お見舞いのお返しのマナー・注意点は?2023年おすすめ・センスのいいギフトを紹介
お見舞いのお返しとは、病気やケガからの回復を祝うために行う慣習の一つです。快気祝い、全快祝い、快気内祝い、お見舞いお礼などさまざまな呼び方がありますが、基本的にはどれも同じ意味を持つ言葉です。
お返しとしてプレゼントを贈ることが一般的ですが、何を贈るべきか、どのようなマナーがあるのか分からない方もいるでしょう。この記事では、お見舞いのお返しについてマナーやタブー、おすすめプレゼント、よくある質問を解説します。
お見舞いのお返し(快気祝い・快気内祝い)とは?
お見舞いのお返しとは、病気やケガからの回復を祝うために行う慣習の一つです。体調が回復し、普段の生活を再開できるようになったことを報告する際に、またはお見舞いに来てくれた人たちへの感謝の気持ちを伝えるために、プレゼントやメッセージを贈ります。
快気祝い、全快祝い、快気内祝い、お見舞いお礼など、シーンによってさまざまな呼び方がありますが、基本的にはどれも同じ意味を持つ言葉です。
快気祝い・全快祝いとは
快気祝いや全快祝いは、病気やケガが全快し、健康になったことを報告するものです。病気やケガからの回復を祝い、お見舞いに来てくれた人たちへの感謝の気持ちを伝えましょう。
快気内祝い・お見舞いお礼とは
快気内祝いやお見舞いお礼は、全快ではないものの一定の回復が見られたり、退院できたりしたことを報告するものです。同じくお見舞いに来てくれた人たちに対して、自分の健康状態の報告や感謝の気持ちを伝えます。
プレゼントとしてはお菓子やお茶、花などが一般的ですが、相手の好みに合わせたアイテムを贈ることもできます。
お見舞い返しのタブーは?送るとダメなもの
お見舞い返しは、お見舞いに来てくれた方への感謝を示すために行うものですが、どんなものでも良いわけではありません。特定のアイテムはマイナスイメージを抱かせるため、お見舞い返しとしては避けたほうが良いとされています。
以下では、お見舞い返しとして適さないとされるプレゼントの例を挙げます。
後に残るもの
お見舞い返しとして、食器やインテリア雑貨など、形として後に残るものは避けたほうが良いとされています。これらは、「病気やケガが残る」ことを連想させるため、贈ることはタブーとされています。病気やケガは二度と起こらず忘れたい出来事と言えるので、後に残るものは避けるべきでしょう。
床に伏すもの
パジャマやベッドシーツ、枕などの寝具類も避けたほうが良いとされています。病床を連想させるため、お見舞い返しとしては不適切です。
根付くもの
鉢植えタイプの花などは、「病床に寝付く」ことを連想させるため同じく避けるべきでしょう。どうしても花を贈りたい場合は、根のない花束を用意する必要があります。
また、白・青・紫といった色の花はお葬式などの弔事で使われることが多く、お見舞いのお返しとしては避けたほうが良いとされています。黄色やオレンジといった明るい色が望ましいでしょう。
【2023年】お見舞いのお返しにおすすめギフト
お見舞いのお返しには、相手に喜んでもらえるアイテムを選びたいですよね。以下では、おすすめのギフトとその理由、選ぶ際のポイント、費用相場を一覧表でまとめています。
商品 |
おすすめの理由 |
選ぶ際のポイント |
費用相場 |
---|---|---|---|
紅茶やコーヒー |
贅沢なひとときを楽しめる |
味の好みやブランド |
2,000〜8,000円 |
お米 |
食生活を楽しめる |
産地や品種 |
2,000〜10,000円 |
洗剤(洗濯・食器洗い) |
日常生活に欠かせない |
香りや成分 |
1,000〜5,000円 |
カタログギフト |
自分の好みで選べる |
商品の種類や価格帯 |
5,000〜15,000円 |
バスグッズ |
日々の疲れを癒やす |
香りやブランド |
2,000〜6,000円 |
石鹸 |
自分で買わない特別感 |
香りや成分 |
2,000〜5,000円 |
紅茶やコーヒー
紅茶やコーヒーは贅沢なひとときを楽しめる定番ギフトです。相手の好みを踏まえて、ドリンクの種類を決めることが大切です。また、各国の特産品や季節限定のフレーバーを選ぶことで、他とは違う特別なギフトになるでしょう。
人気ブランドのAfternoon Teaの6種ギフトセットを一例としてご紹介します。6種類のフレーバーのティーバッグが20袋ずつ用意されています。セイロンティー、アールグレイ、ダージリンなど定番のフレーバーがそろっているのも嬉しいポイントです。
お米
新潟産のコシヒカリや山形産のつや姫など、日本各地で生産される美味しいお米を贈ることで、普段の食生活を楽しんでもらえます。相手が好んでいるお米のブランドがあれば、それを贈ると喜ばれるでしょう。
「日本の銘米 10セット 3合」は、つや姫・青天の霹靂(へきれき)・ななつぼし・ゆめぴりかといった有名な銘柄を10種詰め合わせた商品です。それぞれ味の違いを楽しんでもらえるので、ギフトには最適。同シリーズでは3〜10銘柄のセットを用意しているので、贈り先に応じて量を調整するといいでしょう。
洗剤(洗濯・食器洗い)
日常生活で欠かせない洗剤は、便利なお見舞い返しのギフトです。消耗品なのでいくらあっても困りません。また、中には季節限定の香りや、手荒れを防ぐ保湿成分が配合された洗剤もあります。これらの洗剤を贈ることで、相手の家事のストレスを軽減できます。
一例としてアタックZEROの洗剤ギフトを紹介します。詰め替え用の商品で、普段の買い物でたくさんの量の洗剤を自分で持ち運ぶのは大変なので、ギフトとして配達してもらえると喜ばれます。ただし、他のブランドを普段使いしているようなら、そちらを選ぶといいでしょう。
カタログギフト
カタログギフトは相手が自分の好みで商品を選べるので、失敗しません。カタログギフトにはグルメ、美容、アクセサリー、インテリアなど、さまざまなジャンルがあります。相手の好みやライフスタイルを考えて、最適なカタログギフトを選びましょう。
「ベルメゾンオリジナル カタログギフト 5800円コース」は、ベルメゾンの総合版カタログギフトです。デパ地下スイーツや日帰り温泉、ランチチケット、エステなど、世代を問わず喜ばれるギフトがそろっているので、相手が気に入る商品を見つけてもらえるでしょう。コースごとに価格や総掲載点数が異なるので、予算に合うものを選んではいかがでしょうか。
バスグッズ
バスグッズは日々の疲れを癒やしてくれる定番ギフトです。消耗品として使い勝手がよく、喜んでもらえるでしょう。香りの好みやブランドが分かるようなら、それに合ったギフトを用意してはいかがでしょうか。
SNSで話題となっている「レリシアバスボム 12個セット」は、色鮮やかなボール状の入浴剤のギフトセットで、見栄えがよく喜ばれる商品です。
石鹸
普段使いには安価なもので済ませてしまいがちな石鹸も、ギフトで特別なものを贈ると喜んでもらえます。泡立ちがよく良い香りがするものを選ぶといいでしょう。
「三陸石鹸工房 KURIYA 小さなアロマ石鹸 9個セット」は、見た目の高級感があるだけでなく、はちみつ・豆乳・よもぎ・米ぬかといった天然成分が特徴の商品です。東北の自然素材を多く使った手作り石鹸なので、素材にこだわったギフトを贈りたい場合に適します。
お見舞いのお返しでのマナー
お見舞いのお返しに際しては、一定のマナーが存在します。相手の心遣いに感謝を示すため、マナーを守って贈り物をすることが大切です。
熨斗はどうする?
お見舞いのお返しに使う熨斗(のし)は、病気やケガが再発しないことを願うため、結び切りを選ぶといいでしょう。結び切りの熨斗は、緒が切られており、病気やケガを切り止めることを象徴しています。また、熨斗紙には「お見舞いお返し」と記載する場合もあります。
お見舞いのお返しはいつまでに贈るべき?
お見舞いのお返しは、基本的に病気が完治した際や退院後に贈ります。具体的な時期としては、退院してから1ヶ月以内に贈ることが一般的。急いでお返しをする必要はありませんが、適切なタイミングでお返しをすることがマナーとされています。
退院後にすぐに体調が整わない場合や、日常生活に戻るまでに時間がかかる場合もあるため、無理をせず、体調が安定してからのお返しで構いません。もし、お返しのタイミングが大幅に遅れてしまった場合は、一言添えて贈ると丁寧でしょう。
病院の先生や看護師にも贈る?
お見舞いのお返しは、原則として訪問者やお見舞いの品を送ってくれた方へのお礼として贈ります。病院の先生や看護師に対しては、感謝の気持ちを伝えることはありますが、プレゼントは不要です。
多くの病院では、職員が患者から贈り物を受け取ることが禁じられています。こうした病院の方針がある場合、贈り物をすることでかえって職員が困惑させてしまうことがあるので、注意が必要です。
病院によっては、感謝の気持ちを伝える手紙を受け取ることは許可されている場合もあるので、手紙を書くのも一つの選択肢として考えられます。病院のルールを確認し、適切な方法で感謝の気持ちを示すよう心がけましょう。
病気が再発したらどうする?
もし病気が再発した場合、すでにお見舞いのお返しを終えていれば、再度お返しをする必要はありません。一度お返しをして感謝の気持ちを伝えていれば、再度のお返しは必要ないとされています。
ただ、再発の際にもう一度お見舞いに来てくれたり、新たにお見舞いの品を送ってくれたりする方がいれば、その分のお返しをしたほうが望ましいでしょう。
まとめ
お見舞いのお返しは、入院中にお世話になった方に対して退院や快方、感謝の気持ちを伝えるための慣習です。
その際にはプレゼントを贈ることが一般的ですが、「後に残る」「根付く」ことを連想させるものは避けたほうが良いとされます。グルメや洗剤、バスグッズなど消耗できて、日常を楽しませてくれるプレゼントを贈るといいでしょう。
なお、病院の先生や看護師にお世話になったとしても、患者からの贈り物を受け取ることが禁じられていることが一般的です。そのため、事前にプレゼントについて確認をとるか、感謝のメッセージを手紙で贈ると喜ばれます。
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