クレジットカードの二枚目を持つメリット&おすすめ組み合わせ
クレジットカードは便利ですが、二枚目は必要なのか悩んだことはありませんか?
当記事では、クレジットカードを二枚持ちするメリットや二枚目の選び方、複数のカードを利用する際の注意点などをまとめています。
メインと二枚目におすすめのカードも比較紹介しているので参考にしてみてください。
目次
二枚目を選ぶ前に…クレジットカードには種類がある
二枚目を選ぶ前に知っておきたいのがクレジットカードの種類についてです。
クレジットカードには大きく分けて「プロパーカード」と「提携カード」の2種類があり、それぞれ特徴が異なります。
カードの種類 |
プロパーカード |
提携カード |
---|---|---|
特徴 |
カード会社が自社で発行 |
企業と提携して発行 |
ステータス |
高い |
カードによる |
付帯サービス |
損害保険・空港サービス・宿泊施設やレジャー施設利用 など |
提携企業のポイント還元・優待サービス など |
例 |
JCBカード |
楽天カード |
クレジットカード会社が自社だけで発行しているプロパーカードは、ステータス性が高く、損害保険や施設利用などの付帯サービスが手厚いのが特徴です。
一方、JALや楽天などの企業とカード会社が提携して発行している提携カードは、ポイント還元や優待セールなど提携企業に関連したサービスを受けられるのが良い所です。
クレジットカードの二枚目を持つメリットと選び方
二枚目のクレジットカードを持つことは、きちんと管理できれば一枚だけ持つよりメリットが多いです。
JCBが行った「クレジットカードに関する総合調査」によると、2016年のクレジットカードの平均保有枚数は3.2枚、平均携帯枚数は2.0枚と、複数のカードを使い分けている人が多くいます。
JCBの調査によると、実際に1人当たり平均して3.2枚のカードを所有しているということ。複数持ちは一般的だということがわかります。
では、二枚目を持つことにはどんなメリットがあるのでしょう?二枚持ちする利点や選び方のポイントをまとめました。
二枚分の特典や優待サービスが受けられる
クレジットカードを二枚持つ一番のメリットは、二枚分の付帯サービスが受けられることです。
カード会社や提携企業によってサービスは様々なので、普段楽天で買い物しているなら楽天カード、Amazon愛用者ならAmazonカードのように、ライフスタイルに合わせてお得になるカードを二枚目に選ぶのが良いでしょう。
もし複数持つのが初めてなら、一枚目をプロパーカードに、二枚目を提携カードにするのがおすすめです。
ステータスと汎用性があるプロパーカードと、特定のサービスに特化した提携カード、両方の特典を受けることができるためです。
プロパーカードを持っていればゴールドへのランクアップが狙える
ゴールドやプラチナなど上位カードのインビテーション(招待)を目指す方は特に、一枚はプロパーカードを持ってクレジットヒストリーを積む必要があります。
クレジットヒストリーとは、クレジットカードの利用やカードローン利用履歴のこと。良好なクレジットヒストリーは人物としての信頼性が上がるため、審査も通りやすくなります。
クレジットカードを使えるお店が増える
クレジットカードには「国際ブランド」というものがあり、カードによって異なります。VISA、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレス(アメックス)、Diners Clubの5つは、代表的な国際ブランドです。
飲食店などでよく、レジ前にVISAやMastercardなどブランドのロゴが貼ってあるのを見たことはないでしょうか?お店によっては特定のブランドのカードでしか決済できないことがあるので注意が必要です。
特に海外ではそれが顕著なので、シェア率が低い国産ブランドのカードだと現地で買い物ができなくて困ってしまうケースもあります。
二枚目のクレジットカードを持つのであれば、利用できるお店や国が増えるように異なる国際ブランドのカードを持つのがおすすめです!
また、提携カードの中には、申し込み時に複数の国際ブランドの中から好きなブランドを選択できるものもあります。その場合は、一枚目として所持しているカードの国際ブランドと違うブランドを選ぶことで、使えるお店の幅が広がるでしょう。
付帯している保険の補償金額が二枚分になる
クレジットカードには、旅行傷害保険のサービスが付帯しているものがあります。
二枚のカードを持っていた場合は、その保険について「死亡・後遺障害保険」以外の項目に関しては二枚分合算した金額が適用されるのです。
例として、旅行先で急病になり診療や入院などの治療費がかかった場合。もし、二枚のカードの補償金額が50万円ずつであれば、合わせて100万円の「疾病治療費用」を受け取れるというわけです。(※1)
海外では健康保険が適用されないこともあるため、海外旅行をする機会が多いという方にとっては大きなメリットですよね。
※1 クレジットカード会社によっては、旅行代金の決済に使用していないと保険が適用されないなどの条件がある場合があります。
支払いの使い分けに便利
二枚目のクレジットカードを持つなら、「メイン」と「サブ」に使い分けをすると便利です。
例えば、光熱費や家賃など生活費の支払いはメインカードを使い、交際費や趣味の支払いは二枚目のサブカードを使うなど。何にどれだけお金を使ったかが一目で分かりやすくなるので、節約にもつなげられるでしょう。
また、マルイや高島屋などのショッピングモールは特に、自社のクレジットカードで買い物してくれる顧客を大事にしています。お店ごとにカードを使い分けることで、ポイント還元や割引などのメリットを発揮するので、特定のショップでよく買い物をするという方はそちらの自社カードをチェックしてみましょう。
ポイント還元率も重要です。全ての決済で1%の還元率があるクレカなら高還元率と言えます。0.5%の還元率のカードをメインに据えるよりメリットがあります。ちなみに、アメックス・ゴールドは1.0%です。
ゴールドカードやプラチナカードを狙う場合は、その下のスタンダードやゴールドカードをメインカードにすると、利用履歴が貯まり、インビテーションが届く可能性が高まります。
クレジットカードを二枚以上作るときの注意点
続いて、クレジットカードを二枚以上作るときに気をつけることや使い方の注意点をご紹介します。
多重申し込みに注意!
二枚目のクレジットカードを作るとき、絶対にしてはいけないのが多重申し込みです。
クレジットカードの申し込みや利用履歴は、CICなどの信用情報機関に記録として全て保管されています。
カード会社はその情報を参照することができる仕組みになっているので、例えば異なる会社で三枚同時に申し込みをしても、申し込み履歴は三社ともにバレてしまうのです。
短期間でたくさん申し込みをしているということは「お金に余裕がない」と判断され、貸倒れ(※2)のリスクが高い要注意人物とみなされてしまう恐れがあります。
特に、1か月のうちに三枚以上の申し込みをすると申し込みブラック(※3)になるといわれているため絶対に止めましょう!
クレジットカード申し込み履歴の保管期間は6か月となっているので、一枚目を申し込んでから6か月以上経過してから二枚目の申し込みをするのが無難な作り方です。
※2 クレジットカード利用額の支払いが滞ったまま回収できなくなること。
※3 多重申し込みにより審査に通りにくくなっている状態のこと。
利用額に注意!
クレジットカードはその場でお金を支払うわけではないため、ついつい気軽に使ってしまいがちです。二枚目のカードがあると使い分けができて便利なのですが、その反面、一枚枚あたりの引き落とし額が少ないことで安心してしまうという落とし穴があります。
二枚目については月の上限額を決めるなど、利用額に注意して無駄遣いにならない使い方を工夫しましょう。
年会費や有効期限に注意!
クレジットカードのなかには、年会費が固定ではないものがあります。初年度のみ年会費無料だったり、前年度の支払額によって年会費が変わることもあるので、継続的に使用するなら損がないように確認しておくことが大切です。
また、有効期限もチェックしておきましょう。基本的に自動更新のため、更新の手続きなどはしなくても有効期限が近付くと勝手に新しいカードが郵送で届けられる仕組みなので、その点は安心です。
しかし、公共料金の自動引き落としなどをクレジット払いにしている場合は要注意です!期限が切れる前に自分で新しいカード情報に変更する必要があるためです。
うっかりしてしまうと引き落としが滞ってしまうので、複数のカードを使い分けする場合は有効期限にも気をつけましょう。
盗難や不正利用に注意!
二枚目、三枚目のクレジットカードを所持するようになると、紛失した場合も別のカードが利用できるため安心感があります。
しかし、複数枚あると盗難・紛失にすぐに気がつきにくくなるというデメリットもあります。しっかり管理をするのと同時に、セキュリティのために暗証番号はカードごとに違うものにしておくことをおすすめします。
メインにおすすめのクレジットカード
前述の通り、メインとして使う一枚目にはプロパーカードを選ぶのがおすすめです。カード会社発行なので突然サービスが停止するなどのリスクが低く、デザインもシンプルなためホテルや高級レストランなど利用シーンを選びません。
なかでも、「魅力的な特典・ステータス・ヴィジュアル」の面から安定した人気を誇っているのがアメックス・ゴールドカードです。
- アメリカン・エキスプレス
-
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
- 年会費:31,900円(税込み)
-
ハイ・ステータスで汎用性が高いカード
-
・家族カード1枚目年会費無料
・豪華な入会&継続特典
・空港VIPラウンジの年会費無料
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード、通称アメックス・ゴールドカードは、ゴールドカードの中でも人気が高いカードです。年会費が高い一方で、持っているだけでステータスになる「憧れのゴールド」として知られています。
アメックス・ゴールドカードは他のゴールドカードと比較すると年会費が高くなりますが、その分優待特典や補償はひときわ豪華。フルコース料理や入会ポイントなどをきちんと回収していけば、年会費の元は取れることでしょう。
利用時のポイント還元率は100円につき1ポイントと貯めやすく、移行先が多彩なので貯めたポイントが使いやすいのもメインカードとしてのメリットです。
特典や補償の充実度と汎用性の高さから、一枚目としては理想的なクレジットカードといえます。
旅行や外食などの特典を十分に活用できない方にとっては、3万円を超える年会費は高く感じてしまうでしょう。
ちなみに、独自の審査基準は公開されていないため、ゴールドを狙っても審査に落ちるという可能性は無きにしも非ずです。ただし、近年は以前よりも審査に通りやすくなったといわれています。
必要な年収は300~400万円程度だろうというのが一般的な見解なので、手持ちのプロパーカードからのステップアップとしても申し込みを検討したいカードです。
二枚目におすすめのクレジットカード
続いて、二枚目として手に入れたいおすすめをご紹介します。前述している「メリットと選び方」を参考に、ライフスタイルに合わせて比較してみてくださいね。
年会費 |
0円 |
0円 |
条件付き0円 |
0円 |
条件付き0円 |
---|---|---|---|---|---|
ポイント |
楽天ポイント |
ときめきポイント・WAONポイント |
Amazonポイント |
エポスポイント |
Oki Dokiポイント |
通常還元率 |
1% |
0.5% |
1% |
0.5% |
1% |
おすすめタイプ |
楽天を利用する人 |
イオンを利用する人 |
Amazonを利用する人 |
マルイを利用する人 |
39歳以下の女性 |
- 楽天カード
-
楽天カード
- 年会費:0円
-
ポイ活に最適な高還元率カード
-
・年会費永年無料
・選べるデザイン
・入会&利用で5,000相当ポイント付与
・VISA / Mastercard / JCB /American Express
言わずと知れた楽天市場が発行している楽天カード。二枚目のクレジットカードに向いている理由は、年会費が永年無料なことと、ポイントを貯めやすいので「ポイ活」にぴったりなことです。
在学中の学生なら、学生限定特典が受けられる「楽天カードアカデミー」もおすすめです。
- イオンカード
-
イオンカード(WAON一体型)
- 年会費:0円
-
全国のイオンでの買い物がお得になる
-
・年会費永年無料
・「お客さま感謝デー」の買い物代金が5%OFF
・5のつく日はWAON POINT2倍
・VISA / Mastercard / JCB
イオンカードも、二枚目に持つのにおすすめの一枚です。こちらは全国のイオングループで優待サービスが受けられるイオンカードと、電子マネーWAONが一体型になっているタイプ。イオン、ダイエーなど提携グループでの優待サービスが手厚いので、よく行く店舗があるなら一押しです。
- Amazon Mastercard
-
Amazon Mastercardクラシック
- 年会費:条件付き0円
-
Amazonの買い物でポイントが貯まる
-
・初年度年会費無料
・年1回の利用で翌年度以降も無料
・Amazonプライム会員ならポイント2%還元
・Mastercard
三井住友銀行から発行されているAmazon Mastercardクラシックは、ダンボールのようなデザインとAmazonのロゴがかわいいカードです。加盟店でショッピングをした場合は通常の1%の還元率ですが、Amazonでのショッピングならさらにお得に貯めることができます。Amazon愛用者であれば二枚目に選んで損はないでしょう!
- エポスカード
-
エポスカード
- 年会費:0円
-
ショッピング用に最適
-
・年会費永年無料
・マルイのショッピングは還元率2倍
・デザインが選べる
・VISA
マルイでよく買い物をする方なら、二枚目にはエポスカードがおすすめです。VISAと提携しているカードで、エヴァンゲリオンやワンピース、すみっこぐらしなど、キャラクターの入ったデザインカードが豊富なのが特徴。趣味やショッピングに使うなら、キャラとコラボのカードをもつのもアリですよね。
- JCBカード
-
JCBカードW plus L
- 年会費:条件付き0円
-
女性のお得が詰まったカード
-
・39歳までの入会で年会費永年無料
・入会後3か月間ポイント4倍
・提携店の利用でポイント2倍~10倍
・JCB
JCBから発行されているJCBカードW plus Lは、プロパーカードながら女性向けに特化した個性的なサービスが特徴。女性のキレイをサポートする協賛企業「LINDAリーグ」と提携していて、様々な会員特典や優待を受けることできます。
見た目にもおしゃれだし、二枚目に持つカードをお探しの女性の方にはおすすめです。今ならキャンペーンでAmazon購入代金が30%キャッシュバックされます。
クレジットカードの二枚目に関するよくある疑問
最後に、二枚目のクレジットカードの作り方に関するよくある疑問をご紹介します。
二枚目は一枚目の時より審査が甘くなるって本当?
基本的に、すでに一枚クレジットカードを持っている人であれば「審査に通る信用のある人物」と判断されることが多いです。一枚目のクレジットヒストリーが良好であれば尚、二枚目の審査は円滑に進む可能性が高いでしょう。
学生でも二枚以上のクレジットカードは作れる?
年齢などの条件をクリアしていれば、学生でも二枚目、三枚目のクレジットカードを作ることは可能です。特に、いわゆる「学生カード」と呼ばれる利用限度額が30万円以下のものであれば、審査は比較的簡易的だといわれています。
同じ会社で二枚目のクレジットカードを発行することはできる?
同じ会社で二枚目のクレジットカードを発行することは可能です。ただし、全く同じ種類・同じ国際ブランドのカードを二枚発行することはできません。
例として、「アメリカン・エキスプレス・カード」を二枚手に入れることはできませんが、「アメリカン・エキスプレス・カード」と「ANAアメリカン・エキスプレス・カード」の二枚を手に入れることは可能です。
また、三井住友のように、同じ種類のカードでも国際ブランドが異なる「デュアル発行」に対応しているカード会社もあります。
まとめ
二枚目のクレジットカードを持つメリットや、二枚目を選ぶポイント、おすすめのカードをまとめてご紹介しました。キャッシュレス化が進み、ポイ活ブームの今こそ二枚目を上手に活用してみてくださいね。
※クレジットカードや特典に関する情報は全て2021年2月時点のものです。
※入会特典やポイントアップには条件や期限があるため、詳細は公式サイトにてご確認ください。
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