Mobility

立ち漕ぎ専用の個性的な自転車「Halfbike」

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世界中で次々と生み出されている様々なタイプの「モビリティ」。今回ご紹介するのは、立ち漕ぎ専用の自転車「Halfbike」だ。今までの自転車とは全く違う体験をもたらしてくれるというユニークな乗り物とは一体…?

ウォーキングとサイクリングを同時に行う感覚

ブルガリアの企業「Kolelinia」が開発した「Halfbike」は、乗っている姿はまるでセグウェイそっくりな、折り畳みできる立ち漕ぎ専用の3輪自転車である。


大きな前輪(20インチ)と小さな後輪(8インチ)2輪でできており、その乗り心地はウォーキングとサイクリングを同時に行っているようだという。自転車と大きく異なる点は、体全身で「Halfbike」をコントロールする点である。そのため、乗っているだけでバランス感覚と運動神経を高めることができるのだ。

今までにはない全く新しい体験のため、自転車に乗れる=「Halfbike」に乗れるとは限らないという。しかし、スポーツをしていたり、バランス感覚が良ければ簡単に乗りこなすことができるとのこと。

軽量で耐久性抜群


「Halfbike」は、重さが20ポンド(約9キロ)以下で、コンパクト設計。折りたたみ方法もシンプル。ハンドルバーを後方に倒せばよいだけで、数秒で折り畳むことができる。折り畳まれた後は、公共交通機関に簡単に乗ることも、小さな車のトランクに入れることもできるのだ。軽量で折り畳み方法もシンプルなため、どこへでも気軽に持ち運ぶことができるだろう。

この軽量化を実現させているのは、フレームに使われている航空宇宙グレードのアルミニウムだ。この素材は軽量ながら長期使用に耐えうる強さを持っているという。また塗装に使われている塗料も、自動車用の塗料で、その耐久性が保障されている。

そしてなんといっても「Halfbike」は、美しい曲線が印象的である。このデザイン性の高さは、乗り心地もさることながらインテリアとしても活躍するだろう。

今までの自転車との比較

「Halfbike」は、平地での平均時速20キロである。ペダルを漕げばさらに速くなるものの、いつもの自転車よりも少し遅い印象だ。そして坂道も登れないことはないが、結構きついかもしれない。

しかしサスペンション付きなので、段差や芝生などにおいては快適に走行できるだろう。

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「Halfbike」に乗ると、初めて自転車に乗れたときの感覚がよみがえるという。当たり前になってしまったペダルを漕いでグングン進むあの爽快感の素晴らしさを、「Halfbike」が思い出させてくれるかもしれない。

この「Halfbike」は、移動手段というよりは、乗ること自体の楽しさを教えてくれる、そんな新しい乗り物かも知れない。



Halfbike

Courtesy of Kolelinia




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