野球にIoT革命!瞬時に球速や回転数がわかる「テクニカルピッチ(Technical Pitch)」
今年のプロ野球オールスターゲームでは回転数も紹介されて話題になりました。
これは球場に設置された「トラックマン」という機器を使って計測しています。
今回紹介する『テクニカルピッチ』はそんな大がかりな設備なしで、
自分が投げた球の速度、回転軸、回転数、球種や変化量などが計測できる、
画期的なボールです。
▲『テクニカルピッチ』をサクッと紹介する1分動画はこちら
用意するのはスマホだけ
テクニカルピッチは、投げるだけで投球データが測定できるボールです。
設定方法はかんたん。
アプリをスマホに登録して、投手の情報や投球距離を入力するだけ。
あとはただ投げるだけで、中心部に内蔵されている9軸センサーが測定してくれます。
硬式球を作っているメーカーが生産を行っているため、
見た目や重さ、感触などは通常のボールとほぼ同じとなっています。
投げやすくていいですね!
ただし、これはあくまでセンサー。
強すぎる衝撃には耐えられません。
いくら似ているからといって、打っちゃダメですよ!
リチウム電池埋め込み式で1万球までOK
バッテリーは、埋め込み型のリチウム電池を採用。
普段はスリープ状態になっていますが、1m程度上に投げることで起動。
スマートフォンとペアリングできるようになります。
通信にはBluetooth 4.1を使用しています。
通信距離は見通しの良い場所で約20mまで。
1万回もの投球に耐えられます!
計測できるのは、球速、回転数、回転軸、球種、変化量、腕の振りの強さなど。
各データが登録したスマホに瞬時に表示されます。
これが投球データを解析した時の画面です。
チェンジアップを投げました。
球速やフォーム、落ち方などが、
詳しくでてきます。
開発理由はピッチングのIoT化
テクニカルピッチは、プロ野球の秋季キャンプで複数の球団にテスト導入されました。
今まで勘や感覚でしか認識できなかった「球のキレ」を数値化することで、
より意識の高い練習につながっていくと期待されています。
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【仕様】*本体本体質量 :141.7~148.8g本体外形寸法:22.9cm - 23.5cm3次元モーションセンサー:角速度センサー(3軸)、加速度センサー(3軸)、地磁気センサー(3軸)実使用投球回数(常温):1万球(参考値であり保証するものではありません通信方法 :Bluetooth 4.1対応通信距離:見通しの良い場所で約20m使用温度範囲:5℃~35℃*アプリ対象OS/Android 5.0以降、iOS 9.0以降対象端末/Bluetooth low energyをサポートしているiPhoneおよびAndroidスマートフォン
【取得可能データ】回転数:投球期間のボールの回転数を計測回転軸:ボールが水平面に対し、どの角度で回転しているかを計測球速 :投球期間の球速を計測球種 :ストレート、変化球などの球種を判別変化量:ボールの上下左右(独自の値)の変化量を計測腕の振りの強さ、時間: ボールをリリースする際の「強さ」と「構えてからリリースするまでの時間」を測定
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