乾燥肌の年齢別スキンケア方法＆おすすめ保湿アイテム15選
目次
そもそも乾燥肌はどんな状態？
肌のカサつきが気になったり、粉を拭いていたり、乾燥肌で悩んでいる人は多いですよね。
乾燥肌はシワなどの肌トラブルも引き起こすことがあるので、どのようなものなのかしっかり理解して、正しいスキンケアを行うことが大切です。
乾燥肌の6つの原因とは？
乾燥肌とは、肌の水分が減少することで肌の中の水分と油分のバランスが不安定になる状態。カサついて荒れやすい肌のことを指します。
そんな困った乾燥肌の原因は、肌のバリア機能の低下です。肌の最も外側にある角質層という層には、バリア機能の役割があります。角質層は、肌の中の水分を保ち、紫外線などの外的刺激から肌を守っています。
このバリア機能が弱まると、肌の水分が逃げて乾燥肌の原因になってしまうのです。では、バリア機能の低下には、どのような原因があるのでしょうか？
エアコンによる空気の乾燥
オフィスなど長時間エアコンがかかった部屋にいる人は注意しましょう。冷房でも暖房でも、エアコンは空気中の水分を吸収するため、空気が乾燥してしまいます。この空気の乾燥は、バリアの低下に深く関係しています。
肌トラブルの原因 紫外線
紫外線は、多くの肌トラブルを引き起こします。バリア機能を持つ角質層は肌の最も外側にある層なので、紫外線のダメージを受けやすいのです。
刺激の強い洗顔
洗顔のときの強い摩擦や洗浄力の強い洗顔料も、バリア機能を下げる原因。洗顔後のつっぱり感を感じたなら、乾燥が進んでいる合図です。
肌を保護する皮脂の分泌量が減ること
皮脂は、肌を外からの刺激から守り、角質層にある保湿成分や水分の蒸散を防ぎます。この皮脂の分泌量は年齢を重ねるうちに減っていきます。これを放っておくと、肌のバリア機能の低下につながります。
睡眠不足やストレスによるターンオーバーの乱れ
健康な肌は、肌が生まれ変わるターンオーバーが正常な周期で行われています。このターンオーバーが正しく行われることで、肌のバリア機能も保たれているのです。しかし睡眠不足やストレスによってターンオーバーの周期が乱れると、肌のバリア機能が低下してしまいます。
ビタミンB群不足
ターンオーバーの周期を正常に維持するビタミンB群が不足することも、肌のバリア機能を下げてしまう原因になります。
乾燥肌には年齢ごとの対策を！
乾燥肌を引き起こすバリア機能の低下にはさまざまな原因があることが分かりましたが、その人の年齢によっても肌の状態はさまざま。年齢を重ねるにつれて、肌の水分量や皮脂量、不足する成分も異なります。
しっかりとした乾燥肌スキンケアをしたいなら、自分の年齢の肌の状態を知り、適切なケアを行いましょう。
【年代別】20代の乾燥肌スキンケア方法とおすすめ保湿アイテム
ここからは年代別におすすめの乾燥肌スキンケア方法と、おすすめの保湿アイテムを紹介します。まずは20代からです。
20代はお風呂上りがポイント
まだ肌の悩みも少ない20代。しかし、油断は禁物です。特に肌の曲がり角と言われている20代後半は毎日のスキンケアを怠ると、あっという間にカサカサ肌に…。20代は未来の美肌のために、土台をちゃんと作っていくことが肝の時期です。
そんな20代におすすめの乾燥肌スキンケアは、お風呂上りの直後に高保湿のオールインワンジェルを塗ること。お風呂上りは肌の表面から水分が蒸発しています。早く保湿ケアをしないと、砂漠のような状態に…。オールインワンなら1回で化粧水→美容液→乳液までの工程を素早くできるので、水分をしっかり補給してカラカラ肌になるのを防ぐことができます。
オールインワンジェルは入浴中にたっぷり顔につけてパックをすると、より高い保湿効果が期待できます。お風呂で血行が良くなると、肌がやわらかくなって毛穴が緩まるので、ジェルの成分が浸透しやすくなるのです。オールインワンジェルは顔につけて5～10分ほど置き、洗い流してからお風呂上りにもう一度つけ直しましょう。
ところで、高保湿のオールインワンジェルといっても種類はさまざま。そこで、20代の乾燥肌スキンケアにおすすめのオールインワンジェルをご紹介します。デパコスからプチプラまで市販アイテムを3選集めました。
どれもお風呂上がりに塗ったり、入浴中のパックに使えば、お餅のようなしっとり肌になりますよ。
化粧水、美容液、乳液、クリーム、パック、化粧下地までの6役を一気に担う人気のオールインワンジェル。最大の特長は、豆乳発酵液、ダイズ種子エキス、ダイズタンパクという保湿力の高い3つの大豆由来成分です。
保湿成分をたっぷり含んだ濃厚なジェルが、すべすべの肌を作り上げます。とろりとしたテクスチャーで、その濃厚さを実感。とろとろと肌の上で溶けていき、浸透力の高い商品です。さらに美容オイルが肌内部のうるおいを優しく守り、水分を逃しません。
日本酒コスメシリーズによって、スキンケア業界にその名を轟かせた菊正宗酒造。そんな菊正宗酒造が別ラインで展開しているのが、米由来と発酵酵母系の保湿成分を配合した「米と発酵シリーズ」です。
このシリーズのオールインワンジェルには、なんと10種類の米由来成分と5種類の発酵酵母系成分が入っています。これらの成分によって、気になる乾燥肌も、内部がしっかりうるおい、ツヤのあるみずみずしい肌になります。
他にも弾力のあるもちもち肌を作るヒアルロン酸やビタミンC誘導体、透明感を与える乳酸菌も配合。この美容成分の豊かさはさすが菊正宗酒造と言ったところ。またしっとりする一方で、ベタつきが少なくとても使いやすいジェルです。
年齢肌のことも考えて開発された高保湿オールインワンジェル。お肌の曲がり角のファーストエイジングケアに使ってほしい1品です。
特長は豊富な保湿成分。複合型コラーゲンEX、モイスチャーマグネット、プラチナコラーゲンEX、モイストコートコラーゲンなど、コラーゲンを中心に肌に水分をギュッと閉じ込めるために大切な役割をしてくれる成分が多く入っています。
また効能評価試験によって小ジワを目立たなくする効果も確認済み。こっくりとしたテクスチャーなのに、塗ってみるとサラッとしていて使い心地も文句なしです。
【年代別】30代の乾燥肌スキンケア方法とおすすめ保湿アイテム
次は、30代向けの乾燥肌スキンケア方法とおすすめの保湿アイテムです。年齢を感じ始める30代の乾燥肌への対策には何が良いのでしょうか？
30代はスクワランマッサージを始めよう
30代は年齢による肌の変化を大きく感じる頃。特に、スクワランという肌のうるおい成分が急激に減ることで、乾燥肌もひどくなります。
スクワランは膜となって乾燥や紫外線などから肌を守り、健やかな肌を保っています。本来は人の肌にあるスクワランですが、動物や植物からとれる天然由来成分でもあるのです。
もちろん、スクワランが入ったコスメもたくさんあります。なので、乾燥肌さんは毎日のスキンケアにスクワランが入った美容液をプラスすると良いでしょう。
スクワラン入りのスキンケアコスメは肌になじみやすく、ターンオーバーを正常化します。さらに肌の表面に皮脂腺を作り、蒸散する水分をブロック。より高い効果を実感したいなら、マッサージをしながら、肌によくなじませていきましょう。
マッサージをする際は、オイル状の美容液をおすすめします。洗顔後の清潔な肌に化粧水を塗り、美容液を適量手に取り、両手で包むように体温で温めます。こうすることで、より肌になじみやすくなるのです。
温めた美容液を顔の中心から外に広げていきます。顔の全体に行き渡ったら、指の腹で優しくクルクルと円を描くように顔の中心から外側にマッサージ。眉間から髪の生え際まで、目頭からこめかみまで、小鼻から耳まで、口角から耳下までのエリアを意識して、指をすべらせましょう。
マッサージをする際はすべりの良いものを使ってください。ここからは、30代の乾燥肌スキンケアにおすすめのスクワラン入り美容液3選をご紹介します。
スクワランの元になる成分であるスクワレンをサメの肝油から抽出し、精製した質の高いスクワランオイルです。2000円以下で買えるコスパの良さで口コミでも高い評価を得ています。
浸透力が高く、肌にすぐになじみ、しっとりとした肌を実感できます。さらにオイルでありながら、ベタベタしておらずサラサラとした使い心地です。オイルのベタつきが苦手な人でも使いやすい商品となっています。
名前の通り2つのヒアルロン酸が入った美容液ですが、実はスクワランも配合されています。肌と同じ弱酸性なので、デリケートな敏感肌さんも安心して使うことができます。
トロッとしたテクスチャーで、すべりもよく、肌にスムーズになじみます。お風呂上りにつけてから翌朝目が覚めるまで、吸いつくようなムチムチのうるおい肌をキープ。化粧ノリも良いです。
オリーブオイルから抽出したオリーブスクワランを100％使用した低刺激のオイル美容液です。オリーブスクワランはオリーブオイルの0.5％しか含まれておらず、この商品を1本作るのに約10,000個のオリーブが使われています。
そんなオリーブ生まれの貴重なスクワランには、肌をキメ細かにしたり、バリア機能を高めてくれる効果があります。さらに、酸化や変質をほとんどしない性質を持つため酸化防止剤無添加なので、安心して使えるオイルです。使用感もなめらかに肌をすべり、マッサージでより一層なじみます。無臭なので、匂いによる不快感もありません。
【年代別】40代の乾燥肌スキンケア方法とおすすめ保湿アイテム
今度は40代です。体の変化がはっきりと現れ始める年齢の乾燥肌の特徴をご説明します。
40代は洗いすぎないケアをしよう
40代は更年期がやってくる頃。更年期になると、今まで肌を守っていた女性ホルモンが減ることで、乾燥肌や肌の老化を加速させます。
ここで大切なのが、ダメージを与えないスキンケア。最も注意してほしいのは、洗顔やクレンジングです。洗顔やクレンジングに含まれる洗浄成分や洗う際の摩擦は、知らないうちに肌にダメージを与えています。洗顔やクレンジングによる肌への負担は、なるべく最小限に。おすすめの方法は、朝は水やお湯だけで洗顔し、夜は洗顔とクレンジングが一緒になったものを使うこと。
朝はメイクをしていない状態なので、水やお湯でも十分に汚れが落ちます。水とお湯だけなら、肌を保護する皮脂を過剰に減らしてしまうこともありません。
夜のケアには、保湿成分が入っているなど美容成分が豊富で低刺激のものが良いです。また、摩擦によって肌を刺激するふき取りタイプは避けましょう。
具体的に使ってほしいものについては、これからご紹介する夜に使える40代のスキンケアにおすすめの洗顔料3選を参考にしてみてください。
ミルクタイプのクレンジング商品です。やわらかなテクスチャーがメイク汚れを優しく取り除きます。水道水の硬度が高いフランスでは、ミルキーなクレンジングコスメで肌の汚れを浮かせ、化粧水で拭きとるという洗顔方法が基本です。この洗い流さず肌のうるおいをキープする方法をヒントに生まれたのが、このコスメ。
肌の角層にある保湿成分が逃げていくのを防止し、肌のバリア機能を維持して不要な汚れをしっかり落とします。肌になじませれば、スルスルと汚れが落ち、洗顔後も全くつっぱりません。さらに悩み多き大人肌のために処方された、皮膚を守るスクワランオイルやオリーブオイル、うるおいをチャージする大豆プラセンタエキスなどの豊富な成分も魅力です。
ふわっと香る国産のゆずの香りで心の疲れを和らげてくれるクレンジングジェル。心地の良い香りが、乾燥肌の原因のひとつであるストレスを緩和してくれます。
こちらは、肌をよく知るエステティシャンが考案した商品。美容のプロが業務用に使うこともあります。ショウガなどの植物由来成分を含んだ、肌をいたわる処方です。ゼリーのようにぷるぷるのジェルが肌に水分を与えながら、ウォータープルーフのUV下地やマスカラなどのガンコなメイクを落とします。
人気スキンケア商品「オールインワンゲル」を販売するメディプラスのクレンジングコスメです。「オールインワンゲル」とベースは同じで、メイク落とし、洗顔、パックという3つの機能を持っています。
イチジク果実発酵液、ダイズ発酵エキス、アーチチョーク葉エキスによって、洗い上がりはうっとりするようなみずみずしい肌を実感。メイク汚れはノンストレスでするんと落とすことができ、毛穴の開きや黒ずみもケアします。肌を傷つけることなく、絹のようになめらかなツヤ肌が手に入ります。
【年代別】50代の乾燥肌スキンケア方法とおすすめ保湿アイテム
最後は、どんどん肌がデリケートになってくる50代。今までよりも一層乾燥が気になる年齢の肌には何をすべきなのでしょうか？
50代はセラミド入り化粧水をしっかり染み込ませる
50代はターンオーバーの周期が乱れて、さまざまな肌トラブルが起こります。ターンオーバーの周期の乱れは、肌の中にあるセラミドという成分が作られる量を減らします。
セラミドは肌の水分をしっかり閉じ込めて保湿する大切な成分。赤ちゃんのぷるぷる肌も、このセラミドが肌の角質層にたくさん詰まっているからなのです。そのため、年齢と共にセラミドが減ってしまうと、乾燥肌がますます進んでしまいます。
そんな50代の乾燥肌を救う方法は、セラミド配合のスキンケアを使い肌の角質層にセラミドを浸透させること。気軽にセラミドを取り入れるなら、いつも使う化粧水がおすすめです。
セラミド入りの化粧水をつけるときは、塗り方にも注意をしましょう。せっかく豊富にセラミドを含んでいる化粧水を選んでも、肌になじまなければ意味がありません。
まず化粧水をつける前に、両手で温めて体温と同じくらいにすることで浸透力を上げます。顔に塗るときは、パーツごとに化粧水のついた手のひらを優しく押し当てます。特に乾燥しやすい目元や口元は、最後に指先でトントンと軽く叩いてなじませましょう。手のひらで肌を触ったときに、吸いついてくるようなもちもち感覚があればしっかりなじんでいる証拠です。
化粧水の効果的な塗り方をマスターしたら、次の50代の乾燥肌スキンケアにおすすめのセラミド入り化粧水3選から自分に合ったものを使ってみてください。
セラミドの中でも浸透力が高いナノ化ヒト型セラミド原液をたっぷり10％も使った化粧水です。
14種類のアミノ酸とヒアルロン酸も配合。乾燥肌の改善以外に、肌荒れや水分と油分の不足、シワなどの年齢肌の悩みにもアプローチ。ゴクゴクと肌が飲んでいるかのような素早い肌なじみで、浸透力の高さを実感します。つけた後も長時間しっとり肌が続き、しっかりと行き届いているのが分かります。
世界でも注目される植物幹細胞由来成分を含んだ高保湿化粧水です。植物幹細胞由来成分とは、セラミドをはじめ、過酷な自然界を生きる植物の強い生命力を引き出した成分。それを化粧水に応用することで、みずみずしく若々しい肌を手に入れることができます。
また２種類のコラーゲンも配合されていて、肌の中と表面両方にうるおいをチャージ。乳液のようにとろみのあるテクスチャーで、肌なじみもよく、ベールで包まれたかのような保湿力を感じます。
アルガン幹細胞エキスと５種類のヒト型セラミドを配合したエイジングケア化粧水です。アルガン幹細胞エキスとは、モロッコのアルガンツリーという植物の新芽からとれる貴重な成分。肌をキュッと引き締めてキメ細やかに整え、ハリを失った大人肌に弾けるような弾力を与えます。
ヒト型セラミドは５種類も含まれており、人間の皮膚に近いバランスで配合し、肌によりなじみやすく設計されています。シリコンやパラベン、合成界面活性剤など不使用なので、低刺激です。とろりとした心地の良いテクスチャーと上品なローズの香りで、毎日使いたくなります。
まとめ
今回は、年齢別の乾燥肌スキンケアとおすすめのアイテムをご紹介しました。
特に冬の季節は、いつもよりも乾燥してくる肌。肌のカサつきや粉拭き、肌荒れなどを感じたら、「乾燥肌かも？」と疑ってみてください。日々の生活を改善したり、年齢にあったスキンケア方法を試すことで、もっちりとしたうるおいのある肌を取り戻すことができるはずです。
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