最近ではテレビコマーシャルでも頻繁に流れていますが、新世代の通信ネットワークとして5Gが注目されています。よりスムーズな操作を可能にし、使い勝手が良くなることから多くの人が5Gに対応している機種の購入を検討しているでしょう。

大手携帯キャリアであるドコモからも、5Gに対応している機種が発売され既に人気を博しています。まだ発売が発表されたすべての機種が市場に出回っている訳ではありませんので、今後の発売情報からは目が離せません。

そこで今回は、5G対応機種の発売日や機能面、スペックなどを解説していきます。ドコモ広報の方から聞いたおすすめ機種や、通信速度・通信提供エリア・スペックなども紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。


【取材協力】

ドコモ広報部　小里さん

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ドコモ5Gの特徴について

ドコモ5Gは、2020年3月25日に始動開始されています。5Gとは「第5世代移動通信システム」のことで、今までPREMIUM4Gとして提供してきた速度や用量が進化し、さらに低速になることを少なく、多数接続ができるという特徴があります。

では、ドコモの5Gについて、提供エリアや通信速度などを見ていきましょう。

サービス提供エリアについて

ドコモの5G提供エリアは、2020年3月末時点で全国150か所となります。2020年6月末には全都道府県へと展開する予定です。

また、電波状況によっては5G対応エリアでもLTE通信となる場合もありますので、その点はご注意ください。

そして、2020年4月末時点では、5G通信可能施設やスポットが更新されています。公式ホームページにて情報は随時挙げられていきますので、チェックしておいてください。

5Gの通信速度

ドコモ5Gの通信速度が4G（LTE）に比べて向上する理由は、4G（LTE）の帯域幅よりも広くなるため、同時に多くのデータを送受信できるからです。

ドコモ5Gの通信速度は、提供開始時点で受信時最大3.4Gbpsとなります。そして、6月以降は受信時最大4.1Gbpsになる予定です。

なお、こちらの通信速度については技術規格上の最大値であり、実際に通信速度を表している訳ではないためご注意ください。また、実際の通信速度は通信環境やネットワークの混雑時に応じても変化します。

ドコモ5G対応機種を紹介

ここからは、ドコモから発売されている5G対応機種について、機能面やスペック、発売日などの情報を紹介していきます。

Galaxy S20 5G SC-51A

Galaxy S20 5G SC-51Aは、2020年3月25日に発売開始された5G対応機種です。5G対応スマホとして非常にスリムなボディをしており、サイズは縦約152mm、幅約69mm、厚さ約7.9mmになります。また、重さはおよそ163gであり軽いため、持ちやすさも抜群です。

画面のほぼすべてがディスプレイといっても過言ではない大きさを誇っており、約93.4％の画面占有率です。そのため、大迫力の映像を楽しめるのが特徴となります。

また、RAM12GB・ROM128GBとハイスペックなため、データ保存からスムーズな操作性に優れている点は人気の理由です。

そして、Galaxy S20 5G SC-51Aは高性能なカメラを搭載している機種です。トリプルカメラを搭載しており、広角約1200万画素・望遠約6400万画素・超広角約1200万画素となります。

これら3つのカメラはシーン判定機能を搭載していることにより、あらゆるシーンにおいて最適な撮影を可能にしているのが特徴です。

望遠カメラは光学3倍ズームに対応しているので、被写体に寄っても画像が粗くなりにくく、遠く離れた場所からでも綺麗な写真が撮れます。

さらに、動画については8K動画に対応しているため、異次元の高精細動画を撮影可能。従来のカメラと比較しても、見違えるほどの綺麗さを誇ります。

AQUOS R5G SH-51A

AQUOS R5G SH-51Aは、2020年3月25日に発売された機種です。Pro IGZOディスプレイを搭載しており、10億色の表現力によって美しい映像体験を楽しめるのが特徴。

また、新搭載されたRGBセンサーが周囲の光成分を分析することで最適な画質にコントロールしてくれるため、屋外や屋内問わず、あらゆる場所にて自然な色味でコンテンツを楽しめます。

そして、超高精細な8K動画を撮影できる点も、AQUOS R5Gの大きな魅力です。映るものを鮮明に記録でき、臨場感のある映像を撮影して楽しめます。

さらに、12GBのRAMにより読み書き速度は約1.5倍、256GBのROMにより書き込み速度は約4倍になっており、サクサク動く余裕のパフォーマンスを実現。

独自の放熱設計で快適な操作性を長時間持続できることから、あらゆる操作が快適に行えます。

Xperia 1 II SO-51A

Xperia 1 II SO-51Aは、2020年5月下旬以降に発売される予定です。人気シリーズであるXperiaの5G対応機種として注目されています。

4Kでの高画質映像やハイレゾ音源、そして大容量ファイルの送受信が快適に行えるなど、性能と操作性が高いのが特徴です。

カメラについてはトリプルカメラを採用。世界初となる1秒間に最高で20コマの撮影ができる高速連射機能や、SONYのデジタル一眼カメラの技術を取り入れている高性能なカメラを搭載しています。

その他にも、21：9シネマワイドディスプレイでの映像体験や、マルチウィンドウの進化による2つの同時アプリ操作などもXperia 1 II SO-51Aの魅力です。

LG V60 ThinQ 5G L-51A

LG V60 ThinQ 5G L-51Aは、2020年4月下旬以降の発売を予定しています。シーンに応じて2画面と1画面を使い分けられるのが最大の特徴で、同時に使いたいアプリを組み合わせて立ち上げるマルチアプリ機能を搭載しています。

マルチアプリ機能を活用することで、地図を見ながらお店情報を調査するといった便利な使い方が可能です。また、ゲームをプレイする際は画面とコントローラーを別画面で表示でき、快適に楽しめるのも魅力的です。

カメラについては約6400万画素の高解像度カメラを搭載しており、8Kでの動画撮影も可能にしています。大型となる約6.8インチのディスプレイで、大迫力の映像も楽しむことが可能です。

2画面という今までになかったデザインから、発売前から注目を集めていますのでぜひチェックしておいてください。

Galaxy S20+ 5G SC-52A

Galaxy S20+ 5G SC-52Aは、2020年5月下旬に発売を予定しています。RAM12GB・ROM128GB・バッテリー容量4500mAhというハイスペック機種で、画面占有率94％の約6.7インチ大画面ディスプレイを搭載しているのが特徴です。

カメラは広角・望遠・超広角・ToFの4つのカメラを搭載しており、まるでプロのカメラマンのような写真を簡単に撮影できます。ToFカメラを駆使することで動画でも背景をぼかすなどの効果を表現でき、8K動画にも対応していることからスマホの領域を超えています。

サイズについては現在未定となっていますので、随時ドコモの公式ホームページから発表される情報をチェックしておきましょう。

arrows 5G F-51A

arrows 5G F-51Aは、2020年6月下旬以降に発売予定の5ｇ対応機種です。日本生まれの5Gスマートフォンとして注目されており、約6.7インチの大画面有機ELディスプレイと、DolbyAtmosのサウンドによって迫力ある動画が楽しめます。

また、効率良く排熱するベイパーチャンバー方式の採用により、端末が過熱することを抑えられます。そのため、ゲームをプレイする際も快適な動作を実現するのが特徴です。

そして、カメラはAdobeの技術により、シャッターを切るだけで誰でもプロ並みの仕上がりとなる写真を撮れるのが大きな特徴であり魅力。人物の喜怒哀楽を認識し、最高の瞬間を自動で切り出すAIカメラによって思い出を撮り逃すこともありません。

ドコモ広報部　小里さんにおすすめ機種や5Gの速度・対応エリアについて聞きました

ドコモ広報部の小里さんに、もちろんすべての機種がおすすめですが、現在発売されているGalaxy S20 5G SC-51AとAQUOS R5G SH-51A、そして今後発売予定のarrows 5G F-51Aについて伺いました。

まず、Galaxy S20 5G SC-51Aについては、「スリムで持ちやすい点、あと高性能なカメラを搭載している点はおすすめ」と語っており、女性など手が小さい人でも使いやすいところは魅力的とのことです。

AQUOS R5G SH-51Aは、8Kの動画撮影に対応している点と、液晶の美しさは最大の魅力とのこと。10億色の表現力を持つPro IGZOディスプレイには注目です。

そして、arrows 5G F-51Aは、他者の大手キャリアであるソフトバンク・auでは発売予定がない機種で、ドコモもラインナップとしておすすめ機種に挙げています。

ドコモではarrows 5G F-51Aを、ニーズの幅を広げるためにラインナップしているとのこと。Adobeの機能によりプロのカメラマンのような写真が撮りやすい点や、受信速度の速さを魅力として挙げられています。

そして、5Gの通信エリアについては、今後どれだけのエリアに拡大するかは発表されるプレスリリースにて確認してほしいとのことです。また、新型コロナウイルスの影響により5G対応エリアの対応がどうなるか聞いたところ、現在は遅れなく進んでおり、今後も影響を受けないように進めていく予定とのことでした。

通信速度については、2020年3月18日に発表されているプレスリリース通りで、新たな情報は現時点ではないとのことです。

ドコモ5Gの料金プラン

ドコモでは、5Gの提供開始に伴い新たな料金プランが誕生しています。それが、5Gギガホと5Gギガライトです。

5Gギガホはデータ通信量が月額料金に含まれた5G専用のプランで、利用可能データ量が100GBで月額7,650円となります。100GBを超過した場合は、送受信最大3Mbpsの速度で利用可能です。

家族間での通話は無料で、家族以外への通話は30秒あたり20円かかります。そして、SMS送信料については国内1回あたり3円で、受信は無料です。

5Gギガライトは、毎月1GBから7GBまでの間で、データ量を使った分に応じて支払う料金プランです。

5Gギガライトも5G専用プランであり、仮に7GBを超えた場合の通信速度は、送受信最大128kbpsとなります。

家族間での通話は無料で、家族以外への通話は30秒あたり20円かかります。そして、SMS送信料については国内1回あたり3円で、受信は無料です。

用途に合わせて選べる料金プランが登場していますが、いずれも5G対応機種を利用中であることをドコモが確認しなければ申し込みはできませんので、ご注意ください。

まとめ

今回、ドコモ広報部の小里さんにおすすめ機種と5Gの通信エリア・速度などについて話しを伺い、機種のスペックや機能面などを紹介してきました。

もちろん用途に合わせた選び方やデザインの好みはありますが、大手キャリアでドコモのみラインナップに入っている機種もありますのでチェックしておいてください。

また、発売日やスペックなど、まだ未定となっている部分については、現状新たな情報はないとのことなので、今後発表されるプレスリリースに注目しましょう。

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