購入する
ドローンを選ぶときは200g未満のホビードローンの購入がおすすめです。5,000円前後で簡易的なカメラが搭載されているため、飛行と空撮の練習が可能です。
200g未満のドローンを購入する理由は、ドローン飛行に必要な許可や承認が必要な航空法の対象外だからです。
許可や承認がいらない場合でも、安全には十分注意しなければなりませんが、比較的練習しやすいといえるでしょう。
初心者でいきなり高価なドローンを購入しても、すぐに墜落させてしまうことが多いため、まずは安いドローンで練習するのがおすすめです。
まずは、壊れてもダメージが少ない機体で練習し、飛行技術を磨いてください。
高性能なドローンを購入する
ドローンの飛行に慣れてきたら、空撮用の高性能なドローンを購入しましょう。このようなドローンはたいがい200gを超えた機体であることが多いです。
高性能なドローンは、自動で操縦者のもとに戻ってくる機能や、精度が高いジャイロセンサーを搭載しているため、ブレずに写真撮影できます。
価格は3万円前後で性能が良いドローンを購入できるでしょう。このようなドローンを飛行させる際は、必ず10時間以上練習することがおすすめです。
それは、国土交通省の許可や承認を得る際には、200g以上の機体で10時間以上の飛行経験があることが必須だからです。
安全にも配慮して、ドローンの飛行練習場などの施設で練習し、安定した飛行ができるように練習するのがおすすめです。
まとめ
ドローンの飛行は魅力が多くありますが、同時に墜落の危険や許可・承認など各法律を守る必要があります。
特にドローンの操縦は非常に難しいため、練習して技術を磨かなければなりません。そのため、まずは墜落して故障してもダメージが少ないドローンで練習するのがおすすめです。
安定して飛行できるようになれば、素敵な写真をどんどん撮影できるようになります。
守るべきルールや必要な技術をしっかり理解して、ドローン空撮を楽しみましょう。
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