エアコンつけっぱなしは電気代節約になるのか?おすすめの電気代節約術も!
エアコンは、暑い夏・寒い冬を快適に過ごすために、欠かせない家電です。ところで、「エアコンは24時間つけっぱなしにした方が電気料金がお得」という噂を耳にしたことはありませんか?とても気になるこの情報、本当に安くなるのか調べてみました。
更に、気になるエアコンの電気料金の計算方法や、電気代の節約術も紹介していきます。電気代を安く、かつ快適に過ごしたい方必見です!
目次
エアコンの電気代っていくらぐらい?電気代計算方法は?
エアコンをつけて、電気量が増えるほど電気代が上がるということはご存知ですよね。真夏や真冬はどうしてもエアコンは必要になるもの。定期的にかかる費用だからこそ、節約をしたいという方も多いのではないでしょうか。まずは、毎月のエアコンの電気代がどのぐらいかかっているか知ることが大切です。
ここからは、クーラーの電気代計算方法を簡単に説明します。実際に計算して、確かめてみくださいね。
1年間の電気代の目安は?
クーラーの電気代を正確に求めるには「期間消費電力量」をチェックします。期間消費電力量とは、1年を通してそのエアコンの冷暖房機能を使った時にかかる電力量の目安です。
電気代の計算方法は下記の通り。
1年間の電気代の目安=期間消費電力量×1klWhあたりの電力量料金
例えば、ダイキンのエアコン「うるさら7」の8畳用では、1年間あたりの期間消費電力量は717kWh。年間の電気代の目安は19,359円になります。
1時間あたりの電気代の目安は?
エアコンは運転中に消費電力が大きく変化するので、記載されている消費電力から電気代を計算するのはとても難しくなっているのです。
1時間あたりの電気代 = 消費電力 (kW) × 電力料金単価 ( 円 ※1 ) ×1( 時間 )
※1: 一般的に電力料金単価は27円 / kWh ( 税込 ) で算出します。( 主要電力会社 10社 平均単価 )
例えば、ダイキンのエアコンの「うるさら7」の8畳用では、1時間あたりの冷房時の消費電力は105W~920W。1時間あたりの電気代の目安は2.83円〜24.84円になります。
エアコンの電気代、計算してみると意外と安い!
今回計算してみた製品は、新しい機種なので節電性能にも優れていて、算出された電気代は安めです。また、日ごろの掃除の状況によっても消費電量が変わってくることがあります。
とはいえ、このように具体的に計算してみると、想像よりも、エアコンの電気代が高くなく、安心したという方も多いのではないでしょうか。もちろんできる限り節約はしたいところなのですが、電気料金を気にしすぎて、無理に寒さや暑さを我慢する必要はないのかもしれませんね。
エアコンは24時間つけっぱなし?こまめに消す?どっちか得か比較しました!
エアコンは24時間つけたままの方が得だという噂を耳にしたことはありませんか?冷房も暖房もつけたままで良いのならうれしい限りですが、本当に電気代節約・省エネになるのでしょうか?しっかり調べて比較してみたので、ぜひ参考にしてください。
ダイキンの「夏のエアコンつけっぱなし検証!」と「冬のエアコンつけっぱなし検証!」
ここでは、工業・業務用の空調機器メーカー大手「ダイキン」の公式サイトより、わかりやすい実験記事を紹介します。
これらの記事によると、必ずしもつけたままの方が電気代が安くなるというわけではなく、気温や時間帯によってこまめに切った方が、節電になる場合もあることがわかります。生活スタイルや状況にあわせて使い分けるのがベストだということですね。
短い外出ならつけっぱなしが安い!1時間以上の長時間の外出は消しましょう!
エアコンは動き始めから、設定温度に到達するまでが、最も多い電力量が必要になります。短時間の外出なら、エアコンの電源は落とさない方が効率的です。出勤などで長時間外出する場合はエアコンの電源を切りましょう。後は、消費電力を少なくする工夫をすることも大切ですね!
冷房も暖房も使い方次第で電気代は安くなる!
もちろん、冷房暖房をつけたままにするか、こまめに電源OFFにするかという違いでも電気料金は変わってきます。その他にも、エアコンの運転モードや風量調整・こまめな掃除など、ちょっとした使い方の差で電気代は変わってくるのです。
ここからは、覚えておくと簡単に電気代節約が叶う、エアコンの使い方をまとめました。ぜひ試してみてくださいね!
自動運転モードがおすすめ
最近のエアコンはとても性能が良いので、「自動運転」にしておくと、室内の温度に対応して最適な運転モードに切り替えてくれます。弱運転の方が電気代が安そうに感じるので、はじめから弱運転にしてしまう方も多いのではないでしょうか。
はじめから弱運転にしてしまうと、適正温度になるまでに時間がかかって、逆に電気代が高くなるので注意です!
また最新の人感センサー付きエアコンなら、より効率的に運転モードを切り替えることができるので、さらに節電が可能になります。
夏場の暑い時には設定温度より風量をあげる
エアコンが稼働しているけれど暑いように感じたら、温度設定を下げるよりも、風量を調整してみるといいでしょう。風があると体感温度が下がるので、夏場の暑い時期には意識すると、より快適に過ごせます。
フィルターをこまめに掃除する
フィルターの掃除はこまめにすることが大切です。フィルター掃除を定期的に行うだけでも、エアコンの消費電力量は冷房時で4%ほど削減できるといわれています。エアコンを使う頻度によりますが、フィルター掃除は2週間に1回ぐらいが目安です。
普段の掃除なら掃除機でフィルターの埃を吸い取るだけでもいいので、お部屋掃除のついでにやると良いでしょう。最新のエアコンには、自動でフィルター掃除する機能がついている製品もあるので便利ですね。
もう一工夫で更に電気代節約しよう!
もう一工夫で更に電気料金を節約できます。どれも簡単にできることばかりなので、意識してみましょう。
扇風機やサーキュレーターを活用
扇風機やサーキュレーターを併用すれば、部屋の空気を循環させ、暖かさや涼しさを感じやすくなります。設定温度の上げすぎ・下げすぎを防止し、電気代の節約につながるでしょう。
暖房時は、サーキュレーターをエアコンの真下に置いて風向を天井に向けるか、エアコンの送風口に風向を向けると効果的です。部屋の上部に溜まっている暖気を下し、循環させます。
冷房時には、サーキュレーターをエアコンの真下の位置に、エアコンを背にして床と水平になるように置くか、エアコンの送風口に風向を向けるとよいでしょう。部屋の下部に溜まった冷気を循環させます。
古いエアコンはなるべく使わない
10年前ぐらいの型であれば、そこまで大幅に電気代は変わらないと言われます。20年以上前のエアコンともなると、1年間の電気代は1万円以上高くなってくることもあるのです。
汚れがひどいほどエアコンが効きにくくなるので、更に消費電力量が増えている場合もあります。古いものを使っている場合は、より丁寧な掃除を心がけることが大切です。シーズンオフなどのタイミングで、省エネ機能に優れた最新機種へ買い換えを検討してみてはいかがでしょうか。
室外機の周りにはものを置かない
室外機の周りはものを極力置かないようにして、風通しを良くすることが大切です。室外機からうまく空気が排出されなくなってしまうと、室外機自体の温度が高くなってしまいます。さらに運転効率が悪くなり、消費電力が増えてしまうのです。室外機の周りはこまめに掃除や整理整頓をして、空気がこもることがないように心がけましょう。
冬は断熱!夏は遮光!
アナログな方法ですが、季節に合わせた対策も効果があります。
■夏
・夕方涼しくなってから室外機の周りに打ち水をする
・直射日光が当たらないようにすだれ・よしずで日陰を作り、温度が上がるのを防ぐ
・遮熱・遮光効果のあるカーテンを使ってみるのも良いでしょう。
■冬
・窓に断熱シートを貼り、暖かい空気を部屋の外へ逃さない。外の冷えた空気をシャットアウト
すだれやよしず・断熱シートは、ホームセンターなどで手軽に安価で購入できるので、ぜひ試して節約につなげましょう!
電力会社のプラン見直しがおすすめ!
電力自由化により、消費者が自由に電力会社を選べるようになりました。これにともない、各社特色あるプランやサービスを展開しています。現状できる限りの節電をしているけれど、まだ電気代が気になるようであれば、電力会社やプランの見直しを考えてみてもいいかもしれません。
電力会社のサイトでは、現在の電気使用状況や使用量を入力するだけで、簡単に電気料金のシミュレーションが可能なものもあります。各家庭の生活スタイルにあった電気料金プランを探すことが可能です。今より安いサービスが探せる可能性もあるので、情報収集してみる価値はあるでしょう。
エアコンの運転は、状況に応じて使い分けるのがおすすめ!
「エアコンを24時間つけたままにしたほうが電気料金がお得」という噂について調べてみると、短時間の外出はつけたまま、長時間外出する時はスイッチOFFというように、状況にあわせて使い分けることが電気代を節約するコツだということがわかりました。
他に紹介した電気代の節約術も、どれも簡単にできるものばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。環境に配慮した節電・エコにもつながります。
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