Appleによるスマートスピーカー「HomePod」が、ついに日本上陸! 発売日は、8月23日。価格は32,800円。
アメリカではすでに発売されており、日本では約1年半を経て、発売となるこのスマートスピーカー。きっと発売する頃には、どんな使い心地なのか、気になるユーザーも多いでしょう。
丸みのある円柱形のボディに、アンプを備えた7つのツィーター、6個のマイク、サブウーファーを内蔵したHomePod。この多彩なパーツたちが、本体から360度に音を届けてくれるので、どこから聞いても、スピーカーの正面から音が出ているようなユニークな音楽の聴き方ができてしまう。
その使い心地をサクッとお届けします。
HomePodにiPhoneを近づけるだけで設定完了
HomePodの電源をコンセントに挿して、iOSデバイスを近づけるだけでペアリング設定画面が表示される。
HomePodに画面はなく、近づけたiPhoneなどの画面指示に従うだけで設定が完了する。
音の反射で部屋のレイアウトを理解して、どこでも最適な音質に!
ただのスピーカーと思うなかれ。なんと、内蔵マイクが音の反射を拾い、iPhone6/6 plusにも搭載しているSoC「A8チップ」がその音を分析。HomePodを壁際に置いても、部屋の真ん中においても、適切な音質に自動で調整してくれる。
いちいち、自分の位置を考えてスピーカーの場所や向きを調整するといった手間が一切いらないのだ。置いただけで“勝手に最適な位置”になってくれる。
ちょっと移動させただけでも、内部の加速度計が位置の変化を検出してくれるので、わずか1分かからず、また最適な音質に調整してくれる。手間のかからない子である。
2台使えば、ステレオスピーカーに!
一台でも十分使えるが、2台目のHomePodとペアリングするとステレオスピーカーとしても活躍してくれる。
左のHomePodは左チャンネルだけを、右のHomePodは右チャンネルを流してくれるので、HomePodの最適な音作りによる、圧巻のステレオ体験を経験できる。
爆音で流してても、「Hey Siri」は聞き逃さない
HomePodの操作は、iPhoneからだけでなく、もちろんボイスコントロールに対応している。
おなじみの「Hey Siri」と話しかければ、「ボリュームを45%にして」「ボヘミアン・ラプソディをこことリビングルームで再生して」「30秒進めて」など、様々な操作を声で行える。
これらの操作で大事な「Hey Siri」というワードは、本体内蔵の6個のマイクロフォンがノイズキャンセリング機能によって、あらゆる位置から拾ってくれるし、流している音楽に打ち消されることもない。
2~3メートル離れているようと、しっかりと反応してくれるし、何回もHey Siriと連呼する必要がないのだ。
Apple Musicユーザーなら、最高に楽しいスピーカー
音楽ストリーミングサービス「Apple Music」に加入していれば、5000万曲を超える音楽を、いつでも好きなときに、部屋のどこに居ても、最適な音質で楽しませてくれる。
そんなApple Musicを活用すれば、「これが聴きたくて、次はこれが聴きたい!いやこれも良いな!」と、音楽を聴く意欲満々なユーザーじゃなくても、なんとな〜く音楽を流したいときに、5000万曲からいい感じの曲を再生してくれる。
「Hey Siri, ワークアウトにあうポップスをかけて」「Hey Siri, ドライブに最適な曲を流して」と一声かけるだけでOKだ。
Siriが好みを理解してくれる
と、いったように音楽を流しているときに、今聴いている曲が気に入ったら「Hey Siri、これ好き」と話しかけたり、好みに合わない時は、「Hey Siri、エレクトロニックミュージックは好きじゃない」と伝えると、Apple Musicが音楽の好みを学んでくれる。
そのため、「Hey Siri、私の好きな曲をかけて」と言うと、お気に入りの曲や、それに似た新しい曲を流してくれるスピーカーになってくれるのだ。
もちろん、「Hey Siri, この曲はなに?」と聞けば、初対面との音楽もしっかり紹介してくれる。
ぽんと置いただけで、部屋が最高のオーディオルームになる「
HomePod」。Apple MusicやiPhoneユーザーなら、音楽を聞くという
体験を変えてくれそうだ。
編集者
町田知陽
編集&ライター。2010年、編集プロダクションに入社。Facebookやスマホのムック本を制作。2013年、Webメディア『KOTAKU JAPAN』『GIZMODO』編集部に勤務し、海外エンタメやガジェットなどを担当。現在は、動画メディア「bouncy」で活動中。紙→Web→動画と、メディアの流行を追いかけてます。