Culture

知られざるインディーゲームから名作を見つけ出せ!SXSW 2018の「Indie Corner」に突撃

※bouncyではアフィリエイト広告を利用しています。記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がbouncyに還元されることがあります。


「SXSW 2018」で、3月15日〜17日の3日間にかけて開催された「SXSW Gaming Festival」。その中で世界中のスタートアップや個人開発者が自作ゲームの体験ブースを出展し、投票を募って「Gamer’s Voice Award」を決定するのが「Indie Corner」だ。2018年はどんな隠れた名作ゲームが潜んでいたのか、現地の様子をレポートしたい。

世界のインディーゲームが集結する「Indie Corner」

SXSWのトレードショー開催後に、同会場で開かれる「Gaming Expo」の一区画で、「Indie Corner」のエリアが出展されている。

「Video Game」「Virtual Reality Game」「Tabletop Game」「Mobile Game」の4つのジャンルに選出されたファイナリストがブースを並べ、いずれも無料で体験することが可能だ。

AER – Memories of Old

「AER」はもともと一つだった大陸が崩壊してしまい、空を漂う無数の浮島になった世界を旅するオープンワールドゲーム。女主人公のアクウは鳥に姿を変える能力を持っており、世界を自由自在に飛び回ることが可能だ。

世界が終焉に近づく中、アクウは浮島に残された遺跡を巡って謎を解き明かしていく。バトル要素はなく、謎解きやパズルゲームとオープンワールドを組み合わせたゲームスタイルとなっており、子どもから大人までプレイできるようになっている。

「AER」を開発したForgotten Keyの女性社員に話を聞いてみたところ、最もこだわったのは「鳥モード」で、なめらかで自由自在な飛行体験を実現するまでに、3年の開発期間を要したという力作だった。すでにSteamで高評価も得ており、PCだけでなくPS4、Xbox Oneでもリリースされている。

Racket: Nx

VRタイトル「Racket: Nx」は、ラケットを片手に飛んでくるボールを打ち返すと、壁に配置されたブロックを破壊して得点できるというゲーム。スカッシュのようなゲームだが、周囲360度にブロックが配置されているのが違いだろう。

ただボールを打ち返すだけでなく、ラケットを素早く振ればスマッシュになり、飛んでくるボールを引き寄せる特殊能力などを駆使して高得点を狙っていく。ラケットの反応は非常に高精度で、仮想現実ながらスポーツをしているような感覚でプレイできた。

現地にいた開発者によると、「Racket: Nx」の着想は非常にアナログで、「ブロック崩し」や「ピンボール」といったアーケードゲームにインスパイアされて誕生したゲームだという。HTC Vive、Oculus Rift、Microsoft Storeでリリースされており、VR/MRヘッドセットでプレイ可能だ。

Bargain Quest

ボードゲームのブースでひときわにぎわっていたのが「Bargain Quest」。RPGの世界で道具屋を開店し、世界を救う勇者一行に強力なアイテムを供給し、最も多く利益を稼いだプレイヤーが勝利となる。

アイテムを購入した勇者がモンスターとのバトルに勝利すれば、街の平和が守られ自分のお店をもっと大きくすることにつながる。RPGの世界を道具屋の目線で、なおかつカードゲームでプレイするというユニークなアイデアだ。プレイ人数は2人〜6人。

なお、今回プレイしたゲームは、残念ながらいずれもアワードには選ばれなかった。2018年のアワードを受賞したタイトルは、以下の通りとなっている。

Video Game部門

Battlesloths 2025: The Great Pizza

Virtual Reality Game部門

SUPERHOT VR

Tabletop Game部門

Sol: Last Days of a Star

Mobile Game部門

Tiny Bubbles

・ ・ ・

世界中のインディーゲームを体験でき、実際に体験したゲーマーの投票で最優秀作品が選出される「Indie Corner」。実際に開発者から熱意を聞くことができるのも醍醐味の一つだ。知られざる隠れた名作を見つけ出すのは、あなたかもしれない。


RECOMMEND



PAGE TOP