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自動運転車普及の第一歩となるプロジェクトが開始「Waymo」

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2009年から自動運転の開発に取り組んできた、Googleのプロジェクト発の「Waymo」社。彼らが行っている、300万マイル(約483万キロ)にも及ぶ距離を自動運転車で走行し、テストを繰り返すプログラムが話題となっている。

自動運転車を一般の人に無料で貸し出す「Waymo’s early rider program」である。

プログラムの目的

アメリカ・アリゾナ州にある州最大の都市であるフェニックス。ここで「Waymo’s early rider program」は行われている。

様々な交通に関するニーズを持っている人々からのフィードバックを得ることを目的としており、あらゆるバックグラウンドを持つすべての人々を対象としている。申請が受理されれば、対象者の家族全員が自動運転車に乗る資格を得るという。費用はゼロで、好きなだけ自動運転車を使って移動することができるのだ。同社は乗り心地や利便性のデータを取得するために、参加者にできるだけ頻繁に乗車してもらうことをお願いしている。

徐々に「Waymo’s early rider program」は拡大し、何百人もの参加者を受け入れることを想定している。また現在にところ、このプロジェクトの終了日は設けられていないという。

自動運転車がもたらす影響

では、実際にプログラムに参加した人々の反応は?

TedとCandace

4人の子どもを持つ彼らの毎日は大忙しだ。プログラム参加中は、学校やサッカーの送迎を自動運転車が担当し、その間両親は、ゆっくりとした時間を2人で過ごすことができたと話す。こどもたちも、親に頼むことなく好きな場所へ自分で行ける自由を楽しんだようだ。

AmyとPaul

ロッククライミングやコンサート、旅行に行くのが大好きな二人。自動運転車があれば、帰りの運転を心配して体力を温存する必要や駐車場の空きを探して走り回る心配もなく、思う存分アクティビティを楽しむことができたとのこと。

自動運転の方が安全?

いくらテクノロジーが進化しても、自動運転車に乗り、公道を走ることに抵抗がある人はまだまだ多いのが現実だ。しかし交通死亡事故の原因の94パーセントは、人為的なミスといわれている。つまり、数えきれないほどのテストと改良を重ねて満を持して登場した自動運転車の方が、人間が運転するよりも安全かもしれないということだ。

同社では毎日公道でテスト走行が行われ、実際に他の自動車や自転車などがいる環境で走行することで、その安全性を確かなものにしている。

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自動運転車は運転を代わってくれるだけではない。目が不自由な人にとって自動運転車とは、一人で自動車に乗り移動できるため、自立への大きな希望となる。そんな事実を知ると、自動運転車の可能性は人々の想像以上に広がっていることを実感する。

さて、日本での本格的な自動運転車普及はいつになるのだろうか。大きな期待と共に心待ちにしたい。

Waymo

Courtesy of Alphabet Inc.




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