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防災機器メーカーのモリタ宮田工業と、住宅設備機器販売のNITTO CERA(ニットー セラ)が、高密度の泡を発生させ、新たな入浴体験ができる新発想の泡シャワー『KINUAMI(絹浴み)』を共同開発し、3月27日よりMakuakeにてクラウドファンディングを開始。
と、クラウドファンディング開始発表イベントに参加したプレス関係者は、体験した人から順繰りに「KINUAMI」の虜になっていっていた。
魔法の泡はどうやって?
自動生成された高密度の温かい泡が、シャワーヘッドから放射される。
これは、モリタグループが開発する消防車に搭載される泡の生成技術を応用して作られたもの。2年の開発期間を経て、バスルームの知見を持つNITTO CERAとの異業種コラボレーションが実現。そこから9ヶ月で製品化が実現した。
このKINUAMIは本体(専用シャワー含む)そして外付コンプレッサーからなる製品。その泡の生成には、専用のトリートメント剤が必要となる。
取り付けには特別な工事を要さず、業者にお願いしなくても、設置ができる仕様になっているのも嬉しい。
本体裏面がマグネット面となっており、壁にくっつければ、すぐに使用ができる。多くのユニットバスは、壁面内側に鋼板が埋め込まれており、マグネットでの取り付け方法は適しているという。
「通常シャワー」と「泡生成モード」の切り替えは、本体のつまみを回すだけ。簡単な操作で、すぐにKINUAMIの泡が放射される。
「美容」だけじゃない
今回開発されたKINUAMIの開発リーダーである、北里さん(モリタ宮田工業)からお話を伺った。
北里:介護の現場から、体を洗うという作業が大変だという話を聞きました。そこで、シャワーから泡が出たら、その負担が軽減されるんじゃないかと思って作り始めたのがきっかけです。
北里:滑らかな泡というのは、生成するのが非常に難しく、様々な環境を整えないと作れないんです。製品の中に、その環境を作りだす事がすごく苦労しました。
北里:美容に意識はあるけど、それに割ける時間がない方や、それができない事によってストレスを抱えていらっしゃる方も多いようです。時間がない中でも体をケアできるということを、忙しい方に体験していただきたいです。
将来的には、改良を重ねて介護の現場の方にも使っていただけるような製品にしたいと思っております。
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“泡生成技術は持っているが、浴室の知見がない”消防機器メーカーと、“浴室の知見を持っているが、泡生成技術を持っていない”住宅設備機器販売会社という噛み合わせで誕生した製品は、人々に全く新しい体験を実現させた。
一見すると交わる事がなさそうな技術×技術や、技術×知見で、この先想像もできないモノが生産され、令和の時代を彩っていくのだろう。
Makuake