ウイスキーとコーヒーは大人の愉しみ!おすすめのカクテルの作り方
嗜好品を楽しめるのは大人の特権。スピードや手軽さ、コストパフォーマンスばかりがもてはやされる昨今、趣味に時間とお金を費やすには無駄と切り捨てられがちですが、そこには深く豊かな世界があります。
本稿ではウイスキーとコーヒーの愉しみ方と、ウイスキーとコーヒーを使ったおすすめのカクテル作りについて紹介します。
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まず、大人の味覚について知ろう
大人の飲み物の代表であるウイスキーとコーヒーにはいくつか共通点があります。
それは味覚が後天的に開発される点です。
味覚は甘い、辛い、しょっぱいといった感覚的なものとは別に、先天的に好ましいと評価しやすい感覚と後天的に評価が高まる感覚の2つに分けられます。例えば甘さは先天的に好ましいと感じやすいので、大抵の人は最初から美味しく味わえます。
ところが苦さ、辛さ、酸っぱさ、風味に対する評価は後天的に開発されます。最初は苦くてまずいと思っていたビールが美味しく感じられるようになったり、生臭いとおもっていた塩辛が美味しいと感じるように、摂取しつづけているとその味わいが分かるようになるのです。
これをアクワイアードテイスト(Acquired taste)と呼びます。コーヒーやウイスキーはアクワイアードテイストの代表で、開発される事で良さが分かるようになる嗜好品が大人の味覚なのです。
ウイスキーの基礎知識と愉しみ方
ウイスキーは小麦や大麦、トウモロコシなどの穀物を原料に木樽熟成を経て作られる蒸留酒の事です。数多くの銘柄がありますが、主に下記の5つに分類できます。
・アイリッシュウイスキー
・スコッチウイスキー
・アメリカンウイスキー(バーボン)
・カナディアンウイスキー
・ジャパニーズウイスキー
産地によって製造方法が若干異なり、味わいに特徴があります。なお近年はジャパニーズウイスキーの評価が高まり、山崎や響、竹鶴といったブランドの多くが原酒切れで終売になっています。
熟成させていないノンエイジド(響〇〇年といった表示のない)であっても高額で販売されているので、同格のスコッチに比べると割高かもしれません。
飲み方は水割り、ロック、ストレートの3種類が主流ですが、ハイボールなどのように炭酸水で割ったり、ジンジャーハイボールやコークハイのように味の付いた炭酸水で割る事もあります。
ただしハイエンドなウイスキーの場合は割ったりせず、ロックやストレートで愉しむと良いでしょう。
コーヒーの基礎知識と愉しみ方
現代日本において、大人であればコーヒーを口にしたことがない人はまずいないでしょう。カフェラテやエスプレッソはスタバの定番メニューになっていますし、コーヒープリンやケーキなど様々な食品にも使われています。
しかし幅広い活用方法とは裏腹に、コーヒーの木はアカネ科のコフィア属の熱帯植物のため、その栽培地域は赤道をはさむ南北約25度のコーヒーベルトに限られます。例外として沖縄や小笠原諸島の一部でもコーヒーの木が栽培されていますが、極めて少量に過ぎません。
コーヒーの主な産地は下記の通りです。
・メキシコ
・ブラジル
・グアテマラ
・ジャマイカ
・コロンビア
・コスタリカ
・ペルー
・ホンジュラス
・エルサルバドル
・エチオピア
・インドネシア
ウイスキーと同様にコーヒー豆にも数多くの銘柄があります。
大きく分けると、メキシカンコーヒーやグアテマラコーヒーのように産地名がそのままブランド名称となっているものと、ブルーマウンテン(ジャマイカ)、エメラルドマウンテン(コロンビア)のように細分化されたものがあります。
コーヒーを淹れる手順は下記の通り画一的ですが、それぞれの過程にこだわりがあり、風味を大きく左右します。
1.豆選び
2.焙煎
3.ブレンド
4.粉砕(豆を挽く)
5.ドリップ
コーヒーミルにこだわってみたり、豆の種類を色々試してみるなど、愉しみ方は様々です。
それでは、最後にコーヒーとウイスキーを使ったカクテルについて紹介します。
おすすめカクテル①:アイリッシュコーヒー
アイリッシュコーヒーはコーヒーカクテルの代表で作り方は下記の通りです。
ロンググラスに砂糖1さじを投入してから、ジェムソンなどのアイリッシュウイスキー30mgとホットコーヒーを適量注ぎ、ホイップした生クリームを乗せれば完成です。
レシピ通りにつくれば自宅でも簡単に本格的なお店の味が再現できます。是非試してみてください。
ジェムソンはアイリッシュウイスキーの代表的銘柄です。ナッツやバニラ香を持つので甘いアイリッシュコーヒーには最適なウイスキーだと言えます。もちろんストレートやロックで飲んでも美味しいお酒です。
更にアイリッシュコーヒーにこだわるのなら、アイリッシュウイスキーとシェリーとシュガーシロップを10:3:2の割合で混合した原液40gに対して、コーヒー150gを注いでホイップした生クリーム30gを乗せる方法もあります。
途中、熱を吸い取られないようにグラスや原液を温めておくのはまさにプロの仕事ですね。
他にも砂糖の代わりにザラメを使ったり、ジェムソンの代わりにタラモアデューを使うなどバリエーションは様々です。
ジェムソンに比べると価格面で大分リーズナブルなので求めやすくなっています。非常にライトな飲み口なのでウイスキーはからいと思って敬遠している人には是非入門用として愉しんでもらいたい一本です。
おすすめカクテル②:ケンタッキーコーヒー
アイルランドのウイスキーを使ったアイリッシュコーヒーに対して、ケンタッキーコーヒーはアメリカ産ウイスキーであるバーボンをメインに使います。
バーボンとはトウモロコシ、ライ麦、小麦、大麦が原材料の51%以上含まれるウイスキーの事で、アメリカのケンタッキー州はバーボンの名産地として有名です。
ケンタッキーコーヒーの作り方はほぼアイリッシュコーヒーと同じで、メーカーズマーク30gとクリームリキュール30gを注いだらコーヒーを適量注ぎ、最後にホイップクリームを乗せれば完成です。
配合にもよりますが、一般的なアイリッシュコーヒーに比べてやや度数が高く甘味が強いのが特徴です。
赤い蜜蝋はメーカーズマークと呼ばれ非常に目立ちます。大抵のバーには置いてありますし、お店でも手に入れやすいです。アルコール度数は45度とやや高めですが、ロックやハイボールでも美味しく愉しめます。
まとめ
以上、ウイスキーとコーヒーの基礎知識や楽しみ方について紹介してきましたが、趣味の世界は自由です。カクテルの調合比率も自分の好みで変更してよいですし、ホイップクリームをわざわざ牛乳とゼラチンで自作してもOKです。
単に出されたものを享受するのではなく、自発的に調べたり試行錯誤するのが趣味のあり方ではないでしょうか。型はありますが、絶対ではありません。
そしてひとり愉しんでいる内にいつの間にか深い知見を持つようになり、友達やお客さんにも愉しみをおすそ分けできるようになるのです。
趣味を持つと生活に潤いが生まれます。まずは自分が愉しむことから始めてみてはいかがでしょうか。
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