ステータスの高いゴールドカードを有効活用しよう!選び方や注意点も紹介!
ステータスの高さが魅力のゴールドカード。券面のデザインや特典の内容が豪華で、空港ラウンジを無料で利用できるなど優待サービスの充実したものも多くあります。
一方で、ゴールドカードと名前はついているものの、発行難易度の低さなどからステータスが低いとされるカードもあります。
今回は、そんなゴールドカードのステータスを見分けるポイントについて紹介します。記事後半では、ステータスの高いおすすめゴールドカードを年会費順にピックアップしているので、あわせて参考にしてみてください。
目次
ゴールドカードのステータスとは
クレジットカードは、一般・ゴールド・プラチナ・ブラックといった具合にランク分けされています。
ゴールドカードは一般カードの1つ上位のカードであり、一般カードに比べて年会費が高い代わりに特典が充実しているのが特徴です。
一方で、プラチナカードやブラックカードに比べるとステータスは劣る傾向にありますが、ゴールドカードはプラチナカードよりも券面の色が分かりやすいのが強みと言えます。会計時などに提示すれば、一見してステータスの高さが伝わるでしょう。
またブラックカードに関しては、そもそも目にする機会が少ないことに加えて、近年は黒い券面の一般カードや格安ブラックカードなどが増えていることもあり、こちらも一見してステータスの高さが伝わるかは微妙なところです。
それらに対して、ゴールドカードの入手難易度や認知度の高さは、ちょうどよいステータスの高さと言えます。そのため、高級感のあるクレジットカードに憧れを持つ方には、ステータスの高さが分かりやすく伝わるゴールドカードがおすすめです。
ステータスの高いゴールドカードのメリット
続いて、ステータスの高いゴールドカードを所持することで得られるメリットについて解説します。
社会的な地位の証明になる
ステータスの高いゴールドカードは、そのカードを提示することが一定の身分証明として機能することがあります。特に海外では、ステータスカードが支払い能力の証明にもなります。
信頼・信用につながる
ステータスカードを所持していると、直接的な地位や身分の証明にならない場合でも、信頼感や安心感といった良いイメージにつながる可能性があります。
実際、ステータスカードの審査に通過するだけの社会的地位を持っていることの証明になりますし、ステータスカードを維持するために必要な高額な年会費を支払うだけの経済的余裕がある証明にもなります。
優待サービスが充実している
ステータスの高いゴールドカードは、一般的なゴールドカードが備えるメリットももちろん享受できます。
たとえば充実した優待サービスがそのひとつです。一般カードにも提携店舗や特約店の優待サービスはありますが、ゴールドカードになるとそうしたサービスがさらに充実します。例えば買い物の割引率が大きくなったり、無料で利用できるサービスが増えたりします。
普段から利用する店舗・サービスの優待サービスがあれば、ゴールドカードを使うことでお得に過ごしやすくなるでしょう。
空港ラウンジ利用など特典が充実している
ゴールドカードの代表的な特典が、空港ラウンジの利用と付帯保険です。空港ラウンジの利用特典がついたゴールドカードがあれば、空港にあるラウンジでドリンクやWi-Fiを利用しながらフライト前の時間をゆったり過ごせます。
海外・国内旅行の傷害保険が付帯しているゴールドカードを所持していれば、旅行先での病気・怪我・事故に遭った場合も安心感があります。
利用限度額が高い
一般カードの利用限度額は、10万~50万円ほどに設定されているのが一般的です。それに対してゴールドカードの利用限度額は、200万~300万円のものも珍しくありません。
普段からカードショッピングを利用する方であれば、利用限度額の高さは大きなメリットのひとつと言えるでしょう。
ステータスの高いゴールドカードのデメリット
ステータスの高いゴールドカードには、デメリットもあります。
年会費が高い
ステータスの高いゴールドカードは、それだけ年会費が高くなります。しかし前述の通り、年会費の高さは支払い能力の証明にもつながるため、むしろ年会費の高さがそのままステータスの高さに直結すると言ってもよいでしょう。
ただ、そのカードの年会費が高いことが一般的に知られていなければ、ステータスカードとしての効果はあまり期待できません。その場合は、年会費の高さがデメリットにしかならない可能性もあります。
かえってよくない印象につながる可能性も
いくらステータスの高いゴールドカードと言っても、万人が認めるとは限りません。見る人によっては、デザイン性を安っぽく感じたり、身の丈に合っていないと感じたりする可能性もあります。
またゴールドカードの中には、券面の豪華さに反して、条件を満たせば年会費無料で所持できるものもあります。そういったゴールドカードは、ゴールドカードではあるもののステータスを期待して所持するのにはあまり向きません。
クレジットカードに詳しい人から見れば、そうしたゴールドカードの提示はかえってよくない印象につながる可能性がある点には注意が必要でしょう。
ステータスの高いゴールドカードの選び方
ここからは、ステータスの高いゴールドカードの選び方を解説します。
「ステータスカード」として知られるブランドを選ぶ
ステータスの高いゴールドカードを選ぶうえで、一番のポイントはクレジットカードブランドの実績や認知度の高さです。
たとえば、アメックスカードやダイナースクラブカードなどは、実際のカードを見たことがない人でもステータスカードとして認識しているほどの知名度の高さを誇ります。
「とりあえずステータスの高い1枚がほしい」という方は、知名度の高いカードブランドから選ぶと良いでしょう。
「プロパーカード」を選ぶ
クレジットカードには、大きく分けて「プロパーカード」と「提携カード」の2種類があります。
「プロパー」という言葉には「正規の」「固有の」「独自の」といった意味があり、プロパーカードは、クレジットカードの国際ブランドや発行会社が独自に発行しているクレジットカードのことを指します。
一方、提携カードは、国際ブランドやカード発行会社が、企業や団体などの第三者と提携して発行するカードです。提携先はさまざまですが、マイルが貯まりやすいカードやガソリン給油でポイントが貯まりやすいカードなど、提携先企業で利用することでお得にポイントが貯められるカードが多い傾向にあります。
両者を比べた場合、一般的にプロパーカードの方がステータスが高いとされていて、一般カードを利用しているとゴールドの招待が届き、ゴールドを利用しているとプラチナの招待が届く、といった具合に、ランクアップしていくカードが多いのも大きな特徴です。
将来的なステータスの高さも踏まえると、ステータスの高さで選ぶなら、プロパーカードを選んでおいた方が無難と言えます。
基本のポイント還元率は気にし過ぎない
ステータスの高さとは直結しませんが、ゴールドカードを日常で便利に使うためには、付帯する特典や保険などのチェックもきちんとしておきたいところです。
なお、ポイント還元率を重視してクレジットカードを選びたい場合は、ステータスの高いカードとは別に、もう1枚カードを発行するという方法もあります。ポイント還元率だけで比べれば、年会費無料の一般カードにもお得なものはたくさんありますので、あわせてチェックしたい方は下記記事もご覧ください。
ステータスが高いゴールドカードランキング
ここからは、ステータスが高いカードを年会費が高い順に紹介していきます。
順位 |
カード名 |
年会費 |
---|---|---|
1位 |
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード |
31,900円(税込) |
2位 |
JALカード CLUB-Aゴールドカード |
17,600円(税込) |
3位 |
ANA ワイドゴールドカード |
15,400円(税込) |
4位 |
JCBゴールド |
11,000円(税込) |
5位 |
三井住友カード ゴールド |
11,000円(税込) |
- アメリカン・エキスプレス
-
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
- 税込み31,900円
-
ゴールドカードの中でもステータスが高いカード
-
グルメ特典など豪華なサービスを受けられる、ハイクラスなカード。空港ラウンジ利用以外にも旅行関連のサービスが充実しているのが特徴です。
アメックスのゴールドは、ゴールドカードの中でも年会費が特に高いですが、その分豪華な特典が揃っています。空港ラウンジ利用・グルメ特典以外にも、スマホの補償などのプロテクションサービスも揃っているので安心感があるでしょう。
入会特典 |
ボーナスポイント |
・入会後3ヶ月間のカード利用で100円ごとに9ボーナスポイント |
---|---|---|
基本特典 |
ゴールド・ダイニングby招待日和 |
所定のコースを2名以上で予約すると1名分が無料 |
継続特典 |
・ザ・ホテル・コレクション・国内クーポン |
|
スマートフォン・プロテクション |
スマートフォンが破損した場合、最大5万円まで補償 |
|
家族カードが1枚無料 |
家族カードの年会費(通常13,200円 税込)が1枚目は無料 |
|
ショッピングプロテクション |
オンライン・プロテクション |
インターネット上の不正利用防止 |
リターン・プロテクション |
商品の返品補償 |
|
ショッピング・プロテクション |
購入後の商品の破損・盗難を補償 |
|
旅行関連特典 |
アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン |
カード会員限定の特典が多数 |
HIS アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク |
電話1本で旅行の手配 |
|
手荷物無料宅配サービス |
スーツケース1個を無料で配送 |
|
空港ラウンジ利用 |
国内外29空港の空港ラウンジを利用可能 |
|
プライオリティ・パス |
空港VIPラウンジ年会費が無料 |
|
キャンセル・プロテクション |
旅行のキャンセル費用を年間最高10万円まで補償 |
|
海外旅行傷害保険 |
最高1億円まで補償 |
|
セキュリティサービス |
不正プロテクション |
24時間365日体制で不正利用を監視 |
オンライン・サービス |
オンラインで利用状況を確認できる |
- JALカード
-
JALカード CLUB-Aゴールドカード
- 税込み17,600円
-
フライトとショッピングでマイルが貯まるカード
-
ショッピング利用だけでなく、フライトでボーナスマイルが貯まりやすいカードです。旅行関連の特典が豊富で、機内サービスもお得に利用できます。
ショッピングでマイルが2倍貯まる「ショッピングマイル・プレミアム」に自動入会になるため、フライトだけでなくショッピングでもマイルが貯まりやすいカードです。提携カードではありますが、一般的な認知度も高くステータスは高め。
ポイントプログラムの年会費3,300円(税込)が無料になり、100円で1ポイント貯まります。
ボーナスマイル |
入会搭乗ボーナス |
5,000マイル |
---|---|---|
毎年初回搭乗ボーナス |
2,000マイル |
|
搭乗ごとのボーナス |
フライトマイルの25%プラス |
|
フライト関連特典 |
空港ラウンジサービス |
国内の空港と一部の海外の空港のラウンジを利用できる |
機内販売割引 |
JAL/JTAの機内販売商品が10%オフになる |
|
ホテルニッコー&JALシティの割引・特典 |
JALグループの宿泊プランなどの割引・優待などの特典 |
|
JALビジネスきっぷの利用 |
航空券の当日の予約・変更が可能、マイルが100%貯まる |
|
JALビジネスクラス・ チェックイン |
エコノミークラス運賃でもJAL国際線であれば、JALビジネスクラス・チェックインカウンターを利用できる |
|
空港店舗・免税店での割引サービス |
国内空港店舗や成田国際空港内の免税店で利用すると割引適用価格で買い物ができる |
|
JALパックの割引特典 |
国内・海外パッケージツアーが最大5%の割引になる |
|
旅行保険 |
海外旅行保険 |
最高1億円まで補償 |
国内旅行傷害保険 |
最高5,000万円まで補償 |
|
ショッピング保険 |
購入日から90日間、年間最高100万円まで補償 |
|
JALカードゴルファー保険 |
最高1億円の賠償責任保険および最高300万円のの傷害保険 |
|
国内・海外航空機遅延保険 |
国内外の航空便で遅延が発生した際の費用を補償 |
- 三井住友カード
-
ANA ワイドゴールドカード
- 税込み15,400円
-
持ち続けるだけでマイルが貯まるゴールドカード
-
入会・継続ボーナスで毎年自動的に2,000マイルが貯まるゴールドカード。Vポイントのマイル移行還元率は高く、普段の生活からマイルを貯めやすいでしょう。
JALカードと同じく、提携カードとしてはステータス高めのANA ワイドゴールドカード。200円で1ポイント貯まるカードであり、Vポイント1ポイントは移行手数料無料で2マイルに交換できます。フライトのボーナスも貯まりやすいので、飛行機に乗る機会が多い方は特にマイルが貯まります。
ポイントボーナス |
入会・継続ボーナス |
入会・継続する度にボーナスマイル2,000マイル獲得 |
---|---|---|
搭乗ごとのボーナス |
フライトマイルの25%プラス |
|
旅行関連のサービス |
ゴールドデスク |
ゴールド会員限定の無料インフォメーション窓口を利用できる |
空港ラウンジサービス |
国内の空港ラウンジを利用できる |
|
ドクターコール24 |
医師・保健師・看護師などの専門スタッフに24時間いつでも相談できる |
|
補償サービス |
旅行傷害保険 |
【補償額】 |
ショッピング補償 |
年間300万円までのショッピング安心保険 |
- JCBカード
-
JCBゴールド
- 税込み11,000円
-
旅行から補償などの特典のバランスが良いカード
-
特典の内容は旅行関連・保険・プロテクションサービスなどのバランスが取れており、1枚持っておくと便利なカードです。さらに利用実績に応じてアップグレードの案内が届きます。
アメックスゴールドなどと比べると割安な年会費ながら、プロパーカードとして一定のステータスを誇るJCBゴールド。
ゴールドカードの豪華な特典だけでなく、海外旅行の傷害保険は最高で1億円の補償など充実しています。空港ラウンジ利用以外にもグルメ優待サービスなど、特典が充実しているので普段の生活を豊かにできるでしょう。
基本特典 |
初年度年会費無料 |
オンライン入会の場合のみ初年度の年会費が無料になる |
---|---|---|
家族カード1名無料 |
通常1,100円(税込)の年会費が1名無料になる |
|
キャッシュバック |
新規入会&利用とMyJCBアプリログインで5,000円キャッシュバック |
|
友達紹介 |
最大5,000円相当ポイント獲得 |
|
家族カード入会特典 |
JCBギフトカード最大4,000円分獲得 |
|
ポイント特典 |
ポイント優待店 |
ポイント優待店で利用するとポイントが貯まりやすい |
海外利用 |
通常のポイントが2倍になる |
|
旅行特典 |
ラウンジ・キー |
世界1,100ヵ所以上のラウンジをUS32ドルで利用できる空港ラウンジサービス |
旅行傷害保険 |
・海外旅行は最高1億円補償 |
|
国内・海外航空機遅延保険 |
飛行機に遅延が発生した際の食事代などを補償 |
|
その他の特典 |
ショッピングガード保険 |
海外・国内最高500万円補償 |
セキュリティサービス |
・不正検知システム |
|
カードのグレードアップ |
利用実績に応じて「JCBゴールド ザ・プレミア」に招待される |
- 三井住友カード
-
三井住友カード ゴールド
- 税込み11,000円
-
年会費と特典・優待のバランスが良く使い勝手の良いカード
-
普段から利用する機会が多い店舗でのポイント還元率が高く、ポイントアップする方法も多いため、充実した特典を利用しながら効率良くポイントを貯められます。
コンビニ3種(セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン)とマクドナルドで利用すると、通常ポイントに加え200円につき2%貯まる、ポイントを貯めやすいカードです。
ポイントアップ特典や空港ラウンジ利用などの旅行関連特典以外にも、ドクターコールやサポートサービスなど、もしものときに安心する特典が揃っています。
ポイント特典 |
キャッシュレスプラン |
新規入会・利用で最大5,000円相当のポイント獲得 |
---|---|---|
Vポイントプレゼント |
「マイ・ペイすリボ」登録&利用で1,000ポイント獲得 |
|
ボーナスポイント |
合計5万円(税込)以上でボーナスポイントを5万円ごとに獲得 |
|
選んだ店でポイント獲得 |
対象の店舗を最大3つまで登録でき、通常ポイントに加えてプラス0.5%還元 |
|
旅行特典 |
宿泊予約サービス |
一流のホテル・旅館の宿泊予約優待 |
空港ラウンジ利用 |
国内主要空港でラウンジが無料で利用可能 |
|
海外・国内旅行傷害保険 |
最高5,000万円まで補償 |
|
その他の特典 |
ショッピング補償 |
最高300万円まで補償 |
ドクターコール24 |
医師への24時間・年中無休の無料電話相談できる |
|
安心のサポートサービス |
国内・海外ともに、紛失・盗難の連絡を24時間年中無休で対応 |
まとめ
ゴールドカードにはさまざまな種類があり、特典の内容だけでなくステータスも違いがあります。年会費が高いカードほどステータスも高くなる傾向にありますが、年会費が高ければ高いほどステータスも高くなる、というほどシンプルなものでもありません。
そのカードの一般的な評価などもチェックしながら、自分に合ったゴールドカードを選びましょう。
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