タイガー魔法瓶「魔法のかまどごはん」をレビュー 新聞紙で実際にごはんを炊いてみた
タイガー魔法瓶の「魔法のかまどごはん(KMD-A100)」は、電気を使わず、新聞紙(または牛乳パック)を燃やして炊飯や煮込み調理ができる商品です。
キャンプなどのアウトドアレジャーのほか、災害時に電気やガスが使えない環境でも炊きたてのごはんを食べることができます。
今回、タイガー魔法瓶から「魔法のかまどごはん(KMD-A100)」の無償貸与を受け、実際にごはんを炊いてみました!
目次
魔法のかまどごはんとは
魔法のかまどごはん(KMD-A100)は、タイガー魔法瓶の創立100周年記念モデルとして発売された商品で、新聞紙(または牛乳パック)を燃やして炊飯や煮込み調理ができる商品です。
最大の特徴は、電気を使わずに調理ができる点です。
キャンプなどのアウトドアで便利に使えるほか、災害時に電気やガスが使えない状況になった場合にも、いつもの炊きたてごはんを食べられるというアイテムなのです。
専用ポーチで持ち運びも楽々
便利なのはもちろん、本物の「かまど」なので、炊けるごはんのおいしさもお墨付き!
そんな「魔法のかまどごはん」で、実際にごはんを炊いてみました!
「魔法のかまどごはん」の準備
「魔法のかまどごはん」でごはんを炊くには、以下が必要です。
- 「魔法のかまどごはん」本体
- お米
- 水
- 新聞紙
- 着火ライター
- 軍手
また必須ではありませんが、このほかにタイマーがあると便利です。筆者はスマートフォンのタイマーアプリを使いましたが、キッチンタイマーなどでもかまいません。
「魔法のかまどごはん」の組み立て
「魔法のかまどごはん」は、かまど本体やなべなど、5つのパーツで構成されています。
説明書に記載されている順番で組み立てるだけで準備完了。初めてでも、組み立てる時間は5分もかかりませんでした。慣れればもっと早く組み立てられそうです。
お米をとぎ、浸水させる
レビューの画像はすべて筆者撮影
まずはなべとふたを洗い、お米をといで浸水させます。今回は北海道産の「ゆめぴりか」を2合分用意し、40分おいて浸水させました。
新聞紙の準備
浸水している間に、燃料となる新聞紙を準備します。白米2合の炊飯には、見開きサイズ(縦546mm、横812mm)の新聞紙が7枚と1/2枚必要です。お米の合数に応じた新聞紙の必要枚数は以下の通りです。詳しくは説明書に書いてあるので、あわせて参考にしてください。
炊飯容量 |
新聞紙 合計枚数 |
---|---|
1合 |
6枚 |
2合 |
7枚と1/2枚 |
3合 |
9枚 |
4合 |
10枚 |
5合 |
11枚 |
まずは見開きサイズの新聞紙を半分に切り、対角線で半分に折ります。
折り面を手前にした状態で、両側から手でくしゃっとつぶします。
半分に折りたたんで軽くひねり、15cmくらいの長さにします。かまどに入るサイズにしたら 新聞紙の準備は完了。このとき、つぶしすぎると燃えにくくなってしまうので、つぶしすぎないのがポイントです!
「魔法のかまどごはん」で炊飯する
準備ができたら、いよいよ炊飯に挑戦です!
今回は戸建て住宅の車庫スペース(屋外)で調理しました。
まずは軍手を装着し、新聞紙を1つ入れて着火ライターで火をつけます。
1つめの新聞紙に火をつけて1分半たったら、もう片方の投入口から次の新聞紙を入れて火を付けます。最初の点火から9分経過するまで(6つめの新聞紙を入れるまで)は、1分半間隔で左右交互に新聞紙を入れて点火を繰り返します。
1分半間隔で新聞紙を投入して燃やすことにより、昔ながらのかまどごはんの「はじめチョロチョロ」の火加減を再現できるそうです。
7つめの新聞紙からは、1分間隔で左右交互に投入し、火を付けます。これは「中パッパ」の火加減になります。
※最後の「むらし」工程で新聞紙が1つ必要になりますので、忘れずに残しておきましょう。
「中パッパ」の火加減で炊いているところを横から見てみました。火の勢いがよく、ふたからは湯気が出てきて、「この中でごはんが炊けている!」とワクワクします。
炊飯に使う新聞紙をすべて入れたら、10分後にむらし用の新聞紙を投入して火をつけ、5分むらしたら完成です。
ふたを開けて、炊きたてごはんとご対面〜!
ごはんのひと粒ひと粒がしっかり立っていて、ふっくらおいしそうに炊けていました!
まずは炊きたてを卵かけごはんでいただきました。
火が弱くて芯が残ったらどうしよう…という不安がありましたが、まったく芯はありません。
それどころか、いつも食べているごはんよりモチモチ感が際立っていて、すごくおいしい!
お米の甘みや香りも感じられて、いくらでも食べられてしまいそう。今回炊飯を手伝ってくれた小学生の娘も、夢中で食べていました。
卵かけごはんを堪能した後、残ったごはんはおにぎりに。
後片付けを終えてから食べましたが、冷めてもモチモチ感は残っていて、おいしく食べられました。
「魔法のかまどごはん」の後片付け
炊飯後は、火が完全に消えていることを確かめて、後片付けしましょう。
なべと五徳をどけて、燃えカスを確認してみました。かまどの底数センチほどのところに灰がたまっています。
かまどに新聞紙をかぶせ、ひっくり返して灰を取り出しました。
かまどの底に敷いていたすのこ網を灰の中から忘れずに取り出し、灰のみを新聞紙で包みます。
水をかけてぬらしたら、あとは自治体のルールに従ってゴミとして処分しましょう。
かまどは水洗いして、十分に乾かしてお手入れ完了です。
ごはんを入れていたなべの外側は、すすで真っ黒になっています。
キレイに落とすのは大変そうに感じましたが、ぬらしたスポンジでこするとスルッと汚れが落ちました。
汚れが落ちづらい部分は、メラミンスポンジでこするとキレイになりました。予想よりもお手入れは簡単に終わり、それほど負担は感じませんでした。
「魔法のかまどごはん(KMD-A100)」を使ってみた感想
直火でごはんを炊くと聞くと、昔の家庭のかまどのような「薪を燃やして炊き上げる」というイメージがあったため、新聞紙を燃やした小さな火で果たしておいしく炊けるのだろうか…?と、準備段階では少し不安がありました。
しかし実際に炊飯してみると、予想以上にふっくらとおいしいごはんを炊くことができてびっくり!
炊く作業も説明書を見ながら行えば、難しいことは特にありませんでした。
子どもも「また新聞紙でごはんを炊きたいな」「あのごはんはおいしかった」と繰り返し言っていて、楽しくておいしい経験として心に残ったようです。
我が家はインドア派でキャンプに行く機会はほとんどないのですが、災害時の調理手段として「魔法のかまどごはん」が欲しくなりました。
「魔法のかまどごはん(KMD-A100)」Q&A
Q.「魔法のかまどごはん(KMD-A100)」はどこで買えるの?
「魔法のかまどごはん(KMD-A100)」はWEB販売限定商品です。タイガー魔法瓶の公式サイトで購入することができます。
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