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サンバルってなに? レシピや人気のカルディの商品も紹介

Tomomi
最終更新日: 2024-10-05

※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がMoovooに還元されることがあります。

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インドネシアやマレーシアの料理に使われるサンバルをご存じですか?サンバルとは唐辛子をベースに作られた辛い調味料のことで、現地の食卓に欠かせない存在です。

そんなサンバルは、カルディなどの食品雑貨店や輸入食品を扱うスーパーマーケット、AmazonなどのECサイトなどでも購入できるほか、ご家庭で手作りすることもできます。

この記事では、サンバルの作り方や相性の良い料理、購入できる場所を紹介します。「自宅でインドネシア料理を楽しみたい」「いつも同じ味付けなので新しい調味料を試したい」という方にもおすすめなので、ぜひご覧になってくださいね。

PICK UP!
  • カルディ
  • サンバル

  • 税込み1,280円(Amazon)
  • 程よい辛さのチリソース

  • から揚げや野菜炒めなどの料理にほどよい辛さをプラス。鍋の薬味や料理の隠し味にも使える「万能調味料」です。

◆著者:Tomomi
インドネシアバリ島在住15年目。日本食よりインドネシアフードが好き。特に好きな食べ物は、バビグリン、ラウォン、アヤムゴレン。週末にビーチでビンタンビールを飲むのが至福の時間。

サンバルとは?

サンバルは、料理に辛さや旨みをプラスする調味料で、インドネシアやマレーシアの料理に用いられています。

サンバルのベースとなる食材(トマトや唐辛子、香味野菜など)や、加える香辛料(エビや魚などの発酵品など)、調理法(加熱や非加熱)によっても味や見た目が異なります。

料理自体にサンバルが使われているというより、料理の付け合わせとして用いられることが多く、日本でいうと、食べるラー油や辛みそ、高菜などの漬物のイメージが近いです。

Photo by iStock

インドネシアの定番ごはん、ナシチャンプル(おかずを盛り合わせた定食のようなもの)。ご飯の横にある赤いペーストがサンバルです。
お惣菜屋さんには、数種類のサンバルが用意されており、自分で好きなサンバルを選びます。

サンバルは、お店以外でも各家庭で毎日作られているほど、現地の人々の食事に欠かせない調味料です。

サンバルメラの作り方

サンバルは種類が多く、インドネシア国内だけでも30種類以上あるといわれています。

今回はサンバルの中でも特に代表的で、日本の料理と相性の良いサンバルメラを紹介します。

筆者撮影

サンバルメラは、トマトと赤唐辛子がベースの赤いサンバルです。

ほとんどのインドネシア料理にこのサンバルメラが添えられているため、サンバル=サンバルメラと認識している方も多いでしょう。

そんなサンバルメラの作り方は以下の通りです。

※この記事では作りやすい量でご紹介していますので、塩加減や辛みはお好みに合わせて調整してくださいね。

サンバルメラの作り方

  • 用意するもの

トマト:大1個
にんにく:5かけ
赤わけぎ:10個(エシャロット、紫玉ねぎ、玉ねぎでも代用可能)
赤唐辛子:10本(辛いのが苦手な方は調整してください)
塩:少々
ココナッツオイル:大さじ3(サラダオイルで代用可能)
シュリンプペースト*:小さじ1

*シュリンプペーストは、インドネシアの調味料トラシ(えびを発酵させた調味料)の代用品です。タイではカピ、マレーシアではブラチャンと呼ばれています。
  • ユウキ食品
  • シュリンプインオイル 200g×12個

  • 税込み17,000円(楽天市場)
  • エビをオイルに漬け込んだマイルドな調味料

エビの身をオイル漬けにしたシュリンプペーストは、エスニックやアジア料理の旨みやコクを出すためにも使える調味料のため、常備すれば料理のバリエーションが広がります。

  • 調理方法
1.トマトは一口大の大きさにカットし、にんにく、赤わけぎ、赤唐辛子はみじん切りにする。
2.トマト以外の材料をすり鉢ですりつぶす。フードプロセッサーで混ぜ合わせてもよい。
3.2の工程で材料がしっかり混ざったら、トマトとシュリンプペーストをすり鉢もしくはフードプロセッサーに入れ、再度混ぜ合わせる。
4.小鍋に3とココナッツオイルを入れて、水分が飛ぶまで炒める。途中、塩を入れて味を調えたら完成。

ニンニクとシュリンプペーストの量を多めにすると、サンバルメラだけでご飯が進むほどの存在感のある味になります。

また、唐辛子の種を取り除けば辛みを抑えたサンバルメラになるので、好みに合わせて調整してください。

サンバルメラと合う日本の料理は?

辛みと旨みが詰まったサンバルメラは、どんな料理とも相性抜群。

ピリッとアクセントを効かせたい料理に、アジアンな雰囲気を楽しみたいときに、ぜひ添えてみてください。

チャーハン

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特におすすめなのが、インドネシアではナシゴレンとも呼ばれるチャーハンです。飽きてしまいがちな一品ご飯も、サンバルメラのおかげで食が進みます。いつものチャーハンにサンバルメラを添えれば、気分が変わる特別メニューに。

唐揚げ

Photo by iStock

唐揚げとサンバルメラもよく合います。特に唐揚げに絞ってかけるレモンをライムに変えれば、よりインドネシアらしい味わいになりますよ。

餃子

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サンバルメラと餃子もよく合う組み合わせです。焼き餃子だけではなく、揚げ餃子や水餃子とも相性◎です。ビールやご飯が進みます。

サンバルを入れる小皿は100均がおすすめ

筆者撮影

いつもの料理にサンバルも添えて食卓に出すなら、サンバルを入れる器にもこだわりたいもの。
アジアの雰囲気を出すなら、チープ感が可愛いセリアのミニお皿(豆皿)シリーズがおすすめです。
筆者が購入したのは5年ほど前ですが、サンバルなどのちょっとしたソースを入れるのに重宝しています。

〈PICK UP!〉日本で買えるおすすめサンバル3選

サンバルを手作りするのは面倒…という方もご安心を。日本の輸入食品店やECサイトで購入することが可能です。

商品によって味が異なるので、いろいろ試して好みの味を見つけるのも楽しそうです。

カルディ

PICK UP!
  • カルディ
  • サンバル

  • 税込み1,280円(Amazon)
  • 程よい辛さのチリソース

  • から揚げや野菜炒めなどの料理にほどよい辛さをプラス。日本人の味覚に合わせているので、鍋の薬味や料理の隠し味などにも幅広く使えます。

さまざまな地域の輸入食品を扱うカルディでもサンバルを取り扱っています。
カルディオリジナルのサンバルは、日本人の口に合うように作られているので、まずサンバルを試してみたいという方にもおすすめです。

ABC

PICK UP!
  • ABC
  • サンバルアスリ 335ml

  • 税込み1,270円(Amazon)
  • 爽やかな甘さと辛さ

  • インドネシアの伝統的な調味料ブランドによる濃厚な味わいが特徴です。フライドポテトや焼きそばなどの料理にぴったりです。

ABCは、インドネシアでケチャップやソースなどを販売している会社です。Asliには本物という意味があり、サンバルアスリで「本物のサンバル」という意味になります。名前の通り、現地のどこのお店でも見かける人気のサンバル。ケチャップを辛くしたような甘辛い味で、フライドポテトやピザにかけるタバスコのようにも使えます。

ユウキ食品

PICK UP!
  • ユウキ食品
  • サンバル 220g

  • 税込み411円(Amazon)
  • 本場の辛さを楽しめる

  • 世界中の調味料や食材を扱うユウキ食品のサンバルは、本格的な辛味と酸味のバランスが特徴。インドネシア料理やマレー料理を自宅で調理したい方にもおすすめ。

唐辛子がメイン原材料のユウキ食品のサンバルは、本場の辛さを楽しめるサンバルです。調味料として料理に使ったり、マヨネーズを混ぜてマヨサンバルとして食したりするのもおすすめです。辛いもの好きにぜひおすすめしたいサンバルです。

番外編│インドネシアで買えるサンバル

インドネシアのスーパーマーケットに陳列されたサンバル

筆者撮影

インドネシアのスーパーマーケットには、棚一面を覆いつくすほどのサンバルが陳列されています。

上述したABCのケチャップ風サンバルから、瓶詰めされた具入りのサンバルまで多種多様です。

パウチ型のサンバル

筆者撮影

使い切りで試せるパウチ型のサンバルはお土産に最適。

コラム│インドネシア料理に合うさまざまなサンバル

冒頭で、ナシチャンプル(インドネシア版定食)をご紹介しましたが、その他のインドネシア料理とサンバルを紹介します。

チキンスープとサンバルメラ

筆者撮影

ソトアヤムと呼ばれるチキンスープとサンバルメラは相性抜群。ライムとサンバルメラをスープに入れて頂きます。ちなみに、スープ用のサンバルは、トマトの量が多めで辛みが強くなっているのが特徴です。

筆者撮影

日本人が経営するバリ島のラーメン屋さんでも、サンバルは必ずと言っていいほど出てきます。ニンニクが強めのコクのあるサンバルを入れれば、ビールとよく合う一杯に。

焼き鳥サテとサンバルマタ(生サンバル)

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インドネシア版の焼き鳥サテと、赤わけぎや唐辛子、レモングラスなどを切り刻んでオイル漬けにしたサンバルマタ(生サンバル)。インドネシアでは素材そのものを活かす魚の塩焼きや、チキンや豚のバーベキューなどに添えられます。

サンバルヒジャウ

筆者撮影

サンバルヒジャウは青唐辛子ベースのサンバルです。炒めた肉や野菜に和えてあることも多く、ご飯が進むような濃いめの味付けが特徴です。我が家ではレストランが販売している瓶詰めのサンバルヒジャウを常備しており、ナシゴレンなどに添えています。

まとめ

今回はサンバルについて紹介しました。

サンバルはガツンとした存在感のある調味料で、一度その美味しさを知ると、サンバルが無くては物足りなくなってしまうほどです。

サンバルは日本の料理と相性が良く、料理の味付けとして使ったり、ちょっと味を変えたいときに料理にのせたりと、さまざまな活用方法があります。

添えるだけでアジアンスパイシーな食事を楽しめるサンバルをぜひ試してみてくださいね。

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