ニキビの原因とは?あごや鼻など顔に出来るニキビの対策方法とは

桜田 仁
公開: 2020-05-11

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肌トラブルの代表格とも呼べる「ニキビ」。

広範囲に出来てしまう「思春期ニキビ」や、様々な要因から出来てしまい治りにくい「大人ニキビ」、その中でも赤ニキビ・黄ニキビ・紫ニキビ・黒ニキビなどに区別され、それぞれ原因が違うために非常に対処の難しい肌トラブルのひとつです。

本記事では、そんな「ニキビ」が出来てしまう原因、ニキビに対して有効となる成分の紹介、正しい洗顔方法やおすすめのニキビ対策商品についてを、化粧品成分検定1級・化粧品成分上級スペシャリストの資格を持つ私、桜田 仁が紹介していきます。


化粧品成分検定1級 化粧品成分上級スペシャリスト 認定書

顔にニキビが出来てしまう原因とは

ニキビの原因・ニキビの発生メカニズム

ニキビが出来てしまう原因は、上記の画像のように毛穴の奥で悪玉であるアクネ菌が増殖してしまうことです。

悪玉であるアクネ菌は、「皮脂」の主成分である「トリグリセリド」が大好物です。
トリグリセリドはお菓子やお肉、バターなどに多く含まれていることで有名です。

アクネ菌は皮脂を分解し、「遊離脂肪酸」という物質に変化させていき、遊離脂肪酸が酸化すると「過酸化脂質」という有害物質に変化します。

この「過酸化脂質」という有害物質がお肌に刺激を与え、毛穴で炎症を起こしてしまっている状態。それこそが「ニキビ」の正体です。

そのため、毛穴が大きかったり、毛穴の量が多かったり、皮脂分泌量が多いと直接的なニキビの原因となりやすいのです。

毛穴の大きさ、毛穴の量に関しては遺伝的な問題が大きいため、いかに「皮脂」の分泌量を適正なものに出来るかどうかが「ニキビ」対策の根幹を担っているということが出来るでしょう。

乾燥⇒皮脂の大量分泌の悪循環

ニキビの原因について、遺伝的な要因以外では「皮脂」の大量分泌が大きな原因のひとつであると紹介しました。

この「皮脂の大量分泌」の原因については食生活の乱れやホルモンバランスの乱れももちろんあるのですが、それらの対策はどうしても時間がかかってしまいますし、精神的な問題などが関与することが多いため、この記事内で的確なアドバイスを行うことが難しいです。

しかし、「皮脂の大量分泌」の原因として「過度の乾燥」も大きく関与しています。

人間のお肌は乾燥すると、それ以上の乾燥を起こさせないように「皮脂」の分泌を促す作用があります。

今まで皮脂が悪者のように紹介していましたが決してそんなことは無く、あくまでニキビの原因となるのは皮脂では無く「皮脂の大量分泌」です。

皮脂自体は「適量」で分泌される分には、お肌を弱酸性に保って殺菌作用を持たせてくれたり、水分の蒸発を防ぐ作用もあります。
いわゆる「お肌のバリア機能」というもので、これはこれで無くてはならない作用となります。

しかし、「過度の乾燥」は「皮脂の大量分泌」を促してしまいます。

適量であればお肌にとってプラスの作用を持たせてくれる皮脂なのですが、大量分泌してしまうとニキビの直接的な原因となってしまいます。

そのため、「お肌の乾燥」を防ぐことはニキビ対策として有効な手段であるということが言えるのです。

ニキビに対して有効な成分を紹介

ニキビ対策において、油分の多いファーストフードを控えたり、質の良い睡眠を取ったり、適度に運動して血行促進をすることも重要ですが、それと同じくらい大事になることが「乾燥対策」です。

要するにスキンケアがニキビ対策にとても大きなウェイトを占めています。

ニキビは「過酸化脂質」という有害物質がお肌に刺激を与え、毛穴で炎症を起こしてしまっている状態です。

つまり、「乾燥対策」と「炎症対策」は同時平行することがニキビ対策のスキンケアをするうえで重要と言えるでしょう。

抗炎症作用のある成分の中でも、医薬品成分として認められている「グリチルリチン酸ジカリウム」「グリチルレチン酸ステアリル」「カンゾウ根エキス」「アラントイン」が代表的です。

「サリチル酸」「グリコール酸」などのピーリング作用のあるものを有効成分としているものもあり、対ニキビに対してはこちらのほうが効果は見込みやすいと言えます(その分、お肌に対して刺激が強いことが多いです)。

ビタミンC誘導体やビタミンA誘導体、皮脂分泌抑制作用のある成分もニキビ予防・改善に効果を見込めます。

ニキビの原因改善!洗顔料や化粧水の選び方

洗顔料や化粧水などの基礎化粧品はニキビ対策をするうえでも重要なアイテムです。

先に紹介した通り、抗炎症作用のある医薬品成分「グリチルリチン酸ジカリウム」「グリチルレチン酸ステアリル」「カンゾウ根エキス」「アラントイン」の配合や、ピーリング作用のある「サリチル酸」「グリコール酸」が配合されている商品を優先的に選ぶと良いでしょう。

ただし、上記の成分はお手持ちの基礎化粧品の成分配合表を見てもらえると分かると思いますが、かなり多くの基礎化粧品に配合されています。

ポイントとなるのは、基礎化粧品が「医薬部外品」「薬用化粧品」の記載があるかどうかです。

「医薬部外品」「薬用化粧品」とは厚生労働省が有効成分を一定の濃度以上配合されていることを認めた証のことで、ニキビケアとして基礎化粧品を選ぶ際には必ず確認するようにしましょう。

どの成分を一定の濃度以上配合しているのか?という有効成分を記載する義務がありますので、ニキビケア商品を選ぶ際は、この「有効成分」が上記に紹介した成分であるかどうか、これを選択する際の基準にしましょう。

ニキビ対策におすすめの基礎化粧品を紹介

プロアクティブプラス 3ステップセット

ニキビ対策に有効なことは、精神的な要因や食生活の乱れなどを除くと「乾燥対策」と「炎症対策」のスキンケアが重要です。

ではどんな商品がおすすめなのかというと、先ほど紹介したニキビに強い成分をふんだんに配合し、更には高い保湿力を誇っている「プロアクティブプラス」が個人的にとてもおすすめです。

知名度が高いという点ももちろんありますが、それだけではなくしっかりと検証を行った結果、ニキビ対策に必要なものが一番揃っていたという判断をしたためです。

こちらは「プロアクティブプラス」の配合成分一覧です。
プロアクティブプラスは薬用洗顔料「スキン スムージング クレンザー」薬用美容液「ポアターゲティング トリートメント」ジェル状クリーム「スキンコンディショニング セラム」の3ステップセットとなっています。

薬用洗顔料「スキン スムージング クレンザー」
有効成分:サリチル酸
その他の成分:ユキノシタエキス、ブドウエキス、クワエキス、オウゴンエキス、リノール酸、ヒアルロン酸ナトリウム(2)、濃グリセリン、グリコール酸、BG、キサンタンガム、セタノール、ラウリン酸POE(20)ソルビタン、シクロペンタシロキサン、セトステアリルアルコール、親油型ステアリン酸グリセリル、ステアリン酸PEG、ポリエチレン末、水酸化ナトリウム、香料、EDTA-2Na、水、クロルフェネシン、安息香酸、ソルビン酸、フェノキシエタノール
薬用美容液「ポアターゲティング トリートメント」
有効成分:サリチル酸、グリチルリチン酸ジカリウム
その他の成分:濃グリセリン、アロエ液汁、スイカズラエキス、ポリアクリル酸アミド、軽質イソパラフィン、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、セトステアリルアルコール、軽質流動イソパラフィン、オクテニルコハク酸コーンスターチAl、POEジオレイン酸メチルグルコシド、セタノール、ラウリン酸POE(20)ソルビタン、シクロペンタシロキサン、水酸化ナトリウム、キサンタンガム、POEラウリルエーテル、シクロヘキサシロキサン、シクロジメチコン、BG、香料、水、ソルビン酸、クロルフェネシン、安息香酸、フェノキシエタノール
ジェル状クリーム「スキンコンディショニング セラム」
有効成分:グリチルリチン酸ジカリウム
その他の成分:レモンエキス、オトギリソウエキス、サボンソウエキス、セージエキス、トウキンセンカエキス、ホップエキス、加水分解黒豆エキス、ゴボウエキス、濃グリセリン、ポリオキシエチレンメチルグルコシド、メチルポリシロキサン、高重合メチルポリシロキサン(1)、モノラウリン酸ポリグリセリル、シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、BG、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、アクリル酸-メタクリル酸アルキル共重合体、フィチン酸、ジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウム液、水酸化ナトリウム、精製水、フェノキシエタノール、パラベン

ニキビへの有効成分として、抗炎症作用のある成分「サリチル酸」「グリチルリチン酸ジカリウム」が使われています。
こちらは医薬部外品として一定の濃度以上配合されているため、一般的な化粧品よりもニキビケア効果が高いと考えることが出来ます。

配合成分がニキビに対してしっかり考えられた商品というのは他にも沢山ありますが、プロアクティブプラスをおすすめする大きな理由は「保湿力」も非常に高いことを検証したためです。

実際にプロアクティブプラスを使用し、薬用洗顔料「スキン スムージング クレンザー」薬用美容液「ポアターゲティング トリートメント」ジェル状クリーム「スキンコンディショニング セラム」でスキンケアをした後の私の肌状態をスキンチェッカーで計測し、保湿力を数値化してみた結果を紹介します。

スキンケアをしていない肌状態

こちらのスキンチェッカーの数値、「水分量28%・油分量43%」は私がスキンケアをして12時間経過したくらいの、実質スキンケアの効果が無くなっている頃に計測した肌状態です。
理想的なスキンチェッカーの数値は「水分量約45%・油分量約22%」と言われているので、私の肌は脂性肌気味と言えるでしょう。

この私の肌状態に、プロアクティブプラスを使った直後の肌状態と、1時間経過後の肌状態をスキンチェッカーで計測してみた結果を紹介します。

プロアクティブプラス 3ステップ 使用直後

プロアクティブプラス3ステップセットを使用した直後は「水分量49%・油分量18%」と非常に良好な肌状態となりました。
ただ、使用した直後は市販の化粧水などでスキンケアをした場合でも良い数値が出るため、ここの数値だけでプロアクティブプラスの保湿力が優れているかを判断することは出来ません。

1時間ほど経過した際の数値が良好であるかどうかを計測することで、保湿力の高いスキンケアアイテムとそうでないものを判別することが出来ます。

プロアクティブプラス 3ステップ 使用1時間後

そしてこちらがプロアクティブプラス3ステップを使用し、1時間経過後に測定した結果です。
見ての通り、水分量・油分量ともに高い水準をキープすることが出来ています。
計測結果より、プロアクティブプラスは保湿力にも優れたニキビケア商品であるということが分かりました。

市販の化粧水&乳液でスキンケアした際のスキンチェッカーの数値も比較用として紹介しておきます。

市販の化粧水&乳液 使用直後

市販品でも使用直後であればかなり良い数字を出すことが出来ます。

市販の化粧水&乳液 使用1時間後

しかし、市販品だと1時間経過すると大きく数値が下がり出してしまいました。
もちろん商品により違いはあると思いますが、私の肌質の場合は1時間経過後でも水分量が40%を切らないスキンケアアイテムを「保湿力が高い」と判断するようにしています。

保湿力が高いとニキビケアだけでなく、シミやそばかす、しわや毛穴トラブルの予防にも繋がりますので、プロアクティブプラスはニキビケア以外にも優れたスキンケアアイテムであると言えるでしょう。

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また、プロアクティブプラスを使用した際のレビューを細かくした記事もありますので、興味のある方はこちらも参考にしてみてください。

ニキビ対策には正しいスキンケアも大事!

ニキビの原因に、「過度な乾燥」が大きく関わっていることは何度も紹介して来ましたが、過度な乾燥はスキンケア商品の良し悪しだけでなく、「スキンケア方法」によっても引き起こされることがあります。

洗顔料は商品の質よりも洗顔方法が大事(やり方次第で乾燥を招いてしまうため)、保湿ケアは商品の品質のほうが大事(質が良くないとそもそも保湿してくれない)となります。
(個人的な見解です)

正しい洗顔方法・保湿ケアの方法を簡単に紹介していきます。

ニキビ対策・正しい洗顔方法

正しいスキンケア方法はニキビ対策に非常に重要です。
特に洗顔に関しては、質の良い商品を使うよりも正しい洗顔方法を行えるほうが様々な肌トラブルに対して有効となるので、しっかりマスターしておきましょう。

1・予洗い
まず最初に、予洗いを10回ほどしましょう。
予洗いの目的は大きな汚れやホコリを洗い流すことと、毛穴を開かせることです。
水温は体温より少し高い37℃から38℃がベストと言われています。

2・泡立てネットで泡を作る
次に、「洗顔ネットで泡を作る」ようにしましょう。
洗顔とは、微細な泡の表面張力によって汚れを絡め取る作業です。
キメ細かい泡を作れていないと洗顔としての質が落ちてしまいます。

3・泡を乗せる
次に、「泡を乗せる」ようにしましょう。
「泡でこする」ではありません、「泡を乗せる」です。
乗せても良い時間は最大でも60秒、基本は30秒です。
30秒泡を乗せただけでは洗った気がしない、と思う方は一度ただ乗せた場合とゴシゴシ洗顔した場合を比較してみて下さい。
ゴシゴシ洗ったときと洗い上がりの感覚はさほど変わりません。
ゴシゴシ洗っても洗浄力に変化は無く、刺激を与えてしまう分ニキビが出来る確率が上がるだけになってしまいます。

4・洗い残しのないようにすすぎ
最後に、「洗い残しのないようにすすぎ」をしましょう。
すすぎは大事な工程で、泡を乗せていた時間の3倍は欲しいところです。
洗い残しがないことを第一に、優しく丁寧にしっかりとすすぎを行います。

ニキビ対策・正しい保湿方法

ニキビの予防・対策には、正しい保湿方法もマスターしておくと尚良いでしょう。
こちらも簡単に紹介します。

1・洗顔後、なるべく早めに保湿する
洗顔が終わったら、なるべく早めに保湿ケアを行いましょう。
目安はタオルドライ後、10秒以内と言われています。
洗顔は総じてお肌の乾燥を招く行為なので、洗顔後は洗顔していないときよりも早いスピードで水分が蒸発していきます。

2・保湿化粧品の付ける順番を守る
保湿化粧品は、大きく分けると主に「化粧水」「乳液」「オールインワン」の3タイプあります。
化粧水で水分をお肌に与え、乳液でフタをして水分を保持するという役目があるので、化粧水⇒乳液の順番をしっかり守りましょう。
油分の少ないものから順に塗るイメージです。
また、ニキビが出来ている箇所に油分である乳液は付けすぎないほうが良いです。
面倒な方はオールインワンタイプを使いましょう。

3・刺激を与えない
保湿化粧品を使う際は、肌への刺激を与えないことを一番に考えて使いましょう。
よく化粧水を付ける際に顔を叩きながら付ける方がいますが、これはNGです。
パッティングと呼ばれている行為で、「刺激→乾燥→皮脂分泌」というニキビの原因である悪循環を生み出す可能性があります。
優しく浸透させるイメージで付けてあげましょう。

まとめ

ニキビの原因や、ニキビに対する有効な成分、おすすめの基礎化粧品、正しいスキンケア方法について紹介して来ました。

ニキビの無い清潔感のあるお肌を手に入れたい方は、是非本記事の内容をニキビ対策の参考にしてみてください。

美容専門ライター/塾講師
桜田 仁
化粧品成分検定1級・化粧品成分上級スペシャリストの資格を持ち、スキンケア関連の記事を執筆しています。SEOやwebデザインが得意で、webサイト制作が本職です。また、学習塾の教室長でもあり、「人に教える」ことを得意としています。モットーは、「根拠のある比較」をすること。美容商品の紹介記事はいつも実際に購入して使用し、効果を「数値化」して紹介しています!

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