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子どもの頃、誰もが一度は折って飛ばして遊んだ経験があるであろう「紙飛行機」。一度飛ばしたらしばらくは風に乗って飛ぶものの、重力の法則に従っていつかは落ちてしまうものだ。
しかし、もしその紙飛行機が、自分の思い通りに操縦できたとしたら…?
そんな夢のあるプロダクトが、パイロットで工業デザイナーのShai Goitein氏によって開発された。自分で折った紙飛行機に取り付け、スマホで操縦できる「PowerUp 3.0」だ。
2年かけて開発した「PowerUp 3.0」
飛ぶものが大好きだった彼が、最初に開発した「PowerUp」は、世界初の電気で飛ぶ紙飛行機だったという。友人に見せた所、「いいガジェットだけど、リモートで操作はできないの?」と言われ、「ならば作ってやろう!」と2年の歳月をかけバージョンアップしたのが「PowerUp 3.0」である。
完成までに作成したプロトタイプの数は、なんと57にものぼるという。Shai Goitein氏の努力の結晶である「PowerUp 3.0」は、世界初のスマホで操作できる紙飛行機である。
遊ぶ手順
「PowerUp 3.0」は簡単な4つの手順で楽しむことができる。
A4サイズの紙で、自分の好きな飛行機を折る。
“POWERUP”スマートモジュールを紙飛行機に取り付ける。
専用アプリをスマホで起動させ、スマートモジュールに接続する。
スロットルをいっぱいに押して紙飛行機を空高く飛ばす。操作はスマホを左右に傾けたり、昇降レバーを上下させたりして操作する。
専用アプリの画面はコックピット風で、特別な知識や経験なしに本格的な操縦が楽しめる。専用アプリはiOSとAndroid 4.3以上に対応している。
うまく飛ばすことができない場合、は飛ばし方や紙飛行機の翼部分を折り曲げるなど工夫するとうまくいくだろう。
テクノロジーが詰まったスマートモジュール
ただの紙飛行機が、ハイテクなドローンに早変わりする秘密は“POWERUP”スマートモジュールにある。
モジュールの後ろには紙飛行機をコントロールするプロペラがついている。フロントには非常に電力効率の高いワイヤレス通信の最新規格である、Bluetoothスマートテクノロジが搭載されている。超軽量ながら、通信範囲は約55mを実現。 MicroUSB接続で充電も可能である。これにより、自由自在に操縦することができるのだ。
そして、Shai Goitein氏は「PowerUp 3.0」がクラッシュした際のことも考慮して開発をしている。使われている全ての部品は非常に耐久性に優れ、耐衝撃性でもある。最新テクノロジーを搭載しながら、衝撃にも強い作りなのでクラッシュの度に壊れる心配をしなくても済むのだ。
「PowerUp 3.0」は、NY Toy Fair 2013で、Popular Science Bestを受賞している。オモチャというには贅沢すぎる「PowerUp 3.0」。子どもから大人まで、あらゆる年齢層の人にオススメのプロダクトである。
Courtesy of PowerUp Toys