〈プロ解説〉一人暮らし向け炊飯器、おすすめ15選 置き場に困らないサイズも

象印の人気シリーズである「極め炊き」のIH炊飯ジャーは、芯までふっくらと炊き上げるために多くの工夫がなされています。

強火で炊き続け、うまみを引き出す「豪熱沸とうIH」が採用されているほか、上ふた・側面・釜底にヒーターがついていて、釜全体を包み込んで加熱するのが特徴です。お米が対流しやすい丸底の厚釜なので、釜全体に熱を伝えられ、ムラなく炊き上がります。

また、発酵から焼き上げまでできる「パン（発酵・焼き）」メニューがあるのもうれしいところ。「パンが好き」「自分でパンを焼いてみたい」「焼き立てパンが食べたい」という人にもおすすめです。

タイガーのマイコンジャー炊飯器〈炊きたて〉は、コンパクトで手頃な価格ながらも、充実した機能が魅力です。厚みのある内釜は蓄熱性に優れ、お米をムラなく炊き上げます。

また、一人暮らしにうれしいのが、「極うま」「冷凍ご飯」「エコ炊き」など、白米の炊き分け機能です。時間はかかってもおいしいごはんが食べたいなら「極うま」、たくさん炊いて冷凍しておきたいなら「冷凍ご飯」、少しでも電気代を節約したいなら「エコ炊き」と、ニーズにあわせて炊き分けができます。

さらに、この炊飯器には調理機能もついています。本格的なローストビーフや、時間のかかる豚の角煮なども炊飯器におまかせ。ごはんを炊くだけでなく、マルチクッカーとしても活用できます。

機能性がありながらも、手頃な価格の商品が揃うことで人気の山善。マイコン式より高性能なIH式の炊飯器ですが、リーズナブルな価格で、機能も充実しています。

メニューが9種類あり、白米のやわらかさを選べるほか、調理機能もついているのが魅力です。温度は50〜95℃、時間は30分〜12時間のあいだで設定できるので、温泉卵やサラダチキンといった低温調理も作れます。

また、天面がフラットで、すっきりとしたデザインです。狭いキッチンにも置きやすく、インテリアの邪魔になりません。

パナソニックの小容量タイプの最高級モデルです。3合炊きには高性能な炊飯器が少なめですが、この炊飯器は1合や2合といった少量で炊いても甘みや旨みを引き出すことに力を注いだ商品です。

パナソニックの炊飯器といえば、「おどり炊き」が有名です。火力と圧力2つの炊き技で、お米を激しくおどらせ、一粒一粒にしっかりと熱を伝えることで、ムラなくふっくらと炊き上げます。

さらに、6銘柄のお米の特性にあわせて炊き分けができるため、それぞれのお米のおいしさを最大限に引き出してくれます。価格は高めですが、「とにかくおいしいごはんが食べたい」というこだわりのある人におすすめの炊飯器です。

「ごく少量のお米が炊ければいい」「冷凍ごはんより炊き立てがいい」「あまり自炊の頻度は高くない」といった人におすすめなのが、「アルコレ」ブランドのミニライスクッカー。お茶碗約1杯分の0.5合から2合まで炊くことができ、炊飯時間は最短約18分。少量・短時間で、手軽に使える炊飯器です。

約幅16.5×奥行17×高さ21cmとコンパクトサイズながら、必要最低限の機能はついていて、お粥モードやタイマー予約機能なども搭載しています。

また、付属のレシピブックを見れば、ビーフシチューや煮物、ケーキやプリンなども、材料を入れてボタンを押すだけで簡単に作れるので、料理のレパートリーを増やせます。

お弁当箱サイズの炊飯器です。小さいながらも最大1合までに対応し、最短14分でごはんが炊ける優れもの。お弁当箱型なので、炊き上がったらそのまま食べられて洗い物を減らせるうえに、収納スペースも取りません。

短時間で炊き上がるので、夜遅く帰ってきたときも、着替えなどをしているうちに炊きたてごはんを用意できます。電源があればどこでも使えるため、オフィスでのランチにも活躍します。

一般的な炊飯器はいろいろなパーツがあったり、汚れが溜まりやすい箇所があったりしますが、これは本体を丸洗いできるので、お手入れも簡単。食器を洗う手間と負担が変わらないのも、うれしいところです。

一人暮らし向けの炊飯器の容量には、主に「1〜1.5合炊き」「3合炊き」「5〜5.5合炊き」があります。これは一度に炊ける最大の容量を表していて、これより少ない量で炊くことはもちろん可能です。

少ないお米でもおいしく炊ける「少量炊き」の機能がついた商品だと、一人暮らしでも使いやすいでしょう。

炊飯器の加熱方式には、「マイコン式」「IH式」「圧力IH式」の3種類があります。

炊飯器には、単にごはんを炊くことに加えて、さまざまな機能が追加されているものがあります。特に一人暮らしの方に注目してほしいのは、「炊き分け機能」「早炊き機能」「調理機能」です。

なお、炊飯器調理のレシピが人気ですが、調理機能のついていない製品で作るのは、故障したりケガをしたりする恐れがあり危険です。炊飯器で料理をすることを考えている場合は、必ず調理機能のついたものを選びましょう。

数ある一人暮らし向け炊飯器の中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの製品を紹介します。ぜひ参考にしてください。