国際ブランドとして世界的に有名なアメックスのクレジットカード。

しかしその高いステータス性ゆえに、審査に通るかどうか不安を感じてしまいますよね。

「旅行や大きな買い物をする前にアメックスのカードを作っておきたいけど、審査期間はどれくらいなのかな…」
「この前アメックスのカードに申し込んだけど、まだ連絡が来てない…」

と、心配している人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、アメックスグリーン、ゴールド、プラチナカードそれぞれに実際に申し込んだ可決者と否決者の、審査期間や審査結果、申込者の属性について調査しました。

この記事では、調査でわかったアメックスの審査に関する傾向を紹介していきます。

これからカードを申し込みたいけど、どれくらいの年収で通るのかわからない、可決者の審査期間は平均どれくらいなのか知りたい、という人は、ぜひ参考にしてみてください。

結論から言うと、アメックスのクレジットカードは手が届かないほど審査が厳しい、というわけではありません。

審査に落ちる原因、審査状況の確認ついてなども解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

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アメックスの審査基準｜支払い能力はやはり大事

豪華なイメージのあるアメックスですが、審査はどのような基準でおこなわれているのか、気になる人も多いのではないでしょうか。

アメックスの申し込み入力フォームの中で、審査に影響しそうな項目をあげてみました。

• 年収
• 職業
• お住まい（自己所有／家族所有／社宅／賃貸）
• 区分・形態（所属の会社が上場企業か、など）
• 【任意】預貯金・有価証券

どの項目をみても、クレジットカードの支払いや年会費がきちんと払えるか、という支払い能力に結びつく項目が多い印象です。

さらに、自己所有か賃貸か、会社の区分・形態はどうかなどは、ある意味信用問題にも関わってきそうな項目も。

また、任意項目ではありますが、預貯金が豊富な人は入力することで多少審査に有利に働く可能性があります。

と……こんな風に入力フォームの項目だけ見ていても、実際は公式な審査基準については公開されていないのが現状です。

そこで今回はアンケート調査を実施し、可決者と否決者の傾向を分析してみました！

グリーンの調査｜役員・経営者が落ちることも

それではさっそく、アメックスグリーンカードのアンケート調査からみていきましょう。

アンケート調査では、可決者と否決者に、入力フォームにある審査に影響しそうな6つの項目について答えてもらいました。

• 年収
• 職業
• 住まい
• 区分・形態
• 通過連絡までの期間
• 勤続年数

「勤続年数」は入力フォームにありませんが、勤続年数も審査に影響があるという噂があるので、入れてみることに。

意外なことに、年収501万円以上の役員・経営者の人が否決という結果に。

逆に年収300万円台〜400万円台の一般社員の人が審査に通っていることがわかりました。

否決・可決の本当の理由はわかりませんが、このことから、一概に年収の高さや職業で決まるのではなく、遅延や延滞が少ないなどの信用も審査に関わってくるのだと予測できます。

入力フォームにはない勤続年数をみてみると、可決者はみな10年以上と長い傾向です。

もう一つわかったのは、否決者の共通点が自営業であること。

自営業だと住宅ローンの審査が通りにくくなるのと同じように、もしかするとクレジットカードも通りにくい可能性があるかもしれません…。

ゴールドの調査｜年収300万円台でもチャンスあり

続いてアメックスゴールドカード。

アンケートをとってみると、なんとグリーンよりもゴールドの方が可決者の割合が多いという結果になりました。

グリーンよりも可決者が多いのは偶然の可能性もありますが、調査でわかった一番の驚きの事実は年収が300万円台でも通ること。

可決者の年収や職業などの属性をみても、グリーンと大きな差がないように思えることから、アメックスゴールドカードの審査はひときわ厳しいという訳ではなさそうです。

ちなみに、否決の41歳女性に状況を詳しく伺うと、旦那様が個人経営をしておられ、お住まいは旦那様名義とのこと。

この場合、住まいは「自己所有」ではなく「家族所有」。実は通ったかもしれない審査も、間違えて入力すると否決になってしまうので、きちんと正しく入力する必要があります。

アメックスゴールドカードの特典やメリットについて知りたい人は、こちらの記事を参考にしてみてください。

プラチナの調査｜可決者は500万以上…年収重視？

最後にアメックスプラチナカードの調査結果です。

プラチナはグリーンゴールドよりも否決の割合が高く、審査通過は難しいと言えるでしょう。

プラチナの可決者をみると、みな年収が500万円以上。勤続年数が10年以下の人でも通過しているので、年数よりも年収を重視していると捉えられます。

しかし、500万円台での年収でも否決になってしまう人も。

年収面だけでなく、他の要素も審査に関係してくることは間違いないですが、もしかすると500万円以上の金額でまたさらに基準があるのかもしれません。

どうしてもアメックスのプラチナカードが欲しい、という人は、まずはゴールドカードで一定の支払い実績を積むのがおすすめです。

ゴールドカードを利用し続け、プラチナのインビテーションをもらえれば、なんと審査は不要。

ステータスが高く、特別なサービスを受けたい人には、ゴールドカードを使いながらプラチナを持てるチャンスを待てるので、一石二鳥です。

グリーン・ゴールド・プラチナの 可決者属性比較！

アメックスのグリーン・ゴールド・プラチナカード審査可決者の属性を比較しました。

年収だけ見ると、グリーンとゴールドに大きな差はないように見えますが、ゴールドとプラチナでは基準が大幅に変わるような予感が…

プラチナの可決者は唯一年収がみな500万円以上ですが、審査にかかる日数で見ると、可決の場合でもグリーンゴールドと比べると長めです。

もしかするとランクが上がっていくにつれ、審査期間が長くなる傾向にあるかもしれません。

そして驚くことに、可決者の勤続年数はすべて10年以上。これは年齢と年収の関係上この結果になるということもありえますが、長いことに越したことはなさそうです。

ゴールドの可決者に10年未満でも通過している人がいたので、支払い能力と信用で評価できる点がきちんとあればクリアできるでしょう。

住まいは賃貸よりも、全体的に自己所有や家族所有が多く、腰を据えた信頼性が評価されている可能性が。

区分・形態で見ると、全体的に上場企業勤務の人が多いですが、プラチナでさえ上場企業でなくても通過はできるようなので、そこに固執する必要はないでしょう。

アメックス10秒審査の仕組みとは

アメックスは10秒で審査が終わる、と、誰かから聞いたこともある人はいるのではないでしょうか。

申し込みをした後、審査の結果がすぐ表示されることを「アメックスの10秒審査」と巷で呼ばれています。

アメックスの審査の流れは2種類あります。

10秒審査か、数日かけて審査へ持っていくかどうかは、申込者は選ぶことはできません。

しかし、すでにクレジットカードを持っていて、信用情報に傷がない場合は10秒審査になることが多い、という噂が。

クレジットを一度も持ったことがない人はクレヒスが「スーパーホワイト」という扱いですが、逆にそのような人も、過去に金融事故を起こし、一回情報が更新されたのではと勘ぐられ、気の毒ですが不利に働く可能性があります。

ちなみに10秒審査の場合、10秒の間に信用情報機関に情報の照会を行っていると言われています。

審査に落ちる原因

「審査に落ちたら嫌だなぁ…」
「すでに審査を受けたことがあって落ちたけど、原因はなんだったんだろう？」

こんな風に思う人もいるかと思います。

審査に落ちる原因と、そう考えられる理由として考えられるのは、主に以下の4つです。

審査に関わってくるのはお金の面だけでなく、信用問題も大きなポイント。

「クレジットヒストリー」の略称であるクレヒスは、利用してきたクレジットカードやローンなどの契約や、支払い状況など、その個人に対する信用情報の履歴のこと。

過去に支払いの遅延があるとその記録がクレヒスに残り、支払い能力が低いと判断され信用が薄れてしまうので、できるだけ遅延を防ぎましょう。

信用の観点で言うと、任意整理中はクレジットカードの審査に落ちる確率が高いと考えられていますが、ネットの噂では任意整理中でも通ったという声も。

しかし、松谷司法書士事務所によると、信用情報機構には、任意整理の契約終了から5年任意整理の情報が登録されるとのことなので、金融事故の一種として扱われ、審査に不利になる場合があるでしょう。

審査状況について

「だいたい何日くらいで審査結果が届くんだろう…」
「実際、何日くらいまでなら希望を持っていいのかな…」

もし10秒審査にならなかった場合、審査結果がいつくるのか気になってしまいますよね。

ここからは、審査期間や審査状況の確認はできるのかなど、審査中にまつわることについてご紹介していきます。

審査期間｜可決者平均は4日！気長に待つべし

今回のアンケート結果でわかったのは、可決者は否決者よりも早く連絡がくる傾向にある、ということです。

• グリーン、ゴールドの可決者平均…4日
• グリーン、ゴールドの否決者平均…6.6日
• プラチナの可決者平均…6.3日
• プラチナの否決者平均…10.2日

グリーンゴールドの可決者でも1日で結果がきたのは9人中1人だけでした。

2、3日たつと不安に感じてしまうこともあるかとは思いますが、意外と可決者の平均日数は4日。

プラチナは可決でも否決でも1週間はかかると考えた方が良さそうです。

ちなみに公式HPでは、審査には通常10日ほどかかると記載があります。

連絡が来なくても、一旦焦らず10日間気長に待ってみましょう。

また、土日をまたぐこともある場合もありますが、土日は審査をしていないので、土日を含めると可決でも5〜10日かかることはあり得ます。

結果が遅い理由｜在籍確認か評価に時間を用している

審査結果がなかなか来ない時の原因は、主に以下の2点が考えられます。

• 在籍確認が取れない
• 属性や信用情報がグレーゾーン

会社に在籍確認をとる必要がある場合、なかなか繋がらなく時間がかかってしまっている状況もあり得るでしょう。

または、年収や職業などの属性や、クレヒスの履歴などの信用情報がグレーゾーンの場合は、可決をすぐに下すことができず、判断に迷っている可能性も。

ウェルカムメールがきたら可決？

ウェルカムメールとは、カード申し込み後、アメックス社から送られてくる入会への感謝メールのことです。

ネット上では、ウェルカムメールが送られてきたらほぼ可決と捉えて良いという噂が。

メールがきたら必ずしも可決とは限らりませんが、メールが届くか届かないかも審査通過の一つの目安になるかもしれません。

まとめ

アメックスは審査が厳しいクレジットカードだと感じている人が多いかもしれませんが、調査の結果、グリーンとゴールドは思っているより敷居が高くないかもしれないということがわかりました。

アンケート調査によると、グリーンとゴールドの審査基準は大きく変わらない傾向に。どちらに申し込みをしようか悩んでいる人は、ゴールドにトライしてみてもいいかもしれません。

プラチナはグリーンとゴールドに比べると審査基準は大きく変わるかもしれませんが、上場企業に勤務している必要はなく、10年未満の勤続年数でも通る可能性があるため、とりわけ年収に重きを置いている可能性があります。

アメックスの審査全体に言えることですが、在籍確認や属性の関係で審査通知が遅いこともあるかもしれませんが、審査状況を確認することはできません。

ウェルカムメールがきたら幸運の兆しなので、気長に待ってみましょう。

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