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Luup社が、4月23日から電動キックボードのシェアサービスを開始した。
現行の電動アシスト自転車シェア事業「LUUP」に、電動キックボードが導入される形でスタートする。
渋谷区・新宿区・品川区・世田谷区・港区・目黒区を中心に、大阪キタ・ミナミも展開する。
ヘルメットが任意、自動車レーンも走れる
Luup社の電動キックボードのシェアサービスは、ヘルメットの着用が任意で、自転車道の走行もできる(基本的に道路の左端を走行する必要がある)。今回の実証実験を踏まえ、正式なサービスでどうするかを検討する方針だ。
ビジネスマンなどはセットした髪が乱れず、スーツにシワもつけずに移動可能。最寄り駅から目的地までのラストワンマイルに利用しやすい。
現行で走る電動キックボードとの違い
現行の車道を走る電動キックボードは道路交通法上、原動機付自転車扱いであるのに対し、Luup社の電動キックボードは経済産業省の新事業特例制度を活用し、小型特殊自動車扱いに。小型特殊自動車なので、二段階右折は不要。速度制限が時速15kmなどの制約もある。右折する場合速度が遅いため、Luup社は一度電動キックボードを降り、横断歩道を歩行者として渡る形を推奨している。
実証実験の目的は、安全性の検証、ニーズの確認、電動キックボードの正しいルールの訴求だ。現在、電動キックボードの違法走行が増えており、筆者も都内でよくみかけるようになった。
法律を遵守していない電動キックボードの販売が蔓延する現状を、改善するのも目指しているという。
スマホアプリから予約し利用
電動キックボードの利用は、スマートフォンのアプリ「LUUP」から行う。初めて登録する際は、アプリ上で免許証の登録と、乗車前の確認テストを受け合格する必要がある。
乗車から返却まで、4ステップだ。
①街中のLUUPポートから、乗りたいマイクロモビリティを選ぶ
②アプリを立ち上げて、マイクロモビリティのQRコードをスキャン
③目的地付近のポートを予約し、ライドを安全に楽しむ
④駐車時の写真をとって、ライドを終了する
「LUUP」の場合、電動キックボードを乗る前に目的地近くのポートを予約する必要があり、駐車後は利用者がポートに停めたマイクロモビリティの写真を撮り、アプリで送信する必要がある。これはポートにマイクロモビリティが溢れてしまうのを防ぐ対策だ。
他国ではマイクロモビリティが乱雑に停められ、苦情の原因になっている場合があるからだ。街の景観を損なわず、共存を見据えたサービスを展開する姿勢が伺える。
料金は、初乗り100円(最初の10分)+それ以降1分15円だ。実証期間特別価格で少し安くなっている。
未来を見据えてサービスを提供
「ゆくゆくはお年寄りなども利用できるマイクロモビリティを普及させたい」と代表の岡井大輝氏は話した。
「LUUP」は安全・快適・バリアフリーなサービスになるかもしれない。そんな期待を感じさせられた。
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Luup