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近年、スタートアップ大国として世界中から注目が集まっているイスラエル。
そんなイスラエル発祥の、電気自動車(EV)用プラットフォームメーカー「REE」は、数あるイスラエルベンチャー企業の中でも、電子プラットフォーム業界の一翼を担っている存在だ。
電子プラットフォームとは、車の運動神経に相当し、車の下部にある電子的な基盤のことを指す。
そんなREEの功績は、世界のビジネスと金融情報を提供するアメリカの有名メディア「ブルーム バーグ」が、由緒あるパイオニア賞を贈呈したほど。革新的な事業を展開する10社の一つとして「REE」を選出した。
このREEが生み出す電子プラットフォーム「REEboard」のすごさとは、拡張性の高い設計である点だ。タクシー会社、物流・運送会社、観光バス会社など、それぞれの顧客ニーズに合わせて、多種多様なEVを自由自在にデザインできる。
顧客にも地球にも優しい「REEboard」
買い手が車両をデザインできると同時に、自動・無人運転となればドライバーの分の人件費を削減することが可能である。
代表例を挙げるとするならば物流・運送業。国内配送は、各地の営業所から何台ものトラックが毎日出荷をしているが、そのトラックの数の分だけ人件費をカットできる。
さらに、世の中のガソリン車の数が減っていき、自動運転車が増えることで、二酸化炭素の排出量を抑制させることにも繋がっていく。
このことは、REEが二酸化炭素の排出が少ない社会を先導していく企業の一つであることを意味するのだ。
この電子プラットフォームが世の中で主流となると、世間には「エコ」、売り手には「顧客の多様化」、そして買い手には「人件費削減」というメリットをもたらす。まさに‘三方よし’状態なのである。
しかし何と言ってもREEの素晴らしさは、車内の空間を買い手が自分で好きなようにデザインできる、という「自由さ」を実現させたことだ。
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近い将来、日本の道路は、今よりももっと個性が光る多種多様な自動車で溢れているかもしれない。自由度の高い未来こそ、より良い未来への第一歩である。
Ree