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エアバックやシートベルトがオシャレなバックパックに「Airpaq」

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人々の命を守るため、自動車部品はその強度を確かなものにしている。しかし一方で、廃車になった車は、まだまだ使える部品をそのままに、巨大なゴミと化している。

自動車の部品をリサイクルしたバッグパック「Airpaq」は、そんなモッタイナイを救う、オシャレなアイテムである。

自動車部品がどこに使われているのか

自動車部品がバックパックに生まれ変わるとは、一体どのようなことだろうか。例えば「シートベルト」は丈夫なことで知られ、切断しようとしてもなかなか切れない。この耐久性の強さを活かして、「Airpaq」では「肩紐」として使われている。この肩紐には、鍵をつけておくのに便利なリングもついていて実用的だ。

開口部のロールアップには、「エアバック」が使われている。留め具にはシートベルトの「バックル」が使われ、機能的かつスタイリッシュな仕上がりとなっている。他のバックパックがマネできないユニークな見た目にも注目したい。荷物が増えれば、シートベルトの長さを調節すればOK。長さの調節は普段車で行っている行為なので、誰でも簡単に調節ができるだろう。

袋部分にはマグネットが内蔵されており、袋を簡単かつ確実に閉じ、荷物が出てこないよう工夫がなされている。夜道などでも安心のリフレクターも付属され、必要に応じてバックル部分に装着することが可能。

バックパックは、重い荷物を持ち運ぶことが予想される。「Airpaq」では、そんな状況にでも背中や肩に負担がかからないよう設計されている。使われている素材は強い防水機能があるため、「Airpaq」は天候や持っていくシーンを問わず、ヘビーユースできるだろう。

内側にはかわいい車がデザインされ、スマホや手帳、ペンやタブレットなどの細々とした荷物がバラバラにならないよう仕切りが施されている。そのため、たくさん荷物が入るバッグにはありがちな、中で荷物がグチャグチャという状況をさけられる。

捨てられてしまうゴミに新たな命を与える2人

車部品をリサイクルするユニークなーアイディアは、どのようにして生まれたのだろうか。

「Airpaq」を考案したのはAdrianとMichaelの2人だ。ゴミとして捨てられてしまうモノから何かを生み出したいと考えた彼らが向かったのは、くず鉄集積場である。膨大な量のゴミから彼らは一つのエアバックを持ち帰り、人生初となるミシンを使って裁縫を始めた。そしてすぐに最初のプロトタイプを完成させたのだ。その後改良を重ね完成したのが「Airpaq」である。

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本来の役目が終わった自動車部品たちが、モノを大切にしたいと願う若者2人の熱い情熱によりバックパックとして生まれ変わった「Airpaq」。環境にやさしく、スタイリッシュなバックパックはきっと多くの人に愛されるはずだ。

Airpaq

Courtesy of Airpaq


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