間接照明で部屋をおしゃれに!おすすめ商品と置き方のポイント解説
間接照明は、部屋のインテリアをぐっとおしゃれにしてくれるアイテムです。記事では、間接照明の選び方やおすすめ商品をご紹介。元インテリアショップ店員の筆者が実演解説した、簡単でおしゃれに見える間接照明の置き方についても紹介しています。
目次
おしゃれな間接照明とは
間接照明とは、照明器具から出た光が壁や天井に当たり、その反射光で間接的に明かりを取る手法のことです。
「間接照明=おしゃれ」のイメージが強いのは、単純に明かりを確保するための直接照明と違い、空間演出の目的で使われることが多いからでしょう。
間接照明の柔らかく穏やかな光は、寝室やリビングなどリラックスしたい部屋にぴったりです。空間に広がりや奥行きをもたせたりムードを作ったり、インテリアをワンランクおしゃれに演出します。
間接照明の種類と選び方
間接照明に使う電球や照明器具によっても、雰囲気や特徴が異なります。3つのポイントに沿って、用途やインテリアイメージに合わせながら選ぶようにしましょう。
①設置場所で選ぶ
1つ目のポイントは、設置場所にあう照明器具を決めることです。狭いスペースなら置き型よりも壁や天井に設置できるタイプの間接照明の方が良いですし、複数の部屋で使う予定があるなら移動しやすい置き型タイプの方が向いています。
おしゃれな間接照明として使われることが多い主な照明器具の特徴を以下に紹介するので、参考にしてみてください。
②電球の種類と色で選ぶ
おしゃれな間接照明の2つ目のポイントは、電球の種類、つまり光の色です。同じ照明器具を使っても、電球の違い(光の色の違い)で雰囲気は大分異なります。間接照明で主に使われる電球の種類、白熱電球・蛍光ランプ・LEDランプの色と特徴を知ったうえで選びましょう。
白熱電球は、対象物をそのままの色に見せるのが特徴です。暖かみのある色で、部屋が柔らかい雰囲気になります。価格が安く購入しやすいですが、電球が熱を発散するため寿命の短い点と、光熱費が他の電球よりかさむ点がデメリットです。
蛍光ランプは形も色も多彩で、電球形では一番明るい昼光色から昼白色・白色・温白色・電球色があり、好みの色を選べます。一方で、スイッチを入れてから点灯するまでに遅れのある点がデメリットです。
LEDランプの電球形は、色が4種類あります。そのうち住宅で使われることが多いのは、電球色・昼白色・昼光色の3色です。LEDランプは寿命が長く、省エネな点がメリットです。ただし価格は高い傾向にあるほか、正面以外を照らすのが苦手なものもあります。電球の側面まで照らしたい場合は、300°以上を照らす全般配光形や180°~300°までの準全般配光形タイプを選びましょう。
電球の種類や色の特徴について、もっと詳しく知りたい方はぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
③間接照明の機能
3つ目のポイントは、間接照明の機能です。日常的に使うことを考えると、おしゃれなだけでなく機能性もある間接照明を選びたいですね。
最近人気なのは、リモコンや、アプリを入れてスマホで操作できるタイプです。ベッドやソファにいながら間接照明を調光したり消したりできます。
ほかにも、人感センサー付きで人がいるときだけ明かりが点くものや、充電式のコードレスタイプ、USBケーブルが使用できる間接照明など様々です。
おしゃれな寝室におすすめの間接照明
ここからは、シーンごとにおすすめの間接照明をご紹介します。
リラックスしてすごしたい寝室には、柔らかい質感の間接照明や、明暗センサーなどがついたおしゃれな間接照明がおすすめです。
インテリア好きの間ではお馴染み、北欧ショップIKEAのスタンドライト。紙のシェードを通して、壁や床にやわらかな光を広げます。ベッド周りはもちろん、和室の間接照明としてもおすすめ!
壁に取り付けて使用する、アンティークデザインがおしゃれなブラケットライト。角度調整可能なので、ベッド周りの間接照明としても使いやすくておすすめです。設置が楽なコンセント式。
リビングをおしゃれに彩るおすすめ間接照明
人を招くことが多いリビングは、家の中でも特にインテリアにこだわりたい部屋ですよね。落ち着いた雰囲気を作りつつ、センスの良さを感じさせるような間接照明を選んでみましょう。
リビングのおしゃれな照明コーディネート実例については、こちらの記事でも詳しく解説しているのでぜひ併せて参考にしてみてください。
珍しいおしゃれな円型のテーブルランプ。存在感があり、置くだけでもオブジェとしてリビングをセンスアップしてくれそうな間接照明です。おしゃれなのに意外と価格は安いので、気負わないちょっとしたプレゼントにもおすすめ!
シンプルデザインに機能性を兼ね備えたフロアライト。高さ45.6cm×幅11.5cmと、テーブルランプとしても使える小型サイズです。細身で置き場所を選ばず、リモコンでON/OFF・調光可能な使い勝手の良い間接照明。
存在感のあるウッドのスタンドライト。特徴は、メインのライト以外にもスポットライトがついていること。2つの間接照明が空間に立体感を生んでくれます。スポットライトの角度やON/OFFで雰囲気が変わるので、インテリアコーディネートの幅も広がりそう!
ナチュラルな木製のスタンドライト。角材のような棒状のフォルムで、向きによって部屋に陰影がつけられるおしゃれな間接照明です。北欧インテリアにぴったりのシンプルデザイン。
調光&調色機能付きのスタイリッシュなスタンドライト。間接照明以外にも読書や常夜灯などシーンに合わせて使える便利なアイテムです。コンパクトなデザインなので部屋を圧迫しないのもポイント!
サイドテーブルとUSB充電ポートが付いた個性的なフロアライト。ソファサイドでスマホを充電したり飲み物を置くことができるので一人暮らしにぴったり。ワンルームなどスペースが限られた部屋では、多機能な間接照明が重宝します。
玄関をおしゃれに飾るおすすめ間接照明
家の顔となる玄関は、あまりごちゃごちゃ飾るよりもシンプルな方が好感を持てます。
五角形の筒の中にLEDライトが並んだシンプルなテーブルランプ。USB電源対応なので玄関にコンセントがないというお宅にもおすすめ。天然竹素材が上品な印象にしてくれる間接照明です。
ライト部分とベースがマグネット式なので取り外して使うことができるのが特徴です。乾電池式なので手軽にどんな場所でも使うことができ、間接照明だけでなく常夜灯としてもおすすめ!
ランタンのようなデザインのUSB充電式LEDライト。シェード部分がアコーディオンになっていて、畳めばスポットライトのように使うこともできます。普段は玄関のおしゃれな間接照明として飾り、いざというときには懐中電灯代わりにも使える便利アイテムです。
<実践解説>間接照明のおしゃれな置き方
続いては、インテリアショップでショーウィンドウなどのディスプレイしていた経験を活かし、間接照明のおしゃれな置き方について実演しながら解説していきます。少ないアイテムで簡単に雰囲気を出す方法もあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
①間接照明のあり・なしを比較
照明器具がない状態
まずは照明器具がない状態のディスプレイです。高さを出せばリズムは出ますが、いまいちのっぺりした印象ですよね。こちらのディスプレイに置いてみましょう。
照明を置いた状態
このような淡い光のライトを置くことが間接照明だと思われがちですが、この状態は間接照明とは言いません。これでも光がポイントになるので先ほどよりは印象的にはなりますが、今回は間接照明の置き方なので少し配置を動かします。
照明を奥に置いて奥行きを出す
壁側にライトを置いたことで、壁と家具に反射した光が間接照明になりました。なんとなくのっぺりしていた空間に奥行きが出たのがお分かりいただけるでしょうか。
間接照明を使って奥にポイントを持ってきたことで、立体感が生まれたためです。また、ぼんやりとした光や飾っている雑貨にできた影など、非日常的なムードを出すのに間接照明は適しているんです。
②間接照明の色とインテリアコーディネート
間接照明をおしゃれに取り入れたいなら、電球の光の色もポイントになることは前述したかと思いますが、こちらでも実演してみます。
電球色
まずは先ほどと同じ電球色の光です。オレンジがかった温かみのある光は、北欧インテリアやアンティーク雑貨とよく合います。ウッドやウール、ホーローなど、ぬくもりを感じるナチュラル素材とは相性が良い色です。落ち着きを感じさせる間接照明の色ですね。
昼光色
続いて昼光色の光です。青白い光は清潔感やクールさを感じさせます。電球色と比較すると空間が引き締まった印象になりますね。先ほどと反対に、無機質な素材のインテリアと合わせたり、近代的でスタイリッシュな雰囲気を演出したいときにぜひ使ってもらいたい間接照明の色です。
③間接照明の簡単でおしゃれな合わせ方
続いて、人気の北欧インテリアとも相性が良い、簡単でおしゃれに見える間接照明の置き方例をご紹介します。
先ほどのように雑貨で見えなくさせてしまう以外には、おしゃれな空き瓶を利用する方法もおすすめです。
空き瓶を使うテクニック
このように瓶の影に隠れて本体は見えなくなりますし、壁の間でランダムに反射した光がおしゃれなムードを作ってくれます。ガラスを通った直接光も一緒に当たっているので、完全な「間接照明」かと言われるとそうではないのですが、おしゃれ空間演出には役に立ちます。ウィスキーやブランデー瓶などが自宅にある方はぜひ使ってみてください。
ポストカードを使うテクニック(筆者おすすめ)
さらに、筆者が思う最も手軽な間接照明の置き方がこちら。ただ手持ちのポストカードの後ろに置いただけです!
たったこれだけで、カードからほのかに透ける光と、壁側に反射した光で立派な間接照明の役割を果たしてくれています。
北欧インテリアのナチュラルな雰囲気にも合いますし、実はごちゃごちゃ飾るよりも「こなれ感」が出て逆におしゃれに見えるというメリットもあります。
間接照明とお気に入りのポストカード1枚さえあればできるテクニックなので、ぜひ試してみてくださいね。
※こちらの方法を試す場合、直接ポストカードが触れていると発火のおそれがあるため、十分に離して間接照明をご使用ください。特に、高温になる白熱電球での使用は避けましょう。
おしゃれな間接照明ディスプレイ
最後に、おしゃれな間接照明ディスプレイをご紹介します。
テレビボードの背面に置かれた間接照明。リビングの間接照明としては王道の方法で、テレビの後ろに光を持ってくるだけでモダンな空間になるのでおすすめです。
壁のラックに光を当てた間接照明。ショップのディスプレイのようでおしゃれですね。お気に入りのオブジェを目立たせるナイスアイデアです。
広い壁を照らす間接照明。個性的な壁紙を活かしてインテリアコーディネートしている上級テクニックです。
鏡の上に設置されたライト。映り込みの効果で、広がりのあるおしゃれなコーナーになっています。
こちらは「テープライト」と呼ばれるテープ状のLEDライトを使ってDIYした間接照明。手持ちの家具や壁に貼るだけでできる、手軽でおしゃれなDIYアイデアです。
まとめ
間接照明の種類とおしゃれなおすすめ商品、簡単におしゃれに見せる間接照明テクニックをまとめてご紹介しました。ぜひこの記事を参考に、間接照明を使ったインテリアに挑戦してみてください。
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