スピーカーのインシュレーター7選を紹介!種類や使い方も解説
音楽鑑賞が好きな人やオーディオ機器に興味がある人は、少しでもよい音で音楽を聴きたいと思うのが当然ですよね。
高級スピーカーにも興味はあるけど、今のスピーカーの音質アップをしたいと考える人も多いはずです。
そんなときにおすすめなのが、価格も手頃で簡単に取り付けができる「インシュレーター」と呼ばれるパーツです。
今回は、インシュレーターの基礎知識とおすすめ商品を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
スピーカーのインシュレーターとは
スピーカーのインシュレーターとは、スピーカーの下に敷くことでスピーカーから出る音のノイズを軽減したり音質をよくすることができるパーツです。
数千円程度のパーツを買って設置するだけでどんなスピーカーでも音質の改善が期待できるため、オーディオ初心者にもおすすめの商品です。
インシュレーターが音質アップに役立つのはスピーカー台などスピーカーを置いている場所の振動をコントロールできるようになるからです。
インシュレーターなしでスピーカーを直接台の上や床に置くと、スピーカーの振動が設置場所に伝わることになります。
そうすると、スピーカーのボディーの振動が設置した場所の影響を受けますので、純粋な音源の振動から変化してしまいます。
スピーカー台や床がわずかに振動することで音質の低下につながってしまいます。
このような影響を最小限にするには、スピーカーが床などに接する面積が小さければ小さいほどよいということになります。
そこで、インシュレーターを間に挟むことで振動が床面に伝わるのを防いでくれるという仕組みです。
スピーカーのインシュレーターの使い方
インシュレーターの使い方はとても簡単で、スピーカーを置くときにスピーカーの下に敷くだけです。
今まではスピーカー台の上に直接置いていたものを、間にインシュレーターを置くことでスピーカー台に振動が伝わるのを防いでくれます。
インシュレーターを設置するためにネジなどで固定する必要はありません。
もちろんスピーカー本体を分解したり、オーディオ機器との配線を変えたりという必要はありませんので、初心者でも簡単に音質アップできるのが魅力です。
市販のインシュレーターは3個1組または4個1組になっています。
スピーカー1台を設置するときに、インシュレーター3個で設置するか、4個で設置するかのいずれかになります。
3個で支える場合は、手前側に2個を配置して奥を1個にする方法と、その逆に奥を2個にして手前側を1個で支える方法があり、それぞれ音の響き方が変わってきます。
色々な方法を試してみて音の違いを比較するのも楽しみのひとつです。
スピーカーのインシュレーターの選び方
スピーカーのインシュレーターは様々な種類の商品が販売されていますので、自分に合ったものを選ぶ必要があります。
選び方の基準としておさえておきたいのは以下のポイントです。
素材で選ぶ
形状で選ぶ
価格で選ぶ
インシュレーターの素材で選ぶ
インシュレーターを選ぶにあたって重要なポイントがインシュレーターの素材です。
主に金属製のもの、木製のもの、ゴム製のものがあります。
当然素材によって音の振動に変化がありますので、スピーカーの音質にも影響を与えます。
本来は余計な振動が起こらないようにするパーツですが、素材によって音質がクリアになったり温かみのある音になったりするということです。
たとえば、硬い金属が素材のインシュレーターは高音がきれいに響くようになる傾向があります。
同じ金属でも真鍮とステンレスでは違った変化を与えてくれます。
木製やゴム製のインシュレーターは素材が柔らかいため、スピーカーの音も柔らかくなり、低音が響きやすくなります。
こういった効果を考えながら好みで選ぶのがよいでしょう。
インシュレーターの形状で選ぶ
インシュレーターは素材以外にも形状によって性能が変わります。
主にスパイク、キューブ、円形の3種類があります。
スパイクタイプは先端が尖っているのが特徴で、スパイク受けとセットで使います。
スピーカーを支える面積が極端に狭くなりますので、余計な振動をおさえてくれます。
キューブタイプや円形タイプはスピーカーと接する面積が比較的大きいため、余分な振動を吸収しつつ音質に与える影響も大きくなります。
形状がシンプルなため安く手に入る商品も多いです。
価格やコストパフォーマンスで選ぶ
インシュレーターの価格は安いものでは1,000円程度から、高いものでは1万円ほどする商品もあります。
基本的に価格が高いほど品質もよいということになりますが、インシュレーターが初めての人は安いものから使ってみて様子を見るのがよいでしょう。
もしくは、スピーカーを買い替えても今まで使っていたインシュレーターはそのまま使えますので、思い切って高い商品を購入して、ずっと使い続けるのもひとつの方法です。
インシュレーターの価格を比較するときの注意点として、購入前に何個入りなのか必ず確認するようにしましょう。
スピーカー1台分としてインシュレーターは3個または4個が必要です。
左右のスピーカーに使うためには、合計6個または8個必要となります。
6個入りまたは8個入りのものを購入すれば、その1セットだけで左右のスピーカーに使えます。
品質と価格の両方をチェックしてコストパフォーマンスの高いインシュレーターを探しましょう。
スピーカーのインシュレーターのおすすめ
インシュレーターは小さなパーツのため、ネットでも色々な種類が販売されています。
その中でも特におすすめの商品を厳選して8つご紹介します。
オーディオテクニカ ハイブリッドインシユレーター AT6098
オーディオテクニカ(audio-technica)は、ヘッドホンやイヤホンでも有名な日本のメーカーです。
オーディオテクニカ製品はインシュレーターでも定番商品となっていますので、どのメーカーのものにしようか迷ったらまずは検討してみるのがおすすめです。
オーディオテクニカ ハイブリッドインシュレーター AT6089CK
こちらはオーディオテクニカの中でも価格が安い入門用の商品です。
スピーカー本体がそこまで高価でないときはインシュレーターも安いものを使いたいところです。
こちらの商品は8個1組で2,000程度となりますが、オーディオテクニカ製品なので品質面でも安心です。
山本音響工芸 キューブ型インシュレーター アサダ桜材(4個1組) QB-2
木製のキューブ型インシュレーターです。
北海道のアサダ桜を素材として作られており、木製特有の柔らかい音質になります。
木目調のスピーカーでも外観を損なわないのもよいところです。
RSK TOOLS スパイクベースインシュレーター
こちらは木目調のスパイクインシュレーターとスパイク受けのセットです。
見た目に高級感ありますので、木製スピーカーと一緒に使うのにおすすめです。
GeeSo ステンレス鋼製インシュレーター SUS304
ステンレス製のスパイクインシュレーターとスパイク受けがそれぞれ8個ずつ入ったセットです。
ステンレスならではの頑丈さがあり、耐荷重は1個当たり200kgとなりますので重量のある大型スピーカーにも適しています。
山本音響工芸 アフリカ黒檀 PB-9
こちらは素材としてアフリカ黒檀材が使われたスパイクインシュレーターです。
アフリカ黒檀とは、木材の中では最も硬く頑丈とされている素材です。
振動をおさえる能力が高いスパイクタイプで、木材の音が好きというときにおすすめの商品です。
JVCケンウッド スピーカースタンド LS-EXA3
こちらはスピーカースタンドにインシュレーターがセットになったものです。
インシュレーターだけでなくスピーカー台の質も見直したい人におすすめです。
この商品があればスピーカーの置き場所に困ることはないでしょう。
一流メーカーの商品なので安心して長く使える商品です。
まとめ
インシュレーターは手持ちのスピーカーの下に敷くだけで手軽に音質アップが期待できるパーツです。
安いものを探せば1,000円程度でも手に入る商品で音がよくなるというのは魅力的と言えるのではないでしょうか。
スピーカーの配線をいじったりする必要もなく、初心者でも試しやすいのもよいところです。
インシュレーターを使ったことがない人は気軽に試してみるのがおすすめです。
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