Culture

bouncyワインができた! ブレンドする楽しさをオンラインで共有も

コロナ禍での2021年のお正月を迎え、自宅でこれからワインでもという方もいるだろう。「赤?白?」と迷う楽しさに、bouncy編集部から新年の新提案をしたい。それが「ブレンド」だ。

ワインの原酒は「キュヴェ」と呼ばれる。それらを複数混ぜ合わせ、新しい個性を生み出す工程を「アッサンブラージュ」という。それが今回、提示するワインの「ブレンド」になる。

マンズワインを販売するキッコーマンが昨年11月中旬、メディア向けオンライン体験会を開いたので参加した。同社は「ワインブレンドパレット」というサービスを立ち上げ、ワークショップを開いたり、体験キットを販売したりしている。

ワイングラス7脚を用意

44歳中年の筆者がワインを飲む姿を皆様に動画で届けるのは、どうにもはばかられる。bouncy編集部内で声をかけたところ、高橋沙莉奈さんが快諾してくれた。もちろん、飲酒ができる20歳を超えている。

事前に段ボール箱が送られてきた。開封すると5種類のワイン原酒とスポイトが入っていた。どうやらこのスポイトを使って、ワイン原酒を混ぜるようだ。

キッコーマンからの案内には「ご用意いただくもの」として、「ワイングラス7脚」とあった。フランス料理店ではないオフィスには、そんなにたくさんワイングラスはない。拙宅から4脚持ってきたほか、高橋さんが1脚用意。残り2脚は近所のニトリで購入した。

国産 仏産 チリ産の5種類

体験会のスタートは午後6時半から。高橋さんが空腹になるのは忍びない。近所のスーパーでチーズやワインを用意し、PC前に陣取った。

講師役の男性が、まずは「アッサンブラージュ」とは何かを説明する。Zoomで資料を共有してくれるので分かりやすい。スムーズな進行で安心感もあった。

一通りの説明が終わると、原酒のテイスティングに入る。事前に送られてきたのは、次の5種類。資料を基に紹介する。

1・鮮やかな赤い色合いで軽やかな味の「マスカット・ベーリーA」(国産)「ライトで華やかなワインにしたいときに」使う

2・「果実味と複雑さのバランスを取りたいときに」使う「カベルネ・ソーヴィニヨン」(仏産)

3・「丸みがあって優雅なワインにしたいときに」使う「カベルネ・ソーヴィニヨン 樽熟成」(仏産)

4・「果実味を強調したいときに」使う「メルロー」(チリ産)

5・かなり重厚な味わいがする「プティ・ヴェルド」(チリ産)「メリハリのある味わいにしたいときに」使う

より複雑な味わいに

味も見た目も香りも、多種多様ならぬ「5種5様」だった。特に1と5の違いは歴然。あまりワインに親しんでいない筆者にも、はっきりと分かった。

次は、いよいよブレンド作業に。送られてきたスポイトを使う。最初こそ高橋さんの手つきはぎこちなかったが、繰り返すうちに手慣れてきた。

1~5のワインを講師の指示に従い、2~3種類を混ぜてみる。ブレンドすることで、原酒よりも複雑な味わいが出る。

講師は「香りの強度」「果実香」「厚味」「渋味」「酸味」の五つが変化すると教えてくれた。原酒だとそれぞれの特徴に従って、凸凹がある。それがブレンドすることで、よりバランスが取れてくる。

いよいよbouncyワインに

通常、どのような割合でブレンドするかは、テーマを決めて実施する。

「ワインの味わい」「料理との相性」「飲むシーン」「飲む時の気分」の四つを意識し、イメージを膨らませるといいようだ。一つでも、複数の組み合わせでもOKだという。

このセオリーにはないが、仕事熱心な高橋さんは「bouncyワイン」創りを目指した。掲げたのは「弾むような軽やかさ」と「多様性」。

弾むは、bouncyの和訳通り。多様性はbouncy編集部員が男女、年齢、個性、価値観ともに様々なメンバーがいることから取った。また、日々アップしているコンテンツもガジェット系からソーシャルグッドまで幅広いことが念頭にあった。

5回の試行錯誤

「弾む」必要があることから、1の軽やかな国産ワインを柱にすることにした。「多様性」を生み出すために、5の重厚な味わいがする「プティ・ベルド」も混ぜることに。

スポイトで原酒を吸い出し、グラスに注ぐ作業を繰り返す。5回目にして、納得のいくものとなった。1の国産を40%と最大にし、5も15%使う。さらに仏産、別のチリ産を25%と20%にした。もちろん、合計で100%になっている。

試飲を終えた高橋さんは、極めて納得できた様子。「bouncyワイン出来ました!」と笑顔を見せた。

サイトで割合を公開

Zoomでつながった他のメンバーにも、bouncyワインをお披露目した。皆、手元に同じ原酒が届いているため、割合を教えるだけでいい。

他の参加者から「良い感じにできている」「ちゃんと、弾むも多様性もある」とお褒めの言葉を頂いた。高橋さんは再度、満面の笑みに。高橋さんにとっても、また筆者にとっても、2時間の体験会は非常に中身が濃く面白かった。

「ワインブレンドタブレット」のサイトでは、各自が創ったワインが公開されている。「1日の終わりに飲むワイン」「夫婦で仲良く飲めるワイン」など、様々なテーマがある。

動画メディア『bouncy』ワイン」も公開したので、興味のある方はぜひのぞいてもらいたい。

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こんな風にワインも近い将来、オリジナルブレンドを気軽に楽しむ時代になるのかも?

ワインをブレンドする作業から、寄り集まり、それぞれが個性を発揮した方が、物事はより魅力的になると改めて認識した。bouncy編集部は2021年も、各人が持ち味を出し、皆様にコンテンツをお届けしていくつもりだ。

ちなみに編集部最年長の筆者は、原酒3「樽熟成」としての役割を意識している。皆様に、いぶし銀と感じて頂けるコンテンツを作っていきたい。

本年も、よろしくお願いします。


CREDIT
Videographer/Writer :高野 真吾
SNS :にしまり

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