ノートパソコンのおすすめメーカーは?用途に合わせてご紹介
ノートパソコンを選ぶ時、様々なスペックを比較するのも良いですが、お気に入りのメーカーを決めてしまうと簡単に選ぶことができるため、おすすめの選び方でもあります。
今回は、ノートパソコンのメーカーごとの特徴やおすすめの機種を厳選しました。
目次
ノートパソコンのメーカー最新情報
国内メーカーのノートパソコンも( ゚∀゚)o彡°AMD!AMD! pic.twitter.com/jpfYiRQOnN
— ふっけん (@fukken_z) September 28, 2019
近年外資系の傘下に収まる国内メーカーが増えつつある、激動のノートパソコン業界ですが、以下の主要メーカーをピックアップしてまとめました。
レノボ(NEC、富士通)
レノボは、1984年に中国で創業したパソコンメーカーです。2004年のIBMを買収を皮切りに、世界市場で大きくシェアを伸ばしてきました。
日本国内では、2011年にはNEC、2017年には富士通を傘下に収めています。
日本法人であるレノボジャパンでは、主にパソコン、タブレット、スマホ、データセンター、スマートデバイスを販売しています。
レノボ
レノボのノートパソコンの主なシリーズは以下の5つです。
- Think:信頼できる品質と革新で高く評価
- Lenovo:ビジネスに最適なスタンダードノート
- IdeaPad:あらゆるニーズに快適な性能
- Yoga:使い方自由なマルチモードPC
- Legion:ゲームPCブランド
NEC
NECはLAVIEというシリーズを展開しています。
富士通
富士通はFMV LIFEBOOKの中に5つのシリーズがあります。
- AH:見る、聴く、打つすべてに上質を。プレミアムデザインノートPC
- NH:17.3インチワイドの大画面液晶オールインワンノートPC
- UH:薄く、軽く、そして強く
- SH:堅牢ボディに高速SSDや光学ドライブを内蔵、大容量バッテリで長時間駆動
- MH:折りたたんでタブレットとしても使用可能な2 in 1タイプ
HP
HPは、1939年にアメリカで設立されたパソコンメーカーです。2002年のCOMPAQ買収から、個人向けPCの生産に力を入れてきました。
その後もITサービスやネットワーク事業を営む大手企業を次々と買収し、事業の拡大を図ってきました。
2015年にPCやプリンタなどの部門を司るHP Inc.と、企業向けの製品を扱うHewlett Packard Enterpriseに会社が分割されました。その結果、日本法人としても、パソコンなどの分野を日本HPが引き継いでいくこととなりました。
日本HPのノートパソコンは、主に以下の6つのシリーズがあります。
- Spectre:最高傑作にふさわしい、美へのこだわり
- ENVY:何気ない日常を豊かに
- Pavilion:あなたの毎日に、一番近いパソコンでありたい
- HP:基本性能を凝縮したシンプルさを追求する
- OMEN by HP:ライフスタイルの異なる個々のゲーマーへ
- Pavilion Gaming:日常使いのゲーミングPC
Dell(デル)
1984年にアメリカで設立されたパソコンメーカーで、設立当初から受注生産のダイレクト販売を行ってきたことが特徴です。
2008年以降はITソリューションなどサービスも手がけるようになり、多くの関連会社を買収しつつ、総合IT企業としての地位を築いてきました。
日本法人は、1989年に設立されましたが、ノートパソコンの国内販売は1993年から開始しています。
DELLのノートパソコンは、主に以下の4つのシリーズに分かれています。
- Vostro:最高のコストパフォーマンス
- Latitude:ビジネスに最適な安全性と堅牢性
- Precision:CAD、3D、開発環境向けモバイルワークステーション
- Inspiron / XPS:自宅用からホームオフィス向け
Dynabook(ダイナブック)
ダイナブックはパソコンブランドでもあり、現在はメーカーでもあります。1989年から東芝の傘下として名を馳せてきましたが、2020年8月からはシャープの完全子会社となっています。
2000年前後まではノートパソコンの部門で世界シェア1位を維持するほど、圧倒的な人気を誇っていましたが、以降は海外メーカーに押され、順位を下げていきました。
dynabookのノートパソコンは、現在3種類のカテゴリー内に合計8つのシリーズがあります。
スタンダードノートPC
- Cシリーズ:第10世代 インテル® CPU、デュアルストレージ、Wi-Fi 6など先進の性能を凝縮
- Tシリーズ(T9・T8):大画面で高画質・高音質
- Tシリーズ(T7・T6・T5・T4):第10世代 インテル® CPUやSSD搭載モデル、4色のカラーから選べる
- Xシリーズ:文字が見やすいキーボード、高速SSD、Wi-Fi 6などの先進性能で家庭学習をサポート
モバイルノートPC
- Gシリーズ:軽さ、薄さ、ボディの強さと、第10世代 インテル® CPUで先進の速さ
- Zシリーズ:軽量・薄型・堅牢と大画面・ハイスペックを両立
- Sシリーズ:軽く、強く、使いやすい。気軽に持ち運びたい方へ
2 in 1 モバイルノートPC
- Kシリーズ:タブレットでもパソコンでも使える。お子さまのはじめてのパソコンに。
Apple(アップル)
1976年、アメリカのカリフォルニアで創業のパソコンメーカーですが、現在Apple社の過半数を占めるのは、iPhoneなどの携帯端末事業です。
長年主要事業としての地位を築いてきたパソコンの初代Macintoshが販売されたのは1984年の事でした。以来今日までMac OSという独自のシステムを作り続けています。
現在Appleのノートパソコンは、3つのモデルが存在します。
- MacBook Air:驚くほど薄くて軽い
- 13インチMacBook Pro:あらゆることを、あらゆる場所で
- 16インチMacBook Pro:最高を作る人に最高のツールを
Acer(エイサー)
1976年台湾で創業したパソコンメーカーで、2007年にアメリカのゲートウェイ社を買収したことでも知られています。
現在Acerのノートパソコンは主に7種類のシリーズが展開されています。
- Swift:優雅な美しさの中にパワーを併せ持つクラムシェル高級モデル
- Switch:タブレットならではの機動性。パソコンだからこその生産性。
- Aspire Macintosh:日常的な用途から負荷のかかる専門作業までこなせる新しいレベルのデザインとパフォーマンス
- Predator:Acer最新テクノロジーがバトルを有利にするゲーミングPC
- Nitro:カジュアルゲーマー向けの、新たなレベルのゲーム体験
- Acer Chromebook:数秒で起動。データはクラウドに保存。高いセキュリティが特長
- Aspire E:信頼性の高いパフォーマンスと便利な機能を搭載
ASUS(エイスース)
1989年に台湾で創業のパソコンメーカーで、創業当時からマザーボードの開発を手掛けていましたが、ノートパソコンをはじめ、パソコンの部品などを多く扱っています。
ASUSのノートパソコンは主に5つのモデルがあります。
- ExpertBook:極限まで無駄を削ぎ落とし、高い堅牢性と圧倒的なモビリティー性能を実現した次世代のモバイルノートPC
- ZenBook:世界最小クラスのボディに、新しくなったScreenPad™ を搭載
- VivoBook:仕事でも遊びでも没頭できるコンパクトなノートPC
- ASUS Laptop:新しいモダンなデザインと日々のタスクに快適な性能
- Gamingノート:本格的なゲーミングおよびマルチタスク作業が可能な、合理的な設計を体現したマシン
ノートパソコンメーカーの選び方
ノートパソコンの選び方は色々ありますが、ここではメーカーで選ぶという場合の選び方をご紹介します。
もちろん個人的に好きなメーカーというものがある人は、同じメーカーから購入するのも方法です。特にお気に入りが無いという場合は、この記事を参考にしてください。
まず、OSをWindowsにするかMacにするかでメーカーが限定されます。Windowsの場合、Office製品をはじめ、ソフトやアプリが充実しているので、買い替えの際もそのまま引き継ぐことができて便利です。
クリエイターはMacがおすすめ
一方Macは、写真や動画編集ソフトがあらかじめ無料で付いてくるので、クリエイターからは人気が高いです。また、セキュリティに関して問題が発生しにくい特徴があります。
Macのノートパソコンを使いたいという人は、選択肢はApple社に絞られます。
多数のメーカーが取り扱うWindows
Windowsが入っているノートパソコンを使いたいという人は、メーカーもかなりたくさんありますが、パソコン初心者ならサポートの充実しているメーカーがおすすめです。NEC、富士通、dynabookのカスタマーサポートは対応が良いという評価が多いメーカーです。
ある程度パソコンの仕組みなどを理解していて、サポートのお世話になる機会も少ないという方であれば、海外発祥のメーカーでも問題ないでしょう。予算に応じてスペックを比較して決めても良いかもしれません。
初心者におすすめのノートパソコン
初心者の場合は、カスタマーサポートで不明点などを質問できると便利なので、サポートが充実しているメーカーから厳選しました。
十二分のメモリやストレージにブルーレイディスクドライブやOfficeなどあったらいいなというものがすべて込められているので、安心して使うことができます。NECならサポートも手厚いので、初心者におすすめのノートパソコンです。
- 富士通
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ノートパソコン FMV LIFEBOOK NHシリーズ WN1/E2
- 税込み152,980円
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17.3インチの迫力ある大画面
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Windows 10 Home 64ビット、インテル Core i7-10750H、メモリ8GB、SSD約256GB + Optane約16GB、スーパーマルチドライブ。
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第10世代最新のCPUにSSD搭載で何でもサッと開ける高速が特徴です。ディスプレイサイズが17.3インチと大画面でスーパーマルチドライブも付いているので、映画鑑賞などにおすすめのノートパソコンです。
こちらのT8シリーズは、ディスプレイサイズが16.1インチと珍しい大きさですが、15インチでは少し物足りないという方におすすめです。Officeも搭載されていて、テレワークなどでも使いやすいサイズです。
大学生におすすめのノートパソコン
大学生が使うノートパソコンに何と言っても必要なのは、軽さではないでしょうか。いくら高性能でも、重いパソコンを背負って通学するのは大変です。そこで、軽さに重点を置いて選んでみました。
本体の重量が859gと驚くほど軽いのに加え、バッテリーの最大駆動時間が約18.5時間ということで、持ち運びの多い大学生におすすめのノートパソコンです。
953gの軽量なノートパソコンです。SSDが512GBと大容量なので、すぐに起動できてストレスも少ないのが特徴です。パールホワイト、メタリックピンク、ネイビーブルーの3色展開でおしゃれな見た目も人気です。
- 富士通
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ノートパソコン FMV LIFEBOOK UHシリーズ WU2/D2
- 税込み135,900円
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バッグに入れたことを忘れるほど、軽くて薄い
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Windows 10 Home 64ビット、インテル®Core™ i7-8565UY、メモリ8GB、SSD256GB。
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本体質量が約855gなのに、バッテリ駆動時間が最大約24時間とかなり長時間使用できるため、充電のわずらわしさが少ないです。キーストロークが深くなっているので、打ちやすいという声が多いです。
ビジネスにおすすめのノートパソコン
ビジネスの場合、職種によっても必要な機能が大きく異なるため、一般的な事務処理に対応できるものを厳選しました。
高度なグラフィックが特徴なので、メディア編集などを仕事で行う必要がある方におすすめの1台です。CPUにAMD Ryzenを使用していることで、高スペックながら10万円未満の価格を実現しています。
指紋センサー、WEBカメラ、マイク、Officeが標準搭載なので、すぐに仕事を始められる1台としておすすめです。薄型ではありますが、重量が約1.5kgあるため、頻繁に持ち運ぶのには不向きです。
最近のHPで大ヒットと言われるこちらのElite Dragonfly最大の特徴は、重量が999gと軽量で、デザイン性が高いという点です。プライバシーカメラ、のぞき見防止、不正アクセス対策などセキュリティ面も充実しており、ビジネスマンにおすすめの1台です。
ゲームにおすすめのノートパソコン
ゲーミングノートパソコンの場合は、グラフィックボードの性能だけでなく、メモリや冷却機能も大切なポイントになります。
米国の軍用規格に合格している堅牢性が特徴で、ゲーム以外にも動画やグラフィックの編集にも使える高性能な1台です。これ以外のエントリースペックやミドルスペックのモデルなら、10万円未満でも購入可能です。
つい最近発売したということもあり、ゲーミングノートパソコンの中では最高峰ともいえるスペックを誇ります。特にメモリが32GBと余裕の容量なので、ストレスなくサクサクとゲームを楽しむことができます。
まとめ
筆者の場合、特にお気に入りのメーカーというものは存在せず、その時出揃っている機種の中で最もコスパの高いものを選ぶことが多いですが、多くのメーカーを対象にすると比較自体もなかなか骨の折れる作業となります。
そういったときにも、「この用途にはこのメーカー」といった目安があると時間短縮にもなるため、頭に入れておいて損はないですが、数年でメーカーの方針が変わることも多々あるため、先入観を持たず、常にフラットな気持ちで見ていたいなと思っています。
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