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既存の動画をインタラクティブに
YouTubeなどでは、動画内にクリックすると飛べるリンクが出てくることがあります。YouTubeの機能を使ったものですが、「チャンネル登録」などのテキストにつけられるのみ。
TIGは既存の動画の好きな部分に、リンクを貼れる動画向けのサービス。出演者の服や帽子などをタップすると、アイコンが画面右端にストックされていきます。動画を見終わったら、ストックしたアイコンから、販売ページなどにすぐ飛べる仕組み。
動画内の動くオブジェクトにリンクが紐付けられるため、直感的に情報へアクセスできます。動画がテキストでごちゃごちゃすることもないため、クリエイティブを極力汚さないUIも実現しています。
URLならなんでも貼れるため、観光動画なら紹介されている場所のルート案内を付けたり、伝統料理の説明ページを付けたり。鳥居をタップすると参拝の作法までわかるなど、既存の動画をアップデートするツールとなっています。
誰でも平等に情報を得られる世界へ
すでにコールマンやノースフェイスなどの製品動画でも採用されているTIG。開発元であるパロニムのオフィスに行って、広報の岡村 麻衣子さんに話を聞いてきました。
——TIGはどんな経緯で生まれたのでしょうか?
岡村:代表の小林は海外留学の経験があり、テレビやドラマを見ても言葉がわからなくて、「画面をタッチして情報が得られたら……」と思った実体験がきっかけですね。
——確かに、動画をタップしてすぐ販売ページに飛べるのは便利ですよね。
岡村:はい。ECサイト限らず、URLならなんでも大丈夫です。例えば人だったらインスタやブログ、BGMならその曲のダウンロードページ、現在地から動画に映っている場所のマップを貼ることも可能です。
——TIGはどんな未来を形作っていきますか?
さまざまな分野でTIGが活用されることで、言語化が難しい外国の方や、検索リテラシーの低い人など、どんな人でも動画に触るだけで、平等に情報に到達できる世界を実現していけたら、と思っています。
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bouncyではたくさんのイノベーティブなプロダクトや、最新テクノロジーなどを取り上げていますが、「どこで買えるの?」と聞かれることがしばしば。そんな動画にTIG付けして、直感的にほしい情報にアクセスできるような時代が、近づいているようです。
パロニム