ディーゼルトラックにも電動アシスト？ ドッキング式電動ユニット「Revoy」

「Revoy」は、ディーゼル主体の長距離トラック輸送を、電動化するソリューション。既存車両に手を加えることなく導入でき、排出ガス削減・燃費改善・運転支援を同時に実現できるという。

ユーザー（運送会社や個人事業主）はREVOYユニットを所有せず、走行距離に応じた従量制リース形式で使用できるシステム。

温室効果ガス削減に貢献

REVOY は、トラックの後部に装着する、ドッキング式の電動アシストユニット。正確には、トラクター（牽引ヘッド）に連結され、走行を支援する構造となっている。

標準的な第五輪（キングピン）を使って、既存のトレーラーとそのまま連結できる設計。現状の設備が使用可能で、初期投資も抑えられるとしている。

ユニットには、525 kWhのLFPバッテリー(リン酸鉄リチウムイオン）と電動アクスル(駆動ユニット)を搭載し、最大走行可能距離は約400km。ディーゼルとの併用で、排出ガスを約70〜85％削減し、燃費も従来の数倍に向上するという。

テキサス州とアーカンソー州に設置されたスワップステーションでは、使用済みユニットと充電済みのユニットの交換が可能。交換は5分程度で完了し、すぐに出発できる。

走行中には、横風補正、ジャックナイフ現象の緩和、センサーによる死角検知、自動後退支援などの運転サポート機能も反映される。これらの機能は専用アプリにリアルタイムでフィードバックされ、その場ですぐに確認できる。

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