〈プロ解説〉ホームジム器具おすすめ5選 コンパクトなマシンやバーベルなど
自分のペースでトレーニングに集中できる、ホームジム。省スペースで使えるコンパクトなマシンや収納しやすいバーベルなど、目的に応じてさまざまな商品があります。
この記事では、ジムインストラクターの武内教宜さんに、ホームジム器具の選び方とおすすめ商品を紹介していただきました。ぜひ参考にしてください。
まずはプロおすすめ、ホームジム器具5選
武内教宜さんがおすすめする、ホームジム器具を紹介します。
① IROTEC(アイロテック) セイフティフォールディングベンチ
セーフティーバー搭載で1人でも安心
おすすめポイント
セーフティーバーが付いているベンチ台です。ホームトレーニングをする場合は補助者がいないため、安全面の管理が必須です。特にベンチプレスはバーベルを体に落としてしまう恐れがあるため、必ずセーフティーバーが付いているベンチ台を選びましょう。この商品はセーフティー部分が約40cmあるので、安心してトレーニングを行えます。高さは5cm間隔で、6段階に調整可能です。パワーラックとフラットベンチを別々で購入するよりも費用を抑えられます。
② IROTEC(アイロテック) アイアンバーベル120KGセット
重厚感のあるマットブラック塗装仕上げ
おすすめポイント
バーベルシャフトとプレートがセットになっており、120kgまでのトレーニングが行えます。シャフトは10kgなので、初心者でも扱いやすい重さです。プレートは、5kg×4枚、10kg×2枚、15kg×2枚、20kg×2枚のセットで、ベンチプレスやスクワットなどの大筋群を鍛える全身トレーニングから、アームカールやショルダープレスなど各部位を鍛えるトレーニングにも使えます。別々に購入すると、プレートの穴径とシャフトの周径が異なり使えない場合があるため、このようにセット販売されているものがおすすめです。
③ STEADY スピンバイクPro ST142
長時間でも快適な乗り心地
おすすめポイント
STEADY バイクシリーズのハイエンドモデルです。フィットネスバイクの中には折りたたみ式のXバイクや、ペダル部分のみのミニバイクもありますが、ホームジムを作りたい方には本格的な有酸素マシンがおすすめです。この商品は、私が運営しているパーソナルトレーニングジムでも実際に使っており、図書館の室内と同等レベルの静音性、満足のいく実走感、最大120分の連続使用など、しっかりとトレーニングを行いたい方に向いています。
▼「STEADY スピンバイク Pro ST142」を紹介する公式動画がこちら
④ IROTEC(アイロテック) マルチホームジム150V2
コンパクトな設計で邪魔になりにくい
おすすめポイント
1台でさまざまなトレーニングができるマルチトレーニングマシンです。ホームジムを作りたいけれど部屋に十分なスペースがない方や予算を抑えたい方、安全にトレーニングしたい方におすすめです。マルチマシンは一度組み立ててしまうと移動させるのが困難なため、事前にサイズを確認しましょう。この商品は、幅128×奥行140×高さ204cmです。マシンのサイズに加えて、実際に動作している姿をイメージしながら、余裕をもって置けるスペースを確保してください。
⑤ TOP FILM 可変式ダンベル2個セット
ダイヤルを回すだけの簡単な重量調整
おすすめポイント
細かく重量を調整できる可変式ダンベルです。トレーニングは種目によって扱う重さが変わるため、複数のダンベルが必要です。しかし、一つ一つ異なる重さのダンベルを購入すると置く場所に困るだけでなく、費用も多くかかってしまいます。可変式ダンベルは1個あたりの値段は高くなりますが、総額で考えるとお得なので、ホームジムを作りたい方におすすめです。この商品は、総重量24kg×2個セット、もしくは総重量40kg×2個セットのどちらかを選べます。
ホームジム器具の選び方、Q&A
ホームジム器具の選び方について、Q&A形式で3つ紹介します。
Q1、まずは何に注目して選ぶべき?
Photo by iStock
武内 教宜さん
ホームジムを作る際は、まず器具を設置するスペースを確認しましょう。限られたスペースを最大限に活用するためには、設置場所の寸法を正確に測定し、購入する器具のサイズを事前に確認することが大切です。
たとえば、一般的な一人暮らし向けの広さのアパートでは、大型マシンを設置するのが難しいため、コンパクトで折りたたみ可能な器具を選ぶと良いでしょう。
ダンベルやケトルベルなど、小型で収納しやすい器具は、省スペースで多様なトレーニングが可能です。これらは筋力トレーニングや有酸素運動に対応できるため、初心者から上級者まで幅広いユーザーに適しています。
また、バーベルやベンチプレススタンドなどを購入する場合は、使用時に必要な動作スペースも考慮し、安全にトレーニングできる環境を整えることが重要です。
さらに、天井の高さや床材の種類も考慮に入れるべきです。特に懸垂バー、パワーラック、スミスマシンなど、高さが必要な器具を設置する場合は、天井との距離を確認し、十分な空間を確保しましょう。
床材については、重量物を置いたときに傷つかないように、床材に応じた適切な保護策を講じる必要があります。
Q2、ホームジムに必要な器具と選ぶコツは?
武内 教宜さん
トレーニングの目的に応じて適切な器具を選ぶことも大切です。
筋力アップを目指す場合は、パワーラックやバーベルセットなど、本格的なウエイトトレーニングを行える器具が必要になります。具体的には、スクワットやデッドリフト用のバーベルセット、ベンチプレス用のインクラインベンチなどがおすすめです。バーベルのプレートがズレないように、付属品としてカラーも購入すると良いでしょう。
一方、有酸素運動を重視したい場合は、ランニングマシン、フィットネスバイク、ステッパーなどがおすすめです。特にフィットネスバイクは、関節への負担が少なく、安全にカーディオトレーニング(心拍数や呼吸数を増加させる運動)が行えます。子供と一緒に楽しく運動したい場合は、室内用のトランポリンもおすすめです。
また、ヨガやストレッチも行う場合には、ヨガマットやストレッチポールなどが必要です。これらは柔軟性向上やリラクゼーション効果も期待できるため、トレーニング後のクールダウンに適しています。
武内 教宜さん
自身の運動の目的に合った器具を選定することで、効果的かつ楽しいトレーニングライフを送れます。
Q3、ホームジムを作る際の注意点は?
武内 教宜さん
ホームジムを作るうえで忘れてはならないのが、床の保護と防音対策です。
特に重量物を扱う場合は、床へのダメージを防ぐためにクッション性のあるマットを敷くことが推奨されます。これにより、重量物を載せたり、ダンベルを落としたりした際の衝撃を吸収し、床材の損傷を防ぐことができます。
具体的には、高密度EVAフォーム製のジムマットやラバーマットがおすすめです。これらは耐久性が高く、防音効果もあるため、一石二鳥です。防音対策として厚手のマットを使用することで、トレーニング中の騒音を軽減し、近隣住民とのトラブルも回避できます。
さらに、防振パッドや防音カーテンなども活用すると良いでしょう。これらの対策によって、安全で快適なホームジム環境が整います。また、部屋全体に防音カーペットを敷くことで、更なる騒音対策になるほか、防寒対策にも役立ちます。
外観 |
商品名 |
特長 |
サイズ |
重量 |
素材 |
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【プロおすすめ】IROTEC(アイロテック) セイフティフォールディングベンチ |
セーフティーバー搭載で1人でも安心 |
約幅112.5×奥行117.5×高さ116cm、シート高:約46cm、シート幅:約24.5cm、シート厚:約6cm、折りたたみ時:約幅112.5×奥行66.5×高さ139cm |
約25.5kg |
鉄 |
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【プロおすすめ】IROTEC(アイロテック) アイアンバーベル120KGセット |
重厚感のあるマットブラック塗装仕上げ |
バーベルシャフトの長さ:180/200cm、穴径2.9cm |
120kg(バーベルシャフト重量含む) |
鉄 |
|
【プロおすすめ】STEADY スピンバイクPro ST142 |
長時間でも快適な乗り心地 |
約幅62×奥行100×高さ119cm(最大時) |
約41kg |
プラスチック、他 |
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【プロおすすめ】IROTEC(アイロテック) マルチホームジム150V2 |
コンパクトな設計で邪魔になりにくい |
幅128×奥行140×高さ204cm |
112kg |
フレーム:鉄、重りの中身:セメント |
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【プロおすすめ】TOP FILM 可変式ダンベル2個セット |
ダイヤルを回すだけの簡単な重量調整 |
24kg:幅21×奥行44×高さ21cm、40kg:幅24×奥行44×21cm |
24kg×2個/40kg×2個 |
スチール、プラスチック、ゴム |
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