※bouncyではアフィリエイト広告を利用しています。記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がbouncyに還元されることがあります。
過去の人気記事を再投稿中!
お正月といえばおせちというくらい、日本では昔からおせちの文化が親しまれてきました。そんなおせちも近年では、ローストビーフが入るなど、和洋折衷な内容に変化しています。
未来を感じる動画メディアbouncyでは、「未来におせちがあったら、どんなものが入っているか?」という観点から予想。気がつくと、栄養だけは満点なおせち料理ができあがりました。
「未来のおせち」というよくわからないものを考えました。現実的に用意できるものの中から考えていくと、「将来的に食生活はどう変化していくのか?」という視点から話が進み、おせちのお重の三段を埋める食材リストが完成。
なお、あれこれ話し合う中でSF映画に出てくるゼリー飲料といったアイデアも出ましたが、おせちにはそぐわないと判断し今回は断念。
未来のおせちのメニューはこんな内容になりました。普段あまり食べることのない食材ですが、ご存じでしょうか? それぞれの説明とともに、メニューとして選んだ理由や、編集部で食べた感想をお伝えしていきます。
90gの粉を500mlの水に溶いて飲むだけで、一日に必要な栄養素の1/3が摂取できる、「完全栄養食」をうたうHuel。 バナナ味や、フレーバーパウダーを加える無味タイプなどが販売されています。
黒豆のような柔らかさとは一転、かなりカリカリのクッキーに仕上がりました。味はというと、可もなく不可もなく……といった反応でしたが、アレンジ次第で可能性を感じるものでした。
バイオ燃料としても注目されているユーグレナ(ミドリムシ)のドリンクを、おせちの具材になるようゼリーにしました。食料にも燃料にもなるなんて、いかにも未来な食材だと思いませんか?
動物のように活動するけど、光合成を行う不思議なミドリムシ。食材としても豊富な栄養素を含んでいるそうです。「飲むユーグレナ」はそのまま飲むと酸味のある抹茶というか、不思議な味わい。人によってはクセになるかもしれません。
ところが、これをゼリーにしたところ、なぜか青臭さが際だってしまい、池に浮かぶ藻を食べているといっても過言ではない味わいに……。そのまま飲むのがオススメです。
そんな中、コオロギは牛の1/6のエサで同量のタンパク質を産出できるそうです。食卓に昆虫食がのぼる日が訪れるのもそう遠くない……ということで、原料にコオロギを20%使ったパスタをいれてみました。
見た目がコオロギをほうふつとさせる茶褐色のマカロニで、ゆでると痛んだ甲殻類の臭みというか、幼少期に草むらで見つけたコオロギのような匂い。調理中はオフィスが異臭騒ぎに。
素材の味わいを活かすため、味付けはオリーブオイルをかけただけ。恐る恐る食べてみると、意外や意外に、調理中のあの匂いは全く感じません。パスタソースをかければ問題なく食べられそう。通常のパスタより、低糖質で高タンパクなので、ダイエットに使えるかも。
同じく昆虫食の一品。その中でも日本人にはなじみのあるイナゴ料理は、従来のおせちの具材としての趣も感じさせてくれます。
風変わりな食材が並ぶなか、イナゴの甘露煮は見た目のインパクトも強く、誰も箸が進みません。 勇気を出した編集部員が食べてみると、「あれ……おいしい」との感想。筆者も食べてみましたが、甘辛の佃煮はほっとする味わいでした。お酒のおつまみにもぴったり。
おせちといえば伊達巻き!ということで、Huelレシピの中からパンケーキを作り、巻き簀で巻いて伊達巻き風にしました。
Huelで作った生地をたい焼き器で焼き上げた、見た目にも正月らしい一品。中にチーズか何か入れようか迷ったのですが、お肉が稀少化するかもしれない未来では、チーズも貴重品になるだろうということで省略。
これもパンケーキの生地を使ったため、味は限りなく無味でしたが、もちもちしていたせいか、「意外に好き」という編集部員も。パンの代用品として食べるのはありかもしれません。また、Huelにはフレーバーパウダーがあるので、好きな味わいにアレンジするのもいいですね。
「脳に働きかける体験型食品」として、VR企業「GoodBrain」と、門崎熟成肉の専門店「格之進」がコラボ。1個食べるとレッドブル1本分のカフェインを摂取できるという、ブッ飛んだハンバーグとして、CAMPFIREでクラウドファンディング大成功を収めました。
緑色の見た目からしてインパクトがすごいのですが、玉露とブレインフードと呼ばれるクルミを配合しているため。「格之進」の金格ハンバーグをベースに作られ、味にもこだわっています。
冷凍のまま電子レンジで温めると食べられるお手軽さで、食欲を刺激するハンバーグの香りがたまりません。食べてみると、お肉のうまみとほのかな苦みがあり、ねっとりとした食感。筆者は個人的にかなり好きな味だったのですが、苦手な編集部員もおり、好みが分かれるようです。
肉を食べて栄養だけでなくカフェインも摂取できるのは、未来を感じる面白い試みですね。
従来の肉製品に比べて低カロリー、低脂質なのに高タンパクという、大豆で作られたウインナーとハンバーグ。植物性合成肉を使った「インポッシブルバーガー」が話題になったため、類似したゼロミートを試食してみました。
大塚食品の製品で、「肉じゃないのに、そこそこ美味い!」というキャッチの通り、よくよく味わわないと大豆肉とは気付かないほど。ウインナーは燻製の香りが漂い、チーズインハンバーグの豆乳クリームのチーズも濃厚な味わい。
食べ慣れているハンバーグやウインナーだからこそ、編集部でもかなりの高評価。これならもしお肉が食べられなくなっても、代用品になり得るポテンシャルを秘めていると思いました。
あの日清がつくった、完全栄養食をうたう「All-in」シリーズの汁なしラーメン3種。All-in PASTAに次いで発売され、ネットでの評価も高いのがAll-in NOODLESです。
1食あたりに1日に必要な栄養素(ビタミン13種、ミネラル13種、食物繊維、たんぱく質)の1/3量が配合。麺は栄養素からくる苦みやえぐみを、麺の真ん中に閉じ込める「栄養ホールドプレス製法」で作られています。お湯でゆでても栄養素が流出しづらいそうです。
カップタイプの「卵黄だれとラー油をきかせたコク旨油そば」「パクチー香るトムヤムまぜそば」「ごま香る濃厚担々まぜそば」を盛り付けました。さすが日清、どれもおいしく試食した中でも一番の評価でした。
・ ・ ・
ものすごいスピードで変化していく現代。今回作った「未来のおせち」のような食べ物は、まだあまりなじみのないものばかりですが、完全栄養食や昆虫食が食卓に上る日はそう遠くない未来の話かもしれません。
味はまだまだいまいちなものが多い完全栄養食や昆虫食。今のうちに挑戦して、未来の食生活に備えてみるのはいかがでしょうか。