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どうしても会話を聴かれたくない方へ「Hushme」

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あなたはたくさん人がいる場所で、重要な電話がかかってきて困ったことはないだろうか?緊急を要する大切な話で、いますぐ回答しないといけない場合、電話にでるかどうか悩ましいところだ。

また、個人情報や機密情報などを相手に伝えなくてはいけないシーンなど、周囲の存在がかなり気になるものだ。

重要な仕事のためには時と場所を選ばず、すぐに相手との話を進めたいのが本音。そこで開発されたのは声を漏らさず通話できるデバイス「Hushme」である。相手の声だけではなく、自分の声も周囲に漏れない仕組みとは、一体どのようなものだろうか。

意外に聞かれている会話内容

このユニークなデバイス「Hushme」を開発したキッカケは、2015年ウクライナのトップ食品会社のCEOら3人がカフェにいたときに目撃した光景である。彼らの隣に座っていた女性がSkypeを使い、ビジネスパートナーと会話を試みようとしたが、周囲の人が会話を聞いていることに気づき、彼女は会話を断念したのだ。

この出来事が、電話で話すときの音声のプライバシーを保護するパーソナルデバイスのアイディアとなったという。

音を抑える工夫


インパクトのあるルックをしている「Hushme」は、磁気を使い口の前にセットすることで周囲に声が漏れずに通話することができるという。マスク内には断熱材が埋め込まれ、柔らかいクッションマフ、また装置の内側の全面には特別な吸音塗料(振動を抑えることにより音を小さく抑えることができる塗料)が施されている。

これにより、3フィート(約91センチ)の距離にいる人でも、あなたの会話を聞くことができなくなるという。しかし「Hushme」の内蔵のマイクにより、通話相手には会話内容がクリアに届く仕組みだ。

クッションマフは交換が可能なため、常に清潔な状態を保つことができる。マスクのサイズも調節可能なので、自分に合ったサイズ感で通話を楽しむことが可能だ。

「Hushme」の効果は?


では、具体的にどのくらい「Hushme」は、あなたの声を抑えてくれるのだろうか。

ある研究によれば、通常の会話の音量は50〜60デシベルだという。「Hushme」は、約35〜40デシベルまで音量を下げることが可能とのこと。この数値は図書館内と同等レベルである。つまり相当頑張って聞き耳を立てない限り、あなたの会話を誰かが理解するのは難しいということだろう。

そして、「Hushme」を使っては通話するときは低い声のほうが、さらに周囲に音が漏れにくく、通話相手によく声が届くという。さらに、口全体をマスクで覆うことで、「読唇術」によって会話内容を読み取られる心配もなさそうだ。もうここまでくると怖いものはないだろう。


「Hushme」を使えば、確かに周囲の耳を気にせず通話はできそうだ。しかし、隣の人がいきなり「Hushme」を出して通話し始めたら、逆に「あの人は何を話しているんだろう…」と、余計に周囲の注目と興味を集めてしまうかもしれない。

しかし、そうしたツッコミを越えた先に、何かしらのイノベーションが生まれると信じたい。

Hushme

Courtesy of Hushme


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