【2020年】BOSE新作ワイヤレスイヤホンと現行モデルを徹底比較!
プロアマ問わず、世界中の音楽好きから愛されている音響機器メーカー「BOSE(ボーズ)」。そんなBOSEから完全ワイヤレスイヤホンの新作が発売されることが、2019年8月末に発表されました。
新モデルは2機種で、いずれも2020年に発売予定。本稿では、完全ワイヤレスイヤホンの現行モデル「BOSE SoundSport Free wireless headphones(ボーズ・サウンドスポーツフリーワイヤレスヘッドフォン」を実際に使用しながら、新モデルと現行モデルを比較していきたいと思います。
※本稿はBoseの公式サイトで部分的に公開されている情報や、多媒体のレビュー記事等を参照しています。
アメリカ生まれのブランド「BOSE」
BOSE(ボーズ)は、アメリカのマサチューセッツ州にある、スピーカーを主とした総合音響機器メーカー・ブランドです。
BOSEの音響機器は、抜群のサウンドクオリティを備えており、特に大音量で聴きたい方やズッシリとしたパワフルな重低音が好きな方などに絶大な支持を得ています。
新作ワイヤレスイヤホン発売
BOSE提供
完全ワイヤレスイヤホン(左右完全分離型イヤホン)といえば、米津玄師さんのCMでおなじみのSony「WF-SP900」やJBL「TUNE 120 TWS」など、近年各社から発売されています。
BOSEでも、2017年11月に完全ワイヤレスイヤホン「BOSE SoundSport Free wireless headphones」が発売されており、2年以上経った今でも、世界中で高い人気を博しています。
そしてなんと、2019年8月末に、BOSEから新作の完全ワイヤレスイヤホンを開発中であることが発表されました。
発表された新作は「Earbuds 500」と「Noise Cancelling Earbuds 700」の2機種で、現行モデル「SoundSport Free」の後継モデルとなります。
ここでは、そんな新モデル2機種に搭載されている機能やスペックについて、解説していきます。
「BOSE Earbuds 500」とは
新作モデルの一つである「BOSE Earbuds 500」。
公式サイトには
サウンド性能、快適性、安定性に定評あるボーズのSOUNDSPORT FREEを、より小さく、よりスタイリッシュに進化。直感的なタッチコントロールでGoogleアシスタントやAmazon Alexaにアクセスできるなど、生活をもっと便利にするために必要なさまざまな新機能が搭載されています。
と書かれています。
25mm x 32mm x 30mmで、重さが18gの「BOSE SoundSport Free wireless headphones」をより小型化したモデルとのことなので、相当コンパクトであることが予想されます。
また、今回からAIアシスタントにアクセスできる新機能が搭載されているとのことで、より便利で快適に音楽を楽しむことができそうです。
「Noise Cancelling Earbuds 700」とは
もう一つの新作で、ノイズキャンセリング機能搭載の「Noise Cancelling Earbuds 700」。
公式サイトでは
驚くほど高性能なノイズキャンセリング機能を搭載し、新しいカテゴリーを定義する真のワイヤレスインイヤーヘッドホン。ボーズの最もパワフルなオーバーイヤーヘッドホンと同等のノイズキャンセリングを実現します。また、他の新型ヘッドホンと同様、直感的なタッチコントロールや音声アシスタントの選択、ポータブルケースを使った自動充電など、モバイル化が進む現代に欠かせない数々の機能が搭載されます。
と書かれており、こちらも直感的なタッチコントロールや音声アシスタントの選択、ポータブルケースを使用した自動充電など、様々な新機能が搭載されているとのことです。
発売日はいつ?
リリースされるのは2020年予定となっていますが、まだ明確な発売日は発表されていません。以前は「BOSE Earbuds 500」のみ、2019年後半を予定されていたものの、2020年3月の現時点でも公開されていないため、おそらくもう少し先になりそうです。
しかし、BOSEの公式サイトには「いずれの製品も1年以内に発売予定」と書かれているため、おそらく2020年の8月末頃までには発売されるのではないかと思われます(2020年3月時点)。
機能と性能がグレードアップ
ここでは現時点で発表されている新機能についてご紹介します(2020年3月時点)。
BOSEの公式サイトよると「BOSE Earbuds 500」には、
・直感的なタッチコントロール
・GoogleアシスタントやAmazon Alexによる音声コマンド
・ポータブルケースで自動充電
などの機能が搭載されると発表されています。
「BOSE Noise Cancelling Earbuds 700」には、「BOSE Earbuds 500」の機能に加え、より高性能なノイズキャンセリング機能が搭載されているとのことです。
そして、気になるのは、何といっても去年実装されたBOSEの新機能「BOSE AR」。この機能は、スマートフォンとペアリングすることで、周辺に関する情報を音声で説明してくれるという、画期的な機能です。
発表当時は両方のモデルにBOSE AR搭載という記載があったのですが、現在は日本の公式サイトでもアメリカの公式サイトでも、その表記は見られません(2020年3月時点)。
公式サイトでは
革新的な新しい方法で、デジタルワールドと現実世界の融合を実現する「BOSE AR」*プラットフォームの開発も進行中です。*BOSE ARの対応状況や機能は国・地域によって異なります。その他の製品機能およびリリース日は変更される場合があります。
とも記載されているため、日本で発売されるモデルにもBOSE ARが搭載されているのかは、現時点では明らかとなっていません。
「BOSE Earbuds 500」の最新情報
また、実際に「BOSE Earbuds 500」のハンズオンを体験したという、米テクノロジー系メディア「CNET」のレビュアーDavid Carnoyさんが、BOSE Earbuds 500に関する情報を、自身の記事と動画に載せています。
タイトルから「BOSE Earbuds 500は、待つ価値があるAirPods殺しのイヤホンだ」と語るDavidさん。
ここでは、Davidさんが実際に使用してみて感じた感想や、DavidさんがBOSEの担当者に聞いた最新情報について、ご紹介します。
気になるポイント①付け心地
気になる付け心地ですが、Davidさんが「BOSE Earbuds 500」を試着してみたところ、耳にぴったりフィットし、形はかなり洗練されているとのこと。
完全ワイヤレスイヤホンを購入した際に心配なのが、落下による故障や紛失ですが、装着感がしっかりしているというのは安心ですね。
しかし、こちらのハンズオン製品はまだプロトタイプ段階のため、BOSEの担当者が言うには「まだ最終仕上げではないため、今後さらに変わる可能性がある」とのことです。
気になるポイント②カラーとデザイン
Davidさんによると、デザインはまさにスポーツに適した見た目をしているとのこと。
また、Davidさんは「BOSE Earbuds 500」のカラー展開についても言及しており、「BOSE Earbuds 500」の色は黒、青、オフホワイトの3種類だそうです。
気になるポイント③通話中のスピーカー再生
現行モデル「BOSE SoundSport Free wireless headphones」では、通話をする際にモノラルオーディオに切り替わってしまうため、右側からしか音声が聞こえませんでした。この件においては、ネット上でも不便を感じる人が多く、改善を願う声が上がっていました。
しかし、DavidさんがBOSE担当者に確認したところ、「BOSE Earbuds 500」では通話中ステレオオーディオが使用できるとの返事が返ってきたそうです。
これに関しては、普段ワイヤレスイヤホンで電話をすることが多いという方には、とても嬉しいアップデートの一つと言えるでしょう。
気になるポイント④音質
「BOSE Earbuds 500」には、複数の異なるマイクが搭載されており、よりクリアな音質にグレードアップされているとのことです。
また、現在発売されている新作ワイヤレスヘッドホンの「BOSE Noise Cancelling Headphones 700」には、風の強い環境や騒がしい場所でも通話の声がクリアに聞こえる「新型アダプティブ4マイクシステム」が搭載されているため、同じシステムが採用される可能性が考えられます。
気になるポイント⑤防水機能
これに関しては定かではありませんが、おそらく耐水機能が搭載されているだろうとDavidさんは予測しています。
実際に現行モデル「BOSE SoundSport Free wireless headphones」でも、IPX4の防滴機能が搭載されているため、IPX4かそれ以上の防滴または防水機能が搭載されている可能性が高いです。
気になるポイント⑥充電器(バッテリー)
BOSE Earbuds 500の充電は、BOSE SoundSport Freeと同じく、充電器機能が付いたケースで行います。外出先などでUSB対応のデバイスに接続できない時でも、ケースでサクッと充電できるのは嬉しいですね。
Davidさんによると、2019年に発売されたヘッドフォン「BOSE Noise Cancelling Headphones 700」同様、USB-C typeにグレードアップされているため、今回もおそらく高速充電機能が搭載されていることが予想できます。
ケースに残量がなく充電されない時に、USBで充電するというもう一つの選択肢があるのも、メリットの一つではないでしょうか。
ケースのサイズも非常にコンパクトになっており、Davidさんいわく「ポケットに入れるのにちょうど良いサイズ」とのことです。
「BOSE sound sport free」と比較
「SoundSport free」とは
BOSE初の完全ワイヤレスBluetoothイヤホン、BOSE SoundSport Free。
BOSE SoundSport Freeには、BOSE独自のデジタル信号処理や、音量に合わせて最適化するイコライザー機能が備わっており、音量に関係なくクリアでパワフルなサウンドを楽しむことができます。
また、フルワイヤレス仕様のBOSE SoundSport Freeは、StayHear + Sportというイヤーチップが付属しており、付け方も簡単で外れにくいのが特徴です。
たとえイヤホンを紛失したとしても、「BOSE Connect」という専用アプリに搭載されている、「Find My Buds」という機能を使用することで、スマートフォンを最後に接続した場所を確認することができるため、ワイヤレスイヤホンにありがちな紛失の心配もありません。
詳しい使い方や使用感、修理保証についてなどは、こちらの記事でレビューを書いたのでご覧ください。
「SoundSport Free」の評判
ここでは新作「BOSE Earbuds 500」の現行モデル、「BOSE SoundSport Free」の評判を見ていきたいと思います。
今まで、iPhone純正イヤホンを使用していたが、コードが邪魔になる
— ま◯の◯ん◯ (@ken184cm) June 24, 2018
そこでBluetoothイヤホンを購入する
『Bose』「sound sport free」wireless headphones
〝ネックバンド〟型を飛び越し、一気に〝完全ワイヤレス〟へ!
音は言うまでもなく、純正よりもイイ👍🏻#ボーズ #ワイヤレスヘッドホン pic.twitter.com/f9fYJdgIOi
昨日からBOSE sound sport freeを使い始めてみた。いろんな場面で付けてみた。一言で最高。密閉性で悩んでいたが、要らぬ心配だった。イヤホンをしていて外の音が聞こえるってのはこういうことかと納得がいった。出かけてるときはずっと付けていたいくらいには便利。ただ耳から出すぎだけど…。
— くろ@alive (@kr96ms) January 10, 2020
Bose Sound Sport Freeの総評
— GUGUREKASU【UQ(悠久)/AQ(永久)】 (@GUGUREKASU_nfsw) December 7, 2019
3万クラスなら1番音質は良い
バッテリー持ちは普通
YouTubeアプリの音遅延だけが酷い(ブラウザで直は問題なし)それ以外は全く問題無し
自分でイコライザーは調整できない
(イヤホン側で自動調整なので逆にいじると変になる)
音質に関しては高評価のコメントが多く、特に低音を絶賛している人が多く見られました。
しかし、中にはこんな意見も。
BOSE SOUND SPORTS FREE
— レスター®︎gunner+Stratcaster Lover (@hirohiro7654321) December 23, 2017
視聴出来ないので買ってみた。
マッチングは専用アプリで簡単です。
ただ、ゼンハイザーとかシュアーとかの
イヤホンの感動を期待してはいけません。あくまでボーズの音です。
JBLでもありませんボーズの音です。
ただ完全ワイヤレスは凄い、IQOSの本体と一緒持つとダメw pic.twitter.com/x7rHfTVf1M
最近完全ワイヤレスのイヤホンを町中で付けてる人はかなり増えた印象ある。自分が持ってるのもあるけどBOSEのSound Sport Freeを町中で使ってる人が割と居るのに驚いた。あれ、外の音もガンガン入ってくるし音漏れも気にする必要あるから街の雑踏向きでは無い気がしてた
— リュー (@ryu2012) March 19, 2018
Bose SoundSport Freeはオフィスや電車など人が多くいるところで使うのには本当におすすめできない、接続が安定することがまずない。本当に失敗した。。。高かったから仕方なく使うけど買い換えたい。。。
— yasupeke (@yasupeke) April 11, 2019
低評価のコメントに関しては、接続や音漏れについて気になっている方が多いようです。BOSEのサウンドは低音が強いため、電車内などでは音量を小さめに設定すると良いでしょう。
また、完全ワイヤレスイヤホンということで、気になるのが遅延。ということで遅延についても調べてみました。
Bose SoundSport Free 1日使用してみた感想
— 琴平弾丸 (@kotohiradangan) August 3, 2019
・耳栓タイプじゃないから外環境の音も聴こえる(耳にかけるタイプだからかけ所ズレると違和感あるかも)
・本体に付いてる音量調節のボタンが固くて押しづらい
・Youtubeで割と遅延する
・ケースが結構大きいから無くさなそう
・音はめちゃめちゃ良い https://t.co/4doObzKb8c
#Bose のBluetoothイヤホン
— ケーヒラ (@khira_ub) December 16, 2019
Soundsport Free Wirelessを買った
JCBギフト千円割とヤマダ電機3年保証つけて2万2千
防水でケースが充電器になり5 時間再生できる
SBCというので動画は少し遅延する
ベースやドラムの音がしっかり聴こえて、ボーカルは高音が聴きやすい
ワイヤレスとは思えない高音質だった pic.twitter.com/Y3McBTkKjK
遅延に関しては、音楽を聴く分には問題ないという意見が多く見られました。ただ、YouTubeなどの動画再生やゲームに使用するには向かないという声も。
私が使用した分には、遅延を感じることはなく、非常にクリアなサウンドを楽しむことができました。
3機種の比較表
新作ワイヤレスイヤホン「BOSE Earbuds 500」と「BOSE Noise Cancelling Headphones 700」と現行モデル「BOSE SoundSport Free」のスペックを、現在公開されている情報を元に比較してみました。
名称 | BOSE Earbuds 500 | BOSE Noise Cancelling Headphones 700 | BOSE SoundSport Free |
---|---|---|---|
発売日 | 未公開 (2020年に発売予定) | 未公開 (2020年に発売予定) | 43040 |
フルワイヤレス | ◯ | ◯ | ◯ |
ノイズキャンセリング | × | ◯ | × |
色 | 3色 (ブラック、ブルー、 オフホワイト) (予定) | 未公開 | 3色 (ブラック、ミッドナイトブルー、ブライトオレンジ) |
サイズ | 現行モデルより小型化 (予定) | 現行モデルより小型化 (予定) | 25mm W x 32mm H x 30mm D |
重さ | 現行モデルより軽量化 (予定) | 現行モデルより軽量化 (予定) | 18g / ペア |
AIアシスタント対応 | ◯ | ◯ | × |
まとめ
2017年に発売された完全ワイヤレスイヤホン「BOSE SoundSport Free wireless headphones」の後継モデル、「BOSE Earbuds 500」と「BOSE Noise Cancelling Earbuds 700」。
「BOSE SoundSport Free wireless headphones」のスペックもあなどれませんが、新モデルは本体もケースも小型・軽量化され、さらにAIアシスタント機能が搭載されるなど、より快適に音楽を楽しむことができそうです。
現時点でまだ発売日は公表されていませんが、2020年となった今、今後の発表に期待したいですね。
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