広島電鉄の広島駅乗り入れを機に、注目が高まっている広島。近年オープンした新スポットも賑わっており、それらと合わせて現在の街の様子を実感できるエリアを軸にした、散策ルートをたどってみた。
2025.09.13
瀬戸内海に面し、瀬戸大橋の岡山県側のたもとに位置する児島(こじま)。江戸期はその立地を生かして、塩田(えんでん)開発による塩の製造で栄え、近代以降は紡績工場が集積して、繊維産業が隆盛を極めた。現在は国産ジーンズのメーカーが集まる、ジーンズの町としても知られている。
2025.08.07
大阪ミナミの繁華街として、多くの人が行き交う難波。江戸期から商業地と演劇・演芸の街として栄え、当時の賑わいは今もそのまま継承されている。原色や巨大オブジェの派手な看板、繁盛する老舗が並ぶ商店街などに目を奪われがちだが、歴史ある繁華街の一角には、大衆芸能にまつわる史跡や由来の地も点在している。
2025.07.08
引田は香川県の東端に位置する、播磨灘に面した港町。城山がある半島に風が遮られる地形のおかげで、波穏やかな風待ちの良港を有し、中世以降には瀬戸内海を経て大阪などを結ぶ、商船の要港として栄えた歴史がある。
2025.06.04
ドラマ『べらぼう』で、蔦屋重三郎や瀬川が活躍した舞台として、注目されている吉原遊郭。江戸幕府の開府後、市中に多数できた遊女屋を、街の風紀改善と治安維持のために1617年(元和3年)年に、日本橋人形町へ集めたのが起源。明暦の大火で焼失後、1656年(明暦2年)に現在の地に移って来た経緯がある。
2025.04.24
島根県安来市にある足立美術館は、地元出身の実業家・足立全康によって設立された美術館。日本画の巨匠・横山大観をはじめ、近代日本画の名作を多数収蔵しているが、この美術館が人々を魅了するのは、5万坪に及ぶ広大な日本庭園の存在だ。
2025.03.15
「富岡製糸場と絹産業遺産群」は、近代の絹産業において絹を世界中に広め、生活や文化を豊かにした点が評価され、2014年(平成26年)に登録された世界遺産。富岡製糸場はその中心的な構成遺産で、生糸の大量生産を実現した主な設備が、ほぼ創業当時の姿で現存している。
2025.02.12
オホーツク海沿岸のほぼ中央に位置する、紋別(もんべつ)。冬に到来する流氷を観覧する、砕氷観光船が運航することで知られるが、交易の拠点として開けた港町としても、古い歴史を持つ。市街をめぐれば街の隆盛の名残が、各所にとどめられている。
2025.01.10
神奈川県の川崎は、多摩川沿いや臨海地区に工場地帯を有する、古くからの労働者の街。現在も多くの工場が稼働しているほか、再開発された工場の跡地には、往時の名残も見られる。彼らの憩いの場となった娯楽施設も合わせて、昔と今の川崎の風景を訪ね歩いてみよう。
2024.12.03
阿蘇のカルデラ山麓に数多く湧き出ることで知られる、南阿蘇地方の湧水群。阿蘇五岳(あそごがく)や外輪山に降った雨水が、25~30年をかけて地下を流れ、山麓へと湧出する伏流水で、その数は1500ヶ所以上ともいわれている。
2024.10.30