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「世界のとらえ方を変える」とうたうPixel 3のカメラ。
撮影機能だけでなく、カメラをかざすだけで物体をスキャンして検索する「Google レンズ」を搭載しています。ちょっとばかりハイテク過ぎるこの機能、一体何がどこまでできるのでしょうか?
文字入力不要のGoogle検索
カメラを起動して「レンズ」を選ぶだけで、写した情報をスキャンしてあらゆる情報にアクセス。何ができるかというと、レンズ使う時には「テキスト」「類似商品の検索」「動植物を調べる」「書籍やメディアの検索」「バーコードやQRコードのスキャン」が可能と表示されます。
例えば、友達のアイテムで「僕もほしい!」となった時は、商品名を聞いてAmazonで検索して……といった行動はもはや不要。アイテムにカメラを向ければ、AmazonなどのECサイトなどのリンクが表示されます。
モノによっては認識精度が低くなることもありますが、慣れるとスマホの使い方が変わりそう。
ゴリラは認識できない
もともと、動植物の種類をスキャンして調べるアプリは存在します。例えばbouncyでも取り上げた「リンネレンズ」は、かなりの精度で水族館の生き物の種類を特定できていました。
https://bouncy.news/23036
そこでGoogleレンズの「動植物を調べる」の閾値を調べたかったので、動物園へ。
いろいろな動物をスキャンした結果、「キリン」とか「サイ」といったおおまかな種類は高精度で教えてくれます。
一方で、「アジアゾウ」をスキャンしても「インドゾウ」と表示されたり、「ユーラシアカワウソ」を「カナダカワウソ」と認識したりと、細かい分類までは難しいようでした。
ハシビロコウ先生がいたのでスキャンしてみると……残念ながら形の似た違う鳥類を提案されてしまいました。今後Googleレンズユーザーが増えるほどに、機械学習が進んで精度も上がっていくものと思われます。
なお、人間はスキャンしても認識できないのですが、ゴリラやサルといった霊長類も認識しませんでした。Googleは以前に、画像認識システムで「人間をゴリラと認識する」という問題を起こしたことがあるので、人間に近い対象には慎重なのかもしれないですね。
風景から位置情報を特定
一番驚いたのは、Googleレンズを起動したまま風景が写っていたとき、何かをスキャンした瞬間。「なんだろう?」とタップすると、どこかの公園の名前と書かれていました。
誤作動?と思いつつ、表示されていたGoogleマップのアイコンをタップしてみると、まさかの現在地の隣にある公園を指していました。GPSから読み込んでいるのか、Googleストリートビューの情報を参照しているのか、一部の風景から場所まで特定できる模様。マジで驚きました……。
URLを読み取ってアクセス
PCでスマホアプリのニュースを見ていたところ、良さそうなアプリを発見。Google Playストアのアプリなら、PCからリモートで端末にインストール可能ですが、残念ながら野良アプリ。
この場合本来なら、ダウンロードページのリンクをPCからスマホに送ってアクセスする、という行為が発生するのですが、「レンズでスキャンできるかも?」と試すと、目論見通り見事成功!
他にも、専用のワイヤレススタンド「Pixel Stand」の箱には、FAQページへのリンクが書かれているのですが、紙に書かれたテキストでも、カメラをかざすだけでアクセスできました。地味に便利だなぁ、コレ。
さらに、路面に書かれた外国語にカメラを向けてみると、Google翻訳で意味を知ることもできました。多分、「こんにちは」的なことであることは理解。
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標準のカメラアプリからサクッと起動できて、"ググる"新体験をもたらしてくれる「Googleレンズ」。精度が物体によってまちまちなこともあり、使いこなすまで時間がかかるかもしれませんが、これまでのスマホの使い方を変えてしまう可能性を秘めています。