現代版カウボーイ？ 秒速195mの投げ縄射出機「BolaWrap 100」

片手サイズで相手を瞬時に拘束できるワイヤー射出機「BolaWrap 100」。拳銃やスタンガンと違って安全に対象を確保でき、アメリカでも多くの州で警察の装備として導入されています。

ワンタッチで離れた相手を拘束

「BolaWrap 100」は、9mmのアルミニウム製ワイヤーを格納した非殺傷拘束機。ボタンを押せば秒速195mでワイヤーが射出され、対象の動きを封じることができます。

射程距離は最大7.6メートルで、専用のカートリッジ込みの重量はわずか100グラム程度。軽量で持ち運びやすく、走り去る相手にも有効です。カートリッジをリロードすれば、繰り返し使用可能。

ワイヤーが胴体に巻き付けば、両腕の動きを封じられ、足に巻き付けば、走って逃げられなくなります。ワイヤーの端には釣り針のようなフックがついているため、完全に非殺傷というわけではないですが、ほぼ無傷で暴漢を取り押さえられそうです。

「BolaWrap 100」は、アメリカの複数の警察からデモ依頼を受けており、一部では実際に警察官が導入に向けたトレーニングも実施中。暴漢を無傷で捕らえられることは、警官にとっても精神的ストレスがなくなるというメリットもあるそうです。