高画質なWebカメラ2台を比較レビュー!きれいな画質で相手に好印象を

Tanaka
公開: 2021-04-30

※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がMoovooに還元されることがあります。

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ZoomやSkypeなどでWebカメラを使うことが増えてきましたが、自分だけ画質が悪い?と心配になることがありませんか。できることなら、きれいな自分を映し出したいと思う方も多いでしょう。

今回は、高画質なWebカメラとは一体何なのか、Web会議におすすめな2台を用いて比較レビューしました。選び方や他のおすすめ商品も合わせて紹介します。


高画質なWebカメラとは?

Webカメラの画質は、一般的に画素数や解像度によって判断します。

画素数について

テレビやパソコンの画面の中には、小さな点(ドット)が無数にあります。画素数とは、このドットの総数を表したもの。100万画素なら100万個のドットがあり、800万画素なら800万個のドットがあります。

800万画素の方が細かい点まで見えるということになるので、数字が大きい方が画像や映像がよりきれいで鮮明に映し出されます。

解像度について

一方、解像度とは、画面の縦横のピクセル数のこと。現在、Webカメラの商品には、HDやフルHD、4K画質があります。例えば、HD画質「1280×720」は、画面に1280個×720個のドットが並んでいることになります。

「HD画質」
解像度1280×960、約120万画素/1280×720、約92万画素
「フルHD画質」
解像度1920×1080以上、約200万画素以上
「4K画質」
解像度3,840×2,160、約830万画素

HD画質でも十分ですが、200万画素あれば資料の細かい文字なども鮮明に映るので、フルHD画質は欲しいところ。しかし、ネット接続が重くなってしまう懸念点もあるので、現状は、用途に合わせてHDかフルHD画質を選びましょう。

4K画質は、動画配信でよほど高画質な映像を流す必要性のある方で大丈夫です。

Webカメラの選び方

主に外付けのWebカメラを選ぶ際は、用途によって選び方が異なります。上記で記した画質も含めて、選ぶポイントを解説します。

複数人を一つの画面に収める場合は「広角」

同じWeb会議でも、会議室にいる複数人を一度に画面に収めたいという場合には、広角カメラがおすすめです。カメラによってはかなり画角が異なり、かなり距離を取らないと大人数を収めることができないものもあります。

広角カメラなら、近くに置いても幅広く画面に収めることができるので、しっかりと全員を映すことができます。

【画角で選ぶポイント】
70°未満:画角がやや狭い、表情はしっかり確認できる
70〜80°:手の動きなども見せやすく、1人に最適
90〜100°:2〜3人でもしっかり収まる広い画角
100°以上:会議向き、背景が広く映るので自宅で使う場合は注意

動画配信やビデオ通話など一人だけ映る場合は「フルHD」

一人だけ映せばよいという場合は、画角より画質が重要になります。フルHDの外付けWebカメラが増えてきているので、画質にこだわるならそれ以上がおすすめです。

そこまでこだわらない方は、HDで十分です。

より画質を求めるならフレームレートは「60fps」を

フレームレートとは、1秒あたりのフレーム数のこと。15fps・30fps・60fpsと数字が大きいほど緻密な映像が撮れ、映像を滑らかに映し出します。

現在は30fps対応の商品が多いですが、高画質を求めるならば60fpsを目安に選びたいところ。ちなみに、地デジ放送は30fps、YouTubeでは30〜60fpsが一般的です。

「オートフォーカス機能」で手持ちの資料も鮮明に映し出す

デジカメなどの機能によくあるオートフォーカスは、ピントを合わせてくれます。Web会議で、顔をカメラに寄せたり、体を動かしたり、手持ちの資料を直接画面に映したりする場合などに便利です。

価格は高めになりますが、よりクリアな映像を求めるならチェックポイントです。

明るさも気にしたいなら「自動光補正機能」を

Web会議をしていると、場所によっては暗く映ったり、顔の一部だけ光が当たって変な映りになることも...。自動光補正機能がついていると、被写体の明るさを自動で適正補正してくれます。

薄暗かったり、明るすぎたりする場所でも、自然光に合わせて自動補正!よりきれいな映像を相手へ届けられます。

「三脚」があるとより便利

また、三脚を使用できるかどうかというのもポイントになります。ノートパソコンの上に載せるだけのタイプだと、全体を映すのは難しいです。

複数人の会議や、自撮りで動画配信を行う場合などには、三脚を用いてきれいな映像を映し出しましょう。

「マイク内蔵」の機能性にも注目

Webカメラにはほとんどがマイクを内蔵しています。種類も商品によってさまざま。

近くの声をしっかり拾い、周辺ノイズをカットするノイズリダクション機能が付いたものや、全方向からの集音性を高めて大人数での会議でもしっかり声を拾ってくれるタイプもあります。

高画質のWebカメラ2台をレビュー

Moovoo編集部で、高画質という項目の評価が高かった2台、ロジクール「StreamCam C980GR」とサンワサプライ「CMS-V51BK」を、実際に使って比較してみました。

15台のWebカメラを様々な観点から検証した記事がこちらにありますので、合わせてご覧ください。

検証①
  • Logicool(ロジクール)
  • StreamCam C980GR

  • 税込み18,500円
  • 最大フレームレート60fps

  • USB Type-C接続で、様々な端末に対応。縦横の回転でポートレートモードとしても使用可能。

【スペック】
画質:フルHD
画素数:記載なし
最大フレームレート:60fps
画角:78°
フォーカス:AIによる顔追尾オートフォーカス
角度調節:左右
スタンド固定対応:マウントの取替えで対応
接続端子:USB Type-C

ロジクール「StreamCam C980GR」の映像

ロジクールStreamCam C980GRで撮影した画像

ロジクールStreamCam C980GRは、フルHDの画質で、比較的細かいところまで写っています。若干青みが強いなという印象です。

画角は、78°なので一人の撮影に向いています。最大フレームレートは60fpsで、スペック的には問題ありません。

続いて、サンワサプライのCMS-V51BKについて見てみましょう。

検証②
  • サンワサプライ
  • CMS-V51BK

  • 税込み5,691円
  • 500万画素の高画質と103°の広角レンズ

  • アクティブノイズキャンセル機能搭載のデュアルマイクを内蔵しているため、周囲の余分な雑音を遮断してWEB会議もスムーズ。

【スペック】
画質:フルHD
画素数:約500万画素
最大フレームレート:30fps
画角:103°(画角調節可能)
フォーカス:固定フォーカス
角度調節:−
スタンド固定対応:対応
接続端子:USB Type-A

サンワサプライ「CMS-V51BK」の映像(フルHD)

サンワサプライCMS-V51BKで撮影したFHD画像

一方サンワサプライのフルHDで撮影した場合は、画角が広いこともあり、一概に比較がしにくいですが、自然な感じに撮影できています。印象としてはこちらの色の方が断然実物に近いです。

画角は103°なので、2〜3人でも収まります。

さらに、サンワサプライのCMS-V51BKは、もう一段階高画質の画像を撮影可能です。それがこちらです。

サンワサプライ「CMS-V51BK」の映像(3.7MP)

サンワサプライCMS-V51BKで撮影した3.7MP画像

並べてみるとそれほど違いは感じませんが、若干くっきりした印象があります。

サンワサプライ「CMS-V51BK」のFHDと3.7MPの比較

サンワサプライCMS-V51BKで撮影したFHDと3.7MPの比較画像

あまり差は感じられませんが、左がFHD、右が3.7MPです。違いは対象物が少しだけはっきり見えるという印象です。

ノートパソコン内蔵カメラで撮影した画像と比較

さて、この2台のWebカメラを比較しましたが、それでは元々ノートパソコンに内蔵されている720Pのカメラではどのように写るのでしょう。それがこちらです。

ノートパソコン内蔵のWebカメラで撮影した画像

どうでしょうか。色も暗めで若干のカクツキ感が否めません。

画質をそれほど気にしない方ならこの内蔵カメラでも十分といえる範囲ではありますが、高画質の外付けWebカメラと比較してしまうと、やはりそちらを選択したくなります。

高画質なWebカメラのおすすめ

レビューで紹介した2台のWebカメラ以外にも高画質がおすすめのものがたくさんあります。特に高画質なタイプをピックアップしました。

おすすめ①
  • ロジクール
  • ウェブカメラC922n

  • 税込み8,782円
  • フルHDとオートフォーカス機能で臨場感のある映像を実現

  • 画質:1080P @ 30fps / 720p @ 60fps、有効画素数:300万画素、最大フレームレート:60FPS、撮影画角 :78度、フォーカス方式:オートフォーカス

最高画質のフルHDでもフレームレートは30fpsと滑らかな映像をキャスティングできますが、720pに画質を落とせば60fpsで遅延や歪みを低減します。

おすすめ②
  • Razer
  • Kiyo Pro

  • 税込み23,449円
  • 周囲の明るさを検出し状態に合わせて常にクリアな映像に調整

  • 画質:1080p (60/30/24FPS) / 720p (60FPS) / 480p (30FPS) / 360p (30FPS)、有効画素数:400万画素、最大フレームレート:60FPS、撮影画角:81.6度、フォーカス方式:オート

400万画素の高画質に加え、周囲が暗くてもしっかり映し出すセンサーが搭載されています。Proと付いているだけあって、プロ仕様の撮影が可能です。

おすすめ③
  • サンワサプライ
  • CMS-V59BK

  • 税込み5,691円
  • 500万画素2592×1944の高解像度で撮影できる

  • 画質:Full HD2592×1944ピクセル、最大フレームレート:30FPS、撮影画角:約50度、フォーカス方式:固定

500万画素で2592x1944ピクセルという高解像度が、クリアに映し出してくれます。三脚を付けるねじ穴があり、固定しての撮影も可能です。

まとめ

顔を映すだけならいいのですが、Webカメラで細かい資料などを提示したいときには、やはり画質が悪いと気になります。

外付けのWebカメラなら、高画質なものが数多く販売されているので、内蔵カメラに頼らずに活用するのも一つの方法です。

今回の記事を参考に、ぜひ鮮明で美しい映像を映し出すことのできるWebカメラを見つけてください。

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パソコン教室講師/WEBライター
Tanaka
小学校教員、オンラインショップ経営を経て現在はWEBライターをしながらパソコン教室の講師もしています。パソコン教室ではワード、エクセルなどはもちろんのこと、ホームページやネットショップ構築について等からスマホ、タブレットの困りごとまで幅広く教えています。趣味は子供やペットの写真・動画撮影です。

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