Webカメラおすすめはコレ!人気15商品をレビューして徹底比較
Webカメラ(ウェブカメラ)はリモート会議やゲーム配信、家族や友人とのビデオ通話などに欠かせません。コロナ禍によるリモートワークの広まりで、さらに人気が高まっています。
ただ、ロジクールやエレコムなど様々なメーカーから、多彩なモデルが発売されていて、違いが分かりにくいのも確か。
使い道に合わないモデルを買う失敗がないように、Moovooでは人気のWebカメラ15商品を購入して徹底レビュー。おすすめできる「本当に良い品」を見つけました。
※この記事の商品購入・レビューは2021年春におこないました。各商品の価格などは最新の内容に更新しています。
▼ パソコン周辺機器の役立つ情報を紹介
Webカメラの実力を調べました
Amazonや価格.comで人気の高い15商品を使い、Zoomでビデオ通話しました。Webカメラと人との距離は、パソコンに手が届きやすい70cmに固定。照明の明るさはすべて同一条件にしています。
通話内容を録画し、4人の編集部員がそれぞれ何度も視聴。以下の点に注目してレビューした結果を、100点満点に換算しました。
さて、高評価を得た「良い品」は?
おすすめ8商品、使い道ごとに見つけました
総合得点トップはこちらのWebカメラでした
実際にこのカメラで撮影した画像です
フルHD対応、約120°の広い画角が特徴的なWebカメラです。
音質・価格の安さ・角度調節に対応した使い勝手など、多くの評価項目で最高得点を獲得。画質や色の自然さも平均以上の評価。総合得点で第1位に輝きました。
機能面で注目したのがプライバシーシャッターです。レンズに物理的にふたができ、盗撮やZoomなどの消し忘れで生活をのぞかれるリスクを防ぐことができます。シャッターの開閉が見た目で分かりやすいのも安心感があります。
高い実力が評価され、しかも手頃な価格も魅力、コスパ最強とも言えるWebカメラです。
編集部員・北条のレビュー
映像の色味が自然で、画角もちょうどいい広さです。音質はクリアで聞き取りやすく感じました。値段の手頃さも魅力、一押しのWebカメラです。
画質・色・使いやすさが最高評価
フルHDで動きが滑らかなフレームレート60fpsに対応。画質・色・使いやすさで最高評価を獲得しました。顔の輪郭や表情が鮮明に見え、色も自然。表情が明るく見えるので相手に好印象を与える強い味方に。
さらに顔を自動認識してフォーカスを合わせてくれる「顔トラッキング機能」で、常に鮮明に顔の輪郭や表情を映し出してくれました。
特徴的なのが、一般的な横長な16:9の画角と、スマホで見やすい縦型9:16の画角を手動で簡単に変えられる機能です。一点、パソコンに接続する端子がUSB Type-Cであることに注意が必要です。
縦型(9:16)で撮影
編集部員:信原のレビュー
価格面を除いた性能の高さでは、15商品でNo.1だと感じました。1台持っていると、リモート会議や友人とのビデオ通話などシーンを選ばず活躍してくれそうです。
1人用・複数人の会議、どちらにも適した多用途タイプ
360°全方向集音マイクを搭載し、画角は96°と広角です。複数人での会議用に適した画面の広さですが、1人で映る場合でも広すぎはしませんでした。
画質や色合いは不自然さもなく、編集部では平均以上の評価をつけました。音質もわずかにこもりが気になるという意見もありましたが、音声の聴き取りやすさでも平均以上の高い評価となりました。
三脚やスタンドに固定可能で、しかもカメラの角度調節にも対応しています。使い勝手の良さでも優れたWebカメラです。
編集部員:増田のレビュー
映りは暖かみを感じる色合いで印象良く見えます。音声もはっきりと聞こえました。
画質は満点、60fps対応でストリーミング配信にも最適
高精細なフルHD/30fpsと、動きが滑らかなHD/60fpsに切り替え可能です。画角は78°、手の動きやモノを見せるのにも適した広さでした。
今回フルHDで使用してみて輪郭や表情はとても鮮明に見えました。画質はレビューした全員が最高評価をつけました。自動HD光補正により、肌の色は自然で好印象。左右2つのマイクを内蔵し、音質でも平均以上の高い評価でした。
編集部員:北条のレビュー
画質や音質の良さを実感。画角についても1人向けに使いやすい広さです。価格がやや高めですが、納得できる高い満足度を実感しました。
集音性は抜群、確実に発言を届けるなら
フルHD画質で高精細ですが、やや黒味が強調された独特の色合いが気になるところ。画角は78°で何かモノを見せたり、手の動きを加えて言葉を伝えたりするのにもちょうど良い広さでした。
ビームフォーミングマイクを搭載し、大きな音量でしっかりと集音してくれました。カメラの角度調節に対応し、最適なアングルでビデオ通話が可能です。使い勝手の良さでも評価できる1台です。
価格を抑えて画質と音質にこだわるなら
フルHD画質で顔の輪郭なども鮮明で見やすく、画質はほぼ満点評価。画角は1人向けにちょうど良いサイズ感でした。
カメラ左右に2つのマイクを搭載、音質はレビューした中では平均並の評価でした。角度調節には非対応ですが、ディスプレイに固定した時の安定感は優れていました。
軽量さ・安さで選ぶなら
フルHD対応・約500万画素と高解像度のWebカメラ。画質は平均以上の評価。画角も顔の輪郭がはっきりと見え、1人で映るのにちょうど良いと感じる広さです。音質では、こもりを気にする意見が多くありました。
最大の魅力は価格の安さと本体の軽量さ。ポケットに気軽に入れられるほどの小ささです。ただカメラの角度調節やスタンドへの固定には非対応です。
小型で持ち歩きにも最適
大人数での会議に最適
約500万画素と高い画素数が特徴の会議用広角Webカメラ。画質の良さや色の自然さは高評価でした。
103°の広い画角は大人数の会議でも全体を映し出せるほど。しかもデジタルズームボタンを搭載し、画角を狭めることもできます。
音質はこもりを気にする声が多くありましたが、リモート会議用としての実用性は十分です。
デジタルズームボタンを搭載
編集部員:北条のレビュー
大会議でこそ力を発揮するモデルです。家で一人で使うだけでは機能を生かしきれない点はご注意を。
選び方のポイント
Webカメラは一見どれも似ているように見えますが、レビューを通して大きな違いが見えてきました。編集部が考える買うときの注目ポイントを紹介します。
映像のクリアさを求めるなら解像度をチェック
Webカメラを選ぶうえで、気になるのが映りです。クリアで、しかも自然な色合いで映してくれるカメラは「画質が良い」と感じられます。
Webカメラには、フルHD画質とHD画質の2種類があります。
・フルHD画質(解像度1920×1080以上、約200万画素以上を指す)
・HD画質(解像度1280×960、約120万画素/または1280×720、約92万画素)
フルHDの方が、HDよりも解像度が高く、クリアな映像表現ができるとされています。
実際にフルHD対応のロジクール C920nをZoomで使ってみたのが、上の画像です。髪の毛1本1本まで確認できそうな高精細な映りが確認できます。
一方、こちらはHD対応のバッファロー BSWHD06MWHです。解像度が原因とまでは言い切れませんが、画質の違いが見て取れます。
ただ、リモート会議やビデオ通話などへの実用性は十分。HD対応モデルは安い傾向にあるので、コスパ重視の人におすすめです。
印象をよく見せる補正機能にも注目
リモート会議やリモート面接でより印象良く見えるよう、映りを補正する機能を備えたWebカメラが登場しています。
下の画像は、「自動HD光補正」機能を搭載したロジクール C920nを使ったときの画像です。
照明を絞った暗めの室内でも自然な色合いで、しかもクリアな映像になりました。
明るさを補正してくれる「露出補正」や、肌を美しく見せる「美肌補正」など、各モデルがさまざまな機能をうたっているので、ぜひ注目してみてください。
会議を映すなら広角を
映像に映る範囲(画角)も使い勝手を左右します。特に会議などで複数の人を一緒に映したい場合は、画角が広い「広角カメラ」がぴったりです。
画角が103°ととても広いサンワサプライ CMS-V51BKなら、上写真のようにカメラ近くに座っても、2人がしっかり収まります。
一方で同じ画角に一人だけで映ると、こうした見た目に。
遠くにいるように感じますが、実際はカメラから70cmの近い距離にいます。部屋の中が広く映り込み、人物が小さくなります。ただ、CMS-V51BKは画角調節ができるWebカメラなので、用途に合わせて調整可能です。
逆に画角が狭いモデルは、複数人を映すには不向き。バッファロー BSWHD06MWHでは以下写真のように映りました。
比較としてもう1台、画角78°のASUS WEBCAM C3で映したのが下写真です。
人物もしっかり映りつつ、手の動きやモノを見せられる広さがあり、プレゼンテーションでも表現の幅が広がります。画角ごとに向いている使い道が違うことがよく分かります。
動きの滑らかさを重視するなら60fps
Webカメラのフレームレートは、15fps・30fps・60fpsと数字が大きいほど緻密な映像が撮れ、動く被写体でもカクつかずに映せます。ちなみに地デジ放送は30fps、YouTubeでは30〜60fpsが一般的。
今回レビューしたモデルは、大半が30fpsに対応しています。人物が話している映像は動きが少ないため、カクつきはほぼ感じません。ただ人物が手を振ると、ブレて見づらく感じられました。
60fps対応のWebカメラは、身振り手振りの大きなYouTube配信やオンラインセミナー、画質にこだわったネットライブ配信にも対応できるとうたわれています。レビューした中ではStreamCam C980GRや、C922nが60fpsに対応しています。
内蔵マイクにも個性あり
今回は自室のような静かな環境で、一人でリモート会議をおこなう想定でレビューをしました。
その結果、評価が最も高かったのは、バッファロー BSW505MBKです。若干音のこもりが気になるという意見もありましたが、全体としては高評価を得ました。画質なども含めた総合得点でも第1位となり、今回ベストバイとしてもご紹介しています。
一方で周りの騒音を抑えてくれるノイズリダクション機能や、360°方向からの集音性を高めて大人数での会議でもしっかり声を拾ってくれるWebカメラも登場しています。またWebカメラのマイク性能にはこだわらず、ヘッドセットや外部マイクを使って、音声の品質を高める手もあります。
使い勝手の良さにも注目
Webカメラには画質や音質以外にも、便利な機能を持つモデルがあります。今回のレビューで評価した代表例を紹介します。
オートフォーカス対応|異なる用途でも常に最適なピント
リモート会議でも資料を見るためにモニターに顔を寄せたりと、体を動かす場面が。そうしたときにも自動でピントを合わせてくれます。外に持ち出して使う場合も、自動でピントがばっちり。ただ、価格は高めの傾向があります。より美しい映像を求める人におすすめです。
角度調節に対応|カメラを回して向きが変えられる
ディスプレイの上などに固定した状態でも、気軽に映す方向を変えられます。部屋で余計なものが映らないよう、微調整するにも便利。
スタンド固定対応|自由な位置にカメラを置ける
本体にネジ穴があれば、小型の三脚などに固定が可能。置き場所や高さを自由に変えられます。
プライバシーシャッター搭載|切り忘れても安心
物理的にカメラを覆えるので、リモート会議後に映像を切り忘れても、プライベートをのぞかれる事態を防止。ハッキングによる盗撮への対策にも使えます。
人気15商品すべてのレビュー
記事前半で掲載した、特に高評価な8商品を改めて紹介します。
順位 |
商品 |
おすすめポイント |
購入リンク |
購入リンク |
---|---|---|---|---|
S評価 |
最高得点はこのモデル |
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A+評価 |
画質・色・使いやすさが最高評価 |
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A+評価 |
1人用・複数人の会議、どちらにも適した多用途タイプ |
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A+評価 |
画質は満点、60fps対応でストリーミング配信にも最適 |
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A評価 |
集音性は抜群、確実に発言を届けるなら |
|||
A評価 |
価格を抑えて画質と音質にこだわるなら |
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A評価 |
軽量さ・安さで選ぶなら |
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A評価 |
大人数での会議に最適 |
では、残り7商品をご紹介していきます。
HD対応、フレームレートは最大30fps。映りを見ると、自然な色で表現してくれています。ただ、画角がやや狭いのが気になるところ。音質はレビューした中では平均的でした。
小型で持ち運びの負担にならず、何よりもこの低価格はメリットですが、マニュアルフォーカスでスタンド固定には非対応です。持ち歩かず、オフィスや自宅など、いつも定位置で使用する方向けです。
約500万画素の高画素数を誇るWebカメラ。フレームレートは30fps、カメラの向きを自由に変えることができて、スタンド固定にも対応しています。
音質は柔らかめですが、クリアでしっかりと聴き取れます。画角は1人用としてやや狭い印象ですが、リモート会議への参加やビデオ通話などには十分実用的です。
フルHD画質で90°の広角対応。特徴としては、5cmという近接撮影が可能です。全指向性のマイクによる音声は聞き取りやすく、レビューした中で平均以上の評価でした。
画角は1人向けとしては広く、主に会議用に使用するのに適しています。
スタンド固定には対応していますが、カメラの角度調節には非対応です。
編集部員:北条のレビュー
価格の安いWebカメラでは、画角が狭いモデルが多いですが、会議などに使えるような広角モデルを探している方にはコスパが良くおすすめです。
顔の輪郭などが鮮明で、画質は高評価でした。やや彩度が低い印象で画角も狭いものの、音声はしっかりと聞き取れ、マイク性能はレビューした中で平均点以上でした。
角度調節やスタンド固定に非対応なので、基本的にディスプレイ上部に固定して使用するタイプです。低価格で購入しやすいのが魅力です。
画質や色の評価は、レビューした商品の中で平均並でした。画角は1人向けとしてもやや狭い印象です。顔が見えていれば十分という方なら不便はないでしょう。
ノイズリダクション機能を搭載したマイクの音声は聴き取りやすく、ビデオ通話に最適です。角度調節やスタンド固定には非対応です。
画角は広めでゆとりがあります。マニュアルフォーカスでスタンド固定に対応していないため、ディスプレイに固定して定位置で使用する方向けです。
HD画質でフレームレートは30fps。色の自然さは高評価でしたが、画角は1人向けとしてもやや狭いという声が多くありました。
一般的なWebカメラはディスプレイ上部の中央に固定するのが一般的ですが、こちらは大きく左に寄せないと画面上で人物が中央に配置されない点が気になるところです。
価格は安めで購入しやすさはメリットです。
商品 |
リンク |
画質 |
画素数 |
最大フレームレート |
画角 |
フォーカス |
カメラ向き角度調節 |
スタンド固定対応 |
補正機能 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
フルHD |
約200万画素 |
30fps |
約120° |
固定フォーカス |
上下左右 |
ー |
記載なし |
||
フルHD |
約200万画素 |
60fps |
78° |
AIによる顔追尾オートフォーカス |
左右 |
マウントの取替えで対応 |
自動露出補正、自動ブレ補正 |
||
フルHD |
約200万画素 |
30fps |
96° |
オートフォーカス |
上下左右 |
対応 |
自動光補正 |
||
フルHD/HD |
約200万画素/約120万画素 |
30fps/60fps |
78° |
オートフォーカス |
ー |
対応 |
自動HD光補正 |
||
フルHD |
約200万画素 |
30fps |
78° |
固定フォーカス |
左右 |
対応 |
記載なし |
||
フルHD |
約200万画素 |
30fps |
78° |
オートフォーカス |
ー |
対応 |
自動HD光補正 |
||
フルHD |
約500万画素 |
30fps |
66° |
固定フォーカス |
ー |
ー |
記載なし |
||
フルHD |
約500万画素 |
30fps |
103°(画角調節可能) |
固定フォーカス |
ー |
対応 |
記載なし |
||
HD |
約120万画素 |
30fps |
記載なし |
マニュアルフォーカス |
ー |
ー |
記載なし |
||
フルHD |
約500万画素 |
30fps |
50° |
固定フォーカス |
上下左右 |
対応 |
記載なし |
||
フルHD |
約200万画素 |
記載なし |
90° |
固定フォーカス |
ー |
対応 |
HD光補正 |
||
HD |
記載なし |
30fps |
60° |
固定フォーカス |
ー |
ー |
自動光補正 |
||
HD |
約120万画素 |
30fps |
60° |
固定フォーカス |
ー |
ー |
自動光調整 |
||
フルHD |
約200万画素 |
30fps |
65° |
マニュアルフォーカス |
上下左右 |
ー |
記載なし |
||
HD |
約200万画素 |
30fps |
68° |
固定フォーカス |
上下 |
ー |
記載なし |
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レビューを終えて
今回のレビューでは各モデルでさまざまな性能差や、使い勝手に違いがあることが分かりました。すっかり身近な存在になったWebカメラは、これからも次々と新機種の登場が予想されます。Moovooでは定期的に新モデルもレビューして、目的にあったWebカメラ選びをサポートしていきます。
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