読み込み時間の高速化
せっかくゲームの世界に入り込んでいても、ロード画面に変わると現実に引き戻されてしまいますよね。そんな煩わしさを減らしたのが今回搭載された独自設計のSSDです。
PS4の内蔵HDDの最大データ転送速度が、300MB/sだったのに対して、PS5の内蔵SSDの読み込み速度は、5.5GB/s! 約19倍高速化された読み込み時間で、待ち時間が大幅に減少。イベントシーンから戦闘シーンへの切り替えなど全てシームレスにプレイできます。UZUMAXさんも、「PS5でプレイしたスパイダーマンでは、ゲームの最初から終わりまで読み込み時間はほぼなく、ロード画面への移り変わりもなかったため、快適にプレイすることができた」とYoutube上で語っています。
また、PS5上で互換性のあるPS4タイトルもプレイできるので、ロード時間が短縮されたお気に入りのゲームでより世界観に入り込んで楽しめます。
パワーアップしたグラフィックでよりリアルなゲーム体験を
PS5では、最大8K(4,320p)画質のグラフィックに対応。また、レイトレーシングにも対応しました。レイトレーシングとは、簡単に説明すると、光線を追跡・計算し、肉眼で見る世界のような光の屈折であったり、水の反射だったりをシミュレートする技術のことです。この技術により、鏡の反射などといった細部のグラフィックまでよりリアルなものへとパワーアップしています。
また、タイトルによっては、120fpsの高フレームレート対応でさらに滑らかなゲームプレイを楽しむことができます。
新しいコントローラーでより深い没入感
アクションの効果や攻撃がダイナミックな触感として手元に伝わるハプティックフィードバックにより、以前にも増して臨場感のあるプレーを楽しむことができます。
また、アダプティブトリガーと呼ばれる新機能も追加。ゲーム内のアイテムや状況に応じて、強さや張力を体感。弓の弦を引き絞ったり、ハイスピードで走る車にブレーキをかけたりと、画面上で展開されるアクションを実感できます。
立体音響機能を搭載
PS5には音響を担当する「Tempest 3D Audioチップ」という新技術のチップが搭載されています。この新技術によりPS4では実現されなかった"立体音響"にも対応し、以前にも増した没入感が体感できます。
"立体音響"機能により、音が様々な方向からから立体的に聞こえるようになります。撃ち合いをするゲームなどでは、相手の場所を音の出た方向で把握することができ、有利にゲームを進めることも。よりリアルな対戦を楽しむことができます。
通常版とデジタルエディションの二種類
PS5には、通常版とデジタルエディションの二種類が存在します。デジタルエディションは光学ドライブが搭載されていないため、ダウンロードゲーム専用となりますが、通常版に比べ求めやすい価格で、コンパクトなサイズ感になっています。
光学ドライブが搭載されている通常版では、Blu-rayディスクの再生なども可能です。また、後方互換性により、対応しているPS4のゲームをプレイできます。所有しているPS4のディスクでも遊びたいという方には通常版がおすすめです。
購入を少し待つのも手
上述してきたようにPS5は最先端のゲーム体験ができるすごいハードであると言えます。
しかし、発売から間もないため、PS5独自ソフトの種類が少なく魅力的なタイトルが出揃っていないといった現状もあります。「一刻も早く新感覚のゲーム体験をしてみたい」と言った場合でなければ、少し待ち、魅力的なタイトルが出た際の購入も手だと考えられます。