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米ロードアイランド州を本拠地とするREGENT Craftは、グラウンド・エフェクト(地面効果)によって水上数mに浮上して高速飛行する電動水上グライダー「Viceroy」を開発している。
ゼロエミッションで海上を高速飛行
Viceroyは12人乗り、全長16.75m、全幅19.8mの水上グライダーだ。通常の水上航行、水中翼を使った波間飛行、そして地面効果によって水上に浮かび上がる水上飛行の3つのモードで海面を高速移動できるようになっている。
水上飛行時の最高時速は約290km。東海道新幹線の最高時速が285kmと考えると、それがいかに高速かがわかるだろう。
2024年9月には、モーター、バッテリー、機体制御ソフトウェアなど、さまざまな搭載システムのテストを数か月かけて行ったフルスケールのプロトタイプ機を海上に持ち込み、Viceroy初の飛行試験を実施。無人ながら見事に水上飛行に成功した。
また2024年4月には、実物大のプロトタイプによる初の有人水上テストを完了。人を乗せた新しい海上船舶の技術検証が成功したと発表した。
沿岸や離島との高速旅客輸送、貨物輸送や災害対応も想定
Viceroyは将来的に、沿岸都市間や離島との間の、低コストで便利な高速旅客輸送として利用することが想定されている。また貨物輸送や災害など緊急時の支援対応などにも活用を見込んでおり、そのための機内レイアウト設計も行っている。
なお、現在はロードアイランド州Viceroy用の大規模な製造施設を建設中で、こちらは2026年に完成予定。そう遠くない未来に電動ボート、水中翼船、飛行機のハイブリッド機が、目にもとまらぬ速さで海上を飛んでいく姿がみられそうだ。
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もうすぐ離島との間を「飛ぶような」スピードで行き来できるようになるかも?
REGENT Craft