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サーフボートに小型ジェットエンジンを搭載した新しいサーフボード「Mako Slingshot」が、イギリスの企業により開発された。
ウォータージェットエンジンの力で、波がない日でもサーフィンが大いに楽しめそうだ。
パワフルなエンジン
次世代のサーフィンの姿ともいうべき「Mako Slingshot」は、小型ながら強力なエンジンを搭載したサーフボードである。搭載されているのは、イギリスで製造された100ccの2ストロークエンジン「Rotron XT100」。波がない場所でも、あるいはどんな波があってもパワフルに走行できるように設計されているという。
エンジン部分は、必要時に楽々とフタが開く仕組み。容易にアクセスでき、メンテナンスも簡単。一方で、海水や汚水が入り込まない防水設計になっているので安心だ。
また、本体には航空宇宙グレードの素材も使われているため、その頑丈性はお墨付き。心強いエンジンを搭載した「Mako Slingshot」で水上スポーツを楽しめるだろう。
片手で楽々操縦
「Mako Slingshot」の操縦方法は簡単。ボードの先端から伸びたコントローラーを使い、片手で操作が可能。最高時速55kmで水上走行が可能で、豪快に水上を走り回ることができるだろう。
コントローラーにはキルスイッチが付いているため、もし運転者が落水すればエンジンは自動的に停止するようになっている。燃料タンクの容量は2.8リットルで、フルスロットルでも40分間のクルージングを楽しめるという。
1台でレギュラーにもグーフィーにも対応
スノボやスケボ同様に、サーフィンにも左足を前にして滑る、“レギュラースタンス”と右足を前にする“グーフィースタンス”がある。「Mako Slingshot」は、そのどちらにも対応している。
アシンメトリーなボディ形状で、いずれのスタンスにも見事なフィット感をもたらすという。そして更なるフィット感を目指す人のため、足の位置を調節することも可能だ。耐荷重量は100kgまでとなっている。
キャリーハンドルで楽々持ち運び
エンジン搭載と聞くと重いイメージが先行するが、「Mako Slingshot」は軽量なカーボンファイバーでできている。重量は19.5kgだが、エンジン搭載であることを考えると、重すぎるほどではないだろう。
「Mako Slingshot」には人間工学に基づいたキャリーハンドルがあり、くぼみに手をかけることで長距離移動にも耐えうる持ちやすさが実現。通常のサーフボードと同じように、通常のルーフトップに積んで運ぶことも可能だ。
なお、運輸局に確認したところ、「Mako Slingshot」を日本で運転するには、水上バイクやジェットスキーなどと同じ「特殊小型船舶操縦士免許」が必要とのことだった。船舶検査も必要になる見込みなので、気になる人は日本小型船舶機構に問い合わせてほしい。
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本格的なエンジンを搭載し、最高時速にも航続距離にも申し分のない「Mako Slingshot」。波の状況に関係なく、いつでもサーフィンを楽しめるのが大きな魅力。サーフィンで波を乗りこなせない人でも、自由に海を駆け回ることができるようになりそうだ。
Mako Boardsports