簡単「カラーボックス机」の作り方!用途別の高さや実例紹介
簡単・おしゃれと話題のカラーボックス机。コスパ良く気軽にDIYできることから「作ってみたい」と今注目が集まっているんです。
記事では、カラーボックスで作る机の作り方や、高さの決め方、天板に使える木材についてまとめました。
机DIYに使うカラーボックスのなかでも圧倒的支持率の<ニトリのNカラボ>についても詳しく比較しているので、ぜひご覧下さい。
目次
カラーボックスで机が作れる?
カラーボックスは、ニトリやホームセンターでお馴染みのシンプルな箱型収納棚のこと。カラーボックス机とは、その名の通りカラーボックスを使ってDIYした机のことを言います。
本来は収納用として使われるカラーボックスですが、最近では「カラーボックスリメイク」と称し、様々なインテリアアイテムにDIYされることが増えています。
なかでも、子供用の勉強机やキッチンカウンターなど「机」へのリメイクはおしゃれで簡単と人気。SNSでも「#カラボデスク」のハッシュタグが作られるという、今話題のDIYアイデアなんです。
「カラーボックス机」をDIYするメリット
いくら簡単といえど、組み立て済みの既成品を購入するよりは時間がかかるのがDIY。カラーボックスで手作りする机をわざわざおすすめするからには、それなりのメリットがあります。
「カラーボックス机」のメリット① 簡単
後述していますが、カラーボックス机の作り方はものすごく簡単です。
組み立て済みの既製品と比べれば当然時間はかかりますが、ビスやドライバーを使って組み立てる必要がある机に比べると、むしろカラーボックス机の方が時間がかからないと言えるでしょう。
DIY慣れしていない、釘やビスを木材にまっすぐ打つことができない、という方でも問題なく作れるのがカラーボックス机です。
「カラーボックス机」のメリット② アレンジできる
DIYの醍醐味といえば、用途や置き場所に合わせたアレンジができること。カラーボックス机の場合も、扉をつけたり、L字型にしたりと、自分好みにできる楽しみがあります。
特に机を探しているけどなかなか希望通りの商品が見つからないという方にはおすすめ。アレンジアイデアについて詳しくは後ほどご紹介しているのでそちらも参考にしてみて下さいね。
「カラーボックス机」のメリット③ 値段が安い
例えば、カラーボックス机作りに人気の商品「ニトリ カラーボックス Nカラボ A4-2段」の場合、お値段税込み1,212円です。2個使ったとして、×2でカラーボックス代は税込み2,424円。
天板の値段は木材の種類やサイズにもよりますが、相当高いものを選ばない限りはトータルで1万円を超えることはあまりないでしょう。全ての材料費を合わせて5,000円以下も夢ではないのがカラーボックス机です。
「カラーボックス机」のメリット④ 解体や移動がしやすい
ビスなしで簡単に作れるカラーボックス机の場合、しっかりとビス止めや接着された既製品に比べると耐久性はありません。しかしその分、不要になった際の解体や撤去が簡単というメリットがあります。
何十年も使い続ける家具としては不向きですが、リビング学習机など数年で使わなくなるシチュエーションにはぴったり。解体後は普通の収納棚として使うこともできるし、軽いので別の部屋への移動も楽々というエコなインテリアなんです。
「カラーボックス机」の作り方
続いては、カラーボックス机の作り方をご紹介します!
材料
カラーボックス机の材料はなんとこれだけ。滑り止めシートは100均やホームセンターなどで販売されています。
作り方
カラーボックス机のDIY、基本の作り方はこれだけです!リメイクやDIYと呼ぶのがおこがましいほど簡単ですよね。
カラーボックスの向きは設置スペースや用途に合わせて決めましょう。内側に収納、外側に収納、前面側に収納など、それぞれで使い勝手が変わります。肝心のカラーボックスの高さや天板の選び方については次の章で詳しく解説しているので、そちらを参照下さい。
(補足1)カラーボックス机DIYの強度
上記で解説しているのは最も手軽な滑り止めシートを使って天板を固定する作り方です。
強度や使い勝手ですが、1年間使い続けていて、今のところ問題ありません。
実際にカラーボックスと滑り止めシートで子供用机を作った方のブログによると、激しい動きをしない限り強度に問題は感じないということ。
ズレや耐久性が気になるという方は、木材にも使える強力両面テープを活用するか、ビスを使ってしっかり固定することをおすすめします。
(補足2)カラーボックス机DIYの注意点
子供用机として使用する際に気をつけていただきたいのが、天板のトゲです。
加工されていない木材を天板として使用する場合、表面がザラザラしていてささくれ立っていることがあります。やすりがけをしたり、上からニスを塗ることでトゲが刺さるのを防止することができます。
また、幼児用にするなら天板の角も気になるところ。その場合、カラーボックスよりも少しだけ大きめサイズの天板を選んで、飛び出た角が丸くなるようやすりがけをしておくのがおすすめです。
大人用?子供用?「カラーボックス机」の高さの決め方
カラーボックスの高さ、つまり机の理想的な高さについては、人間工学の規格を参考にするのが良いでしょう。
人間工学は、働きやすい職場や生活しやすい環境を実現し、安全で使いやすい道具や機械をつくることに役立つ実践的な科学技術です。
机や椅子など、多くの既成家具も人間工学の規格に倣って作られています。
使いやすいカラーボックス机の高さ
<人間工学上の計算式>椅子の高さ=身長×0.25-1cm机の高さ=身長×0.25-1+身長×0.183-1cm差尺の高さ=座高(身長×0.55)÷3+2cm
こちらの家具販売専門店のサイトでは、人間工学に基づいた理想の机と椅子の高さについてまとめられていました。
この計算式に当てはめてみると、身長130cmの子供の場合は
こちらの高さが理想的で使いやすいということです。
今回はカラーボックスで机を作るので、理想的な机の高さに近い54cm程度の高さのカラーボックスを選べばよいというわけです!
差尺に合わせて椅子を選ぶ
差尺とは、こちらの図のように椅子の座面から机の天板までの高さのことを差します。
今回のように机の高さを先に決めてしまう場合は、理想の差尺に合わせて椅子を選ぶのがおすすめです。
上記と同じく計算式にあてはめると
となります。
机の高さ54cm-差尺26cm=座面30cm
つまり、座面まで30cm程度の高さの椅子を選ぶと、カラーボックス机と合わせて使いやすい高さになるというわけですね。
実際には天板の厚みも加わるのでもう1~2cm程度高めを選ぶのが良いでしょう。
厚さは?強度は?「カラーボックス机」の天板について
カラーボックス机に使う天板については、厚さ2~3cm程度で頑丈な木材を選ぶようにしましょう。薄すぎると使っている間に天板がしなってきてしまったり、安定も悪いのでおすすめできません。
木材には数多くの種類があり、特徴も値段も様々。よくわからないという方はホームセンターなどで使用目的・使用場所を伝えて相談するのが良いですよ。
参考までに、DIYで良く使われる手に入れやすい木材の種類とおおまかな特徴がこちら。
木材の特徴 | メリット | デメリット | |
---|---|---|---|
MDF | 木材を繊維状にし、圧縮成形した繊維版 | 反りや曲がりが発生しにくい。表面が平滑。値段が安く手に入れやすい | 水や湿気に弱い |
桐集成材 | 細かくした桐を接着剤で貼り合わせた人工の木材 | 軽くて加工しやすい。耐水性が高い。値段が安く手に入れやすい | 強度が低い |
パイン集成材 | 細かくした松を接着剤で貼り合わせた人工の木材 | 木目や節が美しい。手に入れやすい。硬くて反りが発生しにくい | 膨張・収縮しやすいため、常に日光に当たる場所には不向き |
机DIYで人気の「ニトリのカラボ」比較!
カラーボックス机を作る材料として圧倒的人気を誇るのがインテリアショップ ニトリで販売されているNカラボシリーズ。お値段もお手頃で、20サイズ3カラーとラインナップが豊富なので理想的な机が作りやすいのが人気の秘密です。
大人用にも子供用にもおすすめしたいニトリのNカラボシリーズ、中でも使い勝手の良い3種類を比較して紹介します。
ニトリのカラーボックス① <NカラボA4二段>
■サイズ 幅41.9×奥行29.8×高さ71.8cm
■カラー ホワイトウォッシュ/ライトブラウン/ミドルブラウン
<NカラボA4二段>で机をDIYする場合
<NカラボA4二段>は、机にしたときの高さの丁度良さが人気です。高さ約72cmの<NカラボA4二段>で机を作った場合、先ほどの計算でいうと身長170cm前後の人に適した高さ。
日本で市販されているワークデスクは大体高さ72~75cm程度のものが多く、ダイニングテーブルも70cm前後。<NカラボA4二段>を使えば日常使いにぴったりのカラーボックス机を作ることができます。
ちなみに、合わせる天板サイズはカラーボックスを正面向き(収納部分が前面か背面)にするか横向き(収納部分が外側か内側)にするかで異なります。
ニトリのカラーボックス② <Nカラボ二段>
■サイズ 幅41.9×奥行29.8×高さ59cm
■カラー ホワイトウォッシュ/ライトブラウン/ミドルブラウン
<Nカラボ二段>で机をDIYする場合
<Nカラボ二段>は<NカラボA4二段>と同じ二段のカラーボックスですが、高さが低くなっています。先ほどの計算で言うと、身長140cm前後の人に合った机を作ることができます。
<A4>に比べて低めのカラーボックス机を作ることができるので、子供用のコンパクトな学習机が欲しい方には適しているでしょう。パソコン作業用に低めの机を探していた女性などにもおすすめです。
ニトリのカラーボックス③ <Nカラボ三段>
■サイズ 幅41.9×奥行29.8×高さ87.8cm
■カラー ホワイトウォッシュ/ライトブラウン/ミドルブラウン
※ネット限定色 ナチュラル/ナチュラル×ホワイト/ライトブラウン×ホワイト/ミドルブラウン×ホワイト
<Nカラボ三段>で机をDIYする場合
<Nカラボ三段>は他の2種類と幅・奥行きのサイズは同じで、高さが約88cmあるカラーボックスです。<Nカラボ三段>でDIYした机を計算すると、身長200cm以上の人に適したサイズということになります。
高さ88cmはミドルカウンターと呼ばれるカウンターテーブル程度の高さです。バーなどにあるハイカウンターの多くは100cm前後なのでそれよりも少し低めを想像してもらうと良いでしょう。
また、一般的なキッチンワークトップの高さも85cm前後。そのため、ちょっとした立ち作業や、キッチンカウンター代わりにぴったりなサイズのカラーボックス机になります。
「カラーボックス机」のアレンジ&アイデア実例
最後に、カラーボックス机のおしゃれなDIYアイデアや、アレンジの実例をご紹介します。
ニトリのカラボで子供の勉強机
ニトリの<NカラボA4二段>で手づくりしたという勉強机。棚板を増やしたり、ニトリのファイルスタンドを併用することで物が多い子供部屋をおしゃれにまとめています。収納をカラーボックス任せにすれば机の上もスッキリ片付きますね。
省スペースでも作れる2人用机
こちらもニトリの<NカラボA4二段>をリメイクしたカラーボックス机。カラボを計4個使い、コンパクトな2人用机を自作されています。兄妹がいるお家のキッズルームにぜひマネしたいアイデア!
収納力抜群の作業用カウンター
立ち作業用のカウンターテーブルだというこちらは、高めで奥行きが少ないカラーボックス机。ゴミ箱やカバン収納スペースなど、ライフスタイルに合わせた工夫ができるのはDIYの良さですね。
キッチンとマッチしたおしゃれなカウンターテーブル
インダストリアルインテリアが印象的なキッチンの前に設置されているのは、カラーボックスでDIYされたカウンターテーブル。部屋の雰囲気にマッチしたペイント加工をすることで、よりおしゃれなインテリアアイテムになっています。
追加棚板を使用したグッドアイデア
机部分が低い仕様になっているこちらは、ニトリのカラボ専用の追加棚板を使用して作られています。本来内側に使う追加の棚板を外側に設置し、カラボ同士に橋渡しをして机として使ってるそう。これなら高さ調整も簡単だし、ナイスなアイデアですね!
和室派に!横置きカラーボックス机
カラーボックスを寝かせて横置きに使ったアレンジがこちら。和室など、低い机を使いたいシーンにぴったりです。
まとめ
カラーボックスで簡単にDIYできる「カラーボックス机」の作り方を紹介しました。作業自体はとても簡単なので、高さ選びのポイントや実例アイデアを参考にぜひイメージ通りのカラーボックス机DIYに役立てて下さいね。
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