水で書ける！ 爽やかな青文字の「水習字用紙」を使ってみた

イージーモードが開発した習字用紙「水習字用紙」は、水だけで書ける習字用の紙。同社のECサイトで購入できる。水で書けるものは以前からあるが、ほとんどが乾いたら消えてしまう練習用。「水習字用紙」は乾いて消えずに作品として残るということで、実際に試してみた。

用意するのは水と筆だけ

「水習字用紙」は10枚入りで税込み399円。開封してみると、紙には薄い青の点々が水玉模様に並んでいる。この特殊なインクが水に反応することで、文字が書けるようだ。

実際に水と筆を用意し書いてみると、書道しているのとまったく変わらない。鮮やかな青で、墨とはまた違った爽やかな印象になる。墨の書道と同じように、とめ、はね、はらい、それに応じた墨の濃薄も表現された。

墨や硯が必要ないので、気軽にはじめやすいのは嬉しい。とくに書道をしたい人もいるであろう、介護施設などで活躍しそうだと感じた。

インクが溶けるのは注意

紙のインクが反応し筆跡になるので、もちろん筆にもインクがつく。一度書くと筆も青色に染まり、10文字くらい書くと水も真っ青に染まる。書道がおわったあとは、筆も水を入れた容器も洗う必要がある。また、手に水がついたまま紙を触ると手にもインクがつくので注意が必要だ。
なお、筆は書道の毛筆であれば使用可能。今回は100均で新しいものを用意したが、もともと墨で使用したものでも使える。ただ以前使用した墨などが残っていると、青インクと混ざり合って色味が変わりそうだ。

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青の色味がとても爽やかなので、今回は夏っぽい漢字を書いてみた。

作品が集まると、より爽やかになる。普通の半紙にくらべるとすこし割高だが、気軽に始められるのは嬉しい。文字を書く機会も減っている人も、久しぶりに筆を持ってみては？