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【bouncy columns】靴磨きがネットで密かにブーム! スナックで訊く今時の靴磨き師の業界事情

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こんばんは、動画ライターのサエコです。五反田にある、、コワーキングスナックCONTENTZ分室で、スナックのママをしています。

※映像はインタビューのためお客さんの隣にいますが、接客時は隣に座りません。

今夜のゲストはこの人!


今回ご紹介するのは、シューシャイナー&デザイナーの阿部光希さん。
この日はコワスナで、お客さんの靴を磨いてもらう、靴磨きイベントを開催しました。

ネットを通じて切磋琢磨する靴磨き師たちが登場!


今、ネット界隈で靴磨き業界がにぎわっているのをご存知ですか?
靴磨きのプロである靴磨き師たちが、自身の靴磨きの技術や知識をSNSなどで公開し、互いに技術を高め合っています。トップクラスの靴磨き師たちの技量に感化された人たちが、情報をSNSで共有し、さらに靴好きの和が広がり、靴磨きを趣味や仕事にする人たちで賑わっているのです。

阿部さんいわく、「靴磨きは、ちょっと手を加えることで、今まで履いていた靴が、別もののように変化していくところが面白い」そう。

スナックのお客さんの靴の形状やデザインについて楽しそうに語りながら、たちまち「鏡面磨き」という技術で磨き上げていきます。

阿部さんは、SNSで知り合った靴磨き師から、ビデオ通話を介して靴磨きの技術を教えてもらいました。磨かれた靴の表面は、まわりの景色を映すほどに、革靴のつま先部分がピカピカに反射してとてもきれい!

愛着ある持ち物を長く大事にする人はかっこいい!


サエコ:どうして靴磨きを始めたのですか?
阿部:独立して間もないころ、尊敬している靴磨き師に、自分の靴を見違えるほどピカピカにしてもらったのがきっかけでした。
磨いてもらうのに、安い靴で恥ずかしいと告げると、「靴は持ち主が手入れをするものだから、安いから恥ずかしいというものではないよ。あと、俺がきれいにしてやるから。」と言われ、ハッとしました。技術面だけでなく、その心意気に感動したことは、今でも忘れられないです。

サエコ:それはかっこいい……!磨いてもらった靴を大切に履こうって気持ちになりますね。私も靴が好きなので、愛着のある靴を、手を加えて長く愛用する習慣は取り入れたいです。

靴を磨く姿「所作」を競う靴磨きの大会、その心は「靴道」!

サエコ:靴磨きの日本大会はどんな競技内容ですか?

阿部:参加者の磨き上げる靴のクオリティなどが評価されます。審査基準は3つ。
①靴の光具合、②つま先の光沢から靴全体へのつなぎ方の完成度、そして日本独特なのが、靴を磨く姿、③所作の美しさの判定です。

華道、茶道、剣道のように、磨かれた靴の完成度だけではなく、磨く姿の美しさも競います。

阿部:日本の靴磨きは、「所作」を重視するなど、他の国にはない独自の発展性があります。今後、新たな日本の文化になっていくかもしれません。まさに「靴道」です!


靴磨きを極める者同士のネットでの情報交流や、靴磨きの日本大会開催を経て、戦後の日本にあった、労働者としての靴磨きのイメージは一変。スーツをビシッときめた紳士たちが、磨き布を使って靴をピカピカに磨くという、高貴なイメージへと進化しているそう。

阿部:日本大会で優勝して、日本独自の靴磨きを世界に広めたいです。また、 “靴磨き=かっこいい紳士のたしなみ”というイメージも、大切に受け継ぎたいです。

サエコ:阿部さん、ありがとうございました!

コワーキングスナックcontentzとわたしについて


コワーキングスナックCONTENTZ分室は、五反田にある、カラオケと喫煙席のない一風変わったスナック。ここでは、異業種の人たちが集まり、毎晩お酒を飲みながらビジネストークが繰り広げられています。


お客さんの中には、店内に完備されている電源とWi-Fiを使ってPC作業する姿も。プライベートな雑談も交えながら、仕事に結びつくようなコミュニティづくりを目的とした、次世代スナック、それがコワーキングスナックです!

わたしは、ここのスナックのママをしています。
スナックには、メディア・広告・IT関係者などが集まり、クリエイティブで話が面白い方がたくさん来てくれます。

このbouncy columnsでは、普段の何気ないお客さんたちとの会話から、私、サエコが得た、ユニークで面白いビジネスハック術をご紹介していきたいと思います。


ワーキングスナックにきたら、皆さんのビジネスハック術について、ぜひ教えてくださいね!




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