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夢を叶えるのは、魔法使いやサンタさんだけの仕事じゃありません。東京・足立区の土屋鞄製造所は、一風変わった方法で夢を叶えているんです。
たとえばこのカバン、何を運ぶものかわかりますか?
見た目は黒い革のカバン、形はかなり特徴的ですよね。普通のカバンよりも厚みもあって、全体的に丸みがあります。
さて、答えはわかりましたか?
正解は……
実はこれ「雪だるま」専用の鞄なんです!「”運ぶ”を楽しむ」をコンセプトに、「雪だるまを持って帰れたら…」そんな素朴な願いを真剣に叶えた鞄です。これを制作したのは「土屋鞄製造所」。
元々ランドセル工房として創業した土屋鞄製造所。50年以上も作り続けるランドセルには、丈夫で長持ちするノウハウがつまっているんだとか。
また、ランドセルだけなく、大人向けのカバンや革の小物なんかも人気で、「土屋鞄」の名前を知っている人も多いのではないでしょうか。
雪だるま専用の鞄は、土屋鞄製造所の「カバンにときめきやワクワクを持って欲しい」そんな想いがつまったものなんです。「雪だるま専用鞄」以外にも「すいか専用鞄」など、突拍子もない革鞄づくりに本気で挑戦しています。
そんな土屋鞄製造所が新しいチャレンジをしました。それは、子供たちの「こんな鞄があったらいいな」を職人が真剣に実現させる企画。鞄のアイデアを小学生から集める初の試みです。
大きな花束を渡すための鞄がほしい
今回夢を叶えるのは、なっちゃん(7歳)のお願い。「お花が好きなおばあちゃんに、大きな花束を渡すための鞄が欲しい」というもの。小さななっちゃんの体では花束を手で持つのは重労働です。手で持っていくと、くしゃくしゃになったり傷むかもしれません。なっちゃんはおばあちゃんに初めて花束を贈るそうです。だからこそ、花束を大切に運ぶための鞄が必要なんです。
というわけで、なっちゃんの夢を叶えるべく土屋鞄製造所は動きました。まずは、願いを具体化するためにオンラインでなっちゃんと綿密に打ち合わせです。「ななめがけがいい」や「たくさんお花を入れたい」といったキーワードがでてきました。
打ち合わせが終わったら、デザインを考えます。
デザインができたらなっちゃんに確認。OKが出たらいよいよカバンを制作していきます。
ここからは職人・杉田さんのスゴ技でアイデアを形にしていきます。杉田さんが革を使ってパーツを切り出してつなぎ合わせて…と職人が手作業で形にしていきます。立体にしたときに初めて見えてくる問題や疑問点もあるので、微調整を重ね、なっちゃんにチェックしてもらって理想像に近づけていきます。
こうして完成した鞄をなっちゃんが背負っている写真がこちら!
見事になっちゃんのアイデアを最大限に汲んだステキな鞄が完成しました!
土屋鞄製造所の広報の方にインタビュー
カバンで願いを叶える土屋鞄製造所。こんな素敵なプロジェクトを実現させた人たちは、一体どんな人たちなのでしょうか? そこで今回、広報の高橋夏生さんに話を聞きました。
——スイカ専用バッグや雪だるま専用バッグのように、どうして革新的な鞄づくりに挑戦しているのですか?
高橋:物を入れるだけの鞄ではなくて、運ぶこと自体をもっと楽しめないかと思って挑戦をしています。また、ものづくりをとおしてワクワク感やときめきをみなさまにお届けしたいとも思って企画しています。
——非売品なのに実用性が素晴らしい所に土屋鞄さんらしさが出てますね。
高橋:はい。目新しさだけでなく、機能面も理解して興味をお持ちいただいた方も多かったです。特にスイカ専用バッグは海外からも問い合わせが多数来ていました。
——「こんな鞄があったらいいな」の企画はどうして生まれたんですか?
高橋:ものづくりへの思いや日本の職人の技術をたくさんの人に知ってもらいたいという思いがありました。それを子供の自由で柔軟な発想で実現できたらと思って企画をスタートさせました。
今、色んなアイデアが集まってます。「こんな発想があったんだ」というものもあって、私たちも楽しんで選ばせてもらっています。
——「こんな鞄があったらいいな」という企画を通して、どういう未来を思い描いていらっしゃいますか?
高橋:世界に一つだけの鞄づくりを通して、職人のものづくりへの思いや技術を世の中の人に知ってもらいたいなと思います。
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こんな鞄があったらいいな
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