自由にフィールドを駆け回り自分のペースで好きに冒険できる
これまでのゼルダシリーズは、ストーリーに沿ってダンジョンを順番に攻略していく方式でした。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は、広大なフィールドを縦横無尽にかけめぐれるオープンワールド方式が採用されました。
プレイヤーは主人公のリンクを操り、山、海、ダンジョンとあらゆる場所に冒険に出かけます。どこに行くかも、どんな攻略をするかも自由自在。試練の祠と呼ばれるダンジョンをひたすら攻略したり、高いところに登ってパラセール(パラグライダーのような乗り物)で滑空を楽しんだり、釣った魚や木の実で料理を楽しんだり、図鑑を埋めていったり、さまざまな楽しみ方があります。
戦闘も自由度が高いです。高い場所から岩を落としたり、寝込みを襲ったり、木の棒に火を付けて敵を攻撃したりと、色々な戦い方で遊べます。
自由度が高いからといって「何をしていいかわからない」といったこともありません。ストーリーもしっかりしており、メインクエストもしっかりあり行き詰まることはないので安心してプレイできます。
自然も野生の動物もモンスターも生き生きしている
『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の特徴のひとつは、自然や野生の動物もモンスターも生き生きしていること。草や木々は風で揺れ、注意深くあたりを見渡せば虫が動いている様子が見え、動物やモンスターが生活している様子も垣間見えます。その細かく緻密な世界を見渡しているだけで、何かしら発見があるのもゲームの魅力です。
恒例の謎解きも健在
シリーズ恒例の「謎解き」も健在。フィールドに散らばっている試練の祠では、頭をひねって突破していく謎解きもたくさんあります。突破方法がひとつではないのも、今作ならではの魅力です。また、謎解きが苦手な場合は、(ある程度の)試練の祠を無視して進んでもクリアできるのも自由度の高さといえるでしょう。
コメント
Nintendo Switchを買ったら、まず遊んで欲しいソフトのトップ3に入るほどの名作です。
筆者は、ゼルダシリーズはゲームボーイでも64でも遊んできましたが、今作が1番ハマって1番冒険をしたゼルダとなりました。自由度の高さが注目を集める本作ですが、その自由度により、まるで自分自身が本当に冒険をしているような気分にさせてくれます。
例えば、「目の前に見えている崖の上にはなにがあるんだろう?」「この草原の先には何があるんだろう?」とふと思ってそこまで行ってみると、必ず何かしらの発見があります。発見があるからこそ、冒険をしている気分になりプレイ中はびっくりするぐらいワクワクしている時間が長いです。ただの移動すら楽しいので、ついつい冒険をしにゲームに戻ってしまいます。
とにかく冒険が楽しいので、個人的には「世界を救う」といった大きな使命を背負っていることは一旦忘れて、自由に色んな場所に行って欲しいと思います。
また、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は物語も完成されています。通常、これほど自由度の高いゲームは物語がおざなりになりがちですが、続きが気になり、かつ、世界観に引きずり込んでときには泣かせてくる物語も体験欲しいところです。
最後に、もし遊んでみようと思った方は、ぜひスクリーンショットやゲーム中のカメラ機能も活用してみてください。リアルな世界で旅行に行ったときに写真や動画を撮るように、生き生きとしたハイラルの世界で冒険した思い出を写真に残しておくと、振り返りも楽しくなるのでおすすめです。