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元ホームレスがつくるホームレスのためのジャケット「Sheltersuit」

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アメリカでは18万人ものホームレスが厳しい寒さのなかで夜を越していると言われる。ホームレスへの住環境の支援はなかなか追いつかず、寒さのあまり命を落としてしまうことも決して少なくない。

そんな状況を打開すべく開発されたのが「Sheltersuit」だ。

ジャケットにも寝袋にもなる

断熱素材を使用し、通気性がよく軽量でありながら、保温効果が高く暖かい。ホームレスが過ごす過酷な気象条件を考慮し、防風・防水加工も施されている。

そして最も大きな特徴は、丈夫な生地と大きなフードによってそのまま寝袋(シェルター)としても使える点だ。これによって屋外で眠らなければならないホームレスの凍死を防ぐことができる。

生産工程からホームレスをサポート

「Sheltersuit」のもう一つのユニークな点は、このジャケットをつくっているのもまたホームレスだということだ。開発元の「Sheltersuit財団」はホームレスの数をゼロにすることを目標に掲げ、生産の担い手にホームレスを雇用することで、一時的ではなくより長いスパンでのサポートを実現している。

「Sheltersuit」は世界中からの寄付金によって生産され、現在数多くの国のホームレスや難民に無償で提供されている。

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一つのジャケットの誕生が、たくさんのホームレスたちの救命につながった。ホームレスが世界からいなくなる日も本当に来るのかもしれない。


CREDIT
Videographer / Writer :フィリピン下鳥
Curator/SNS :にしまり

Sheltersuit

Sheltersuit


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