DJIってどんな会社?DJIのドローン機体比較と用途別おすすめ

Tanaka
公開: 2019-12-27

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DJIのドローンは多くの種類があるため、違いがよく分からないという声も聞かれます。スペックを比較することで違いや特徴が明確になるので、まとめました。

折りたたみ可能で人気のMavicシリーズから、手のひらサイズのSpark、プロ向けにおすすめのPhantom、初心者におすすめのTelloまで、用途別におすすめのドローンを紹介します。


DJIとは?

2006年中国で創業したドローン会社で、現在全世界のドローン市場の7割程度シェアしている巨大企業です。

グローバル展開する中で、日本にも2013年にDJI JAPAN株式会社が設立されています。本社は品川です。

DJIでは数多くのドローンを製造・販売していますが、現在主流となっているMavic、Spark、Phantomシリーズを詳しく見ていきましょう。

折りたたみ可能で人気「Mavicシリーズ」

Mavicシリーズは、折りたたみ可能なコンパクト性を特徴としたドローンです。

Mavicシリーズのスペック比較
Mavic Mini Mavic 2 Pro Mavic 2 Zoom Mavic Air Mavic Pro Platinum
大きさ (L×W×H) 折りたたんだ状態:140×82×57 mm 折りたたんだ状態: 214×91×84 mm 折りたたんだ状態: 214×91×84 mm 折りたたんだ状態: 168×83×49 mm 83 x 83 x 198mm
重さ 199g 907g 905g 430g 734g
値段 46,200円 187,000円 165,000円 105,820円 135,190円
最大飛行時間 18分 31分 31分 21分 30分
静止画サイズ 4:3:4000×3000 16:9: 4000×2250 5472×3648 4000 ×3000 4:3、4056×3040 16:9、4056×2280 4000 x 3000
動画解像度 2.7K:2720×1530 25/30 p FHD:1920×1080 25/30/50/60 p 4K: 3840×2160 24/25/30p 2.7K: 2688x1512 24/25/30/48/50/60p FHD: 1920×1080 24/25/30/48/50/60/120p 4K: 3840×2160 24/25/30p 2.7K: 2688×1512 24/25/30/48/50/60p FHD: 1920×1080 24/25/30/48/50/60/120p 4K Ultra HD:3840×2160 24/25/30p 2.7K:2720×1530 24/25/30/48/50/60p FHD:1920×1080 24/25/30/48/50/60/120p HD:1280×720 24/25/30/48/50/60/120p DCI4K: 4096×2160 24p UHD4K : 3840×2160 24/25/30p 2.7K: 2720x1530 24/25/30p FHD: 1920×1080 24/25/30/48/50/60/96p HD: 1280×720 24/25/30/48/50/60/120
その他 GPS 障害物回避 障害物回避 障害物回避 障害物回避

※表内の値段はいずれもDJI公式ストアの2019年12月現在のものです。

200g以下でおすすめ
  • DJI
  • Mavic Mini+ケース+16GB MicroSDカード セット

  • 税込み49,800円
  • 重さは199g!スマートフォンとほぼ同じ

  • 新アプリ「DJI Fly」を使えば、シンプルで直感的なユーザーエクスペリエンスを提供。数回タップするだけで映画のような映像を作成可能。

ご紹介するMavicシリーズの中で唯一200g以下の機体となり、航空法の規制が適用されないため、手軽に始められるドローンとして日本国内で人気が高いです。アプリで簡単に操作できるのも魅力です。

空撮におすすめ
  • DJI
  • Mavic 2 Pro

  • 税込み187,000円
  • 1インチセンサーのHasselbladカメラを搭載

  • 4K 10-bit HDR(ハイ ダイナミック レンジ)に対応で、より明るいハイライトと強調されたコントラストを楽しめるドローン。最新鋭のDJI3軸ジンバルテクノロジーを採用。

ドローンの機体は同じですが、Mavic 2にはProとZoomの2種類があり、こちらのProは、スウェーデンのHasselblad社のカメラが搭載されています。Hasselblad社は、人類初の月面着陸の際もその瞬間をとらえた会社として知られています。

ズーム撮影可能でおすすめ
  • DJI
  • Mavic 2 Zoom

  • 税込み165,000円
  • 光学2倍ズームレンズ (24 mm–48 mm4) を搭載

  • デジタルズームと合わせると最大4倍までズームできる1/2.3インチ12MPセンサーを搭載したドローン。ダイナミックに奥行きを描写可能。

こちらのZoomは、望遠カメラにより、立体的な映像撮影をしたいという人におすすめのドローンです。距離を保ちながらズーム撮影ができるため、操作さえ覚えてしまえば、安定感があります。

コンパクトでおすすめ
  • DJI
  • Mavic Air

  • 税込み105,818円
  • スマホ並みのコンパクトなドローン

  • 3軸ジンバル、4Kカメラにより、コンパクトながらブレのない4K映像を撮影可能。手のジェスチャーだけで、ドローンを起動、操作するスマートキャプチャー対応。

コンパクトな機体ですが、様々な自動撮影機能が付いているため、気軽に撮影を楽しむことができます。パノラマ撮影や、4K動画撮影、スローモーション動画をはじめ、スマートキャプチャーにも対応しているため、ドローン撮影が楽しくなるはずです。

長時間撮影におすすめ
  • DJI
  • Mavic Pro Platinum

  • 税込み135,313円
  • 約30分の静かな長時間飛行を実現

  • 新しい航空力学デザインの8331プロペラで、驚きのノイズ制御パフォーマンスを発揮。DCI-4Kまで対応のハイスペックカメラ搭載したドローン。

Mavic Proと比較して、静音性がアップしているほか、わずか3分ですが飛行時間も延びました。折りたたみも可能なため、持ち運び便利なドローンです。ジンバル機能ももちろん付いているので、4K動画撮影を存分に楽しむことができるでしょう。

手軽に空撮を楽しむなら「Sparkシリーズ」

Mavicシリーズと異なり、1種類のみになります。ボディ自体が小型のドローンですが、本体重量は300gなので、航空法の規制対象となります。

Sparkのスペック
大きさ(L×W×H) 143×143×55 mm
重さ 300g
値段 99,800円(コンボセット)
最大飛行時間 16分
静止画サイズ 3968×2976
動画解像度 FHD: 1920×1080 30p
その他 障害物回避
セルフィーにおすすめ
  • DJI
  • Spark Fly More コンボ

  • 税込み99,800円
  • 手のひらサイズのミニドローン

  • 顔認識機能により、手のひらから離陸。手のジェスチャーだけで機体をコントロール可能。インテリジェント・フライトモード搭載したドローン。

手軽に空撮を楽しめるドローンで、動画撮影後も専用アプリで編集すれば、すぐにSNSなどにアップできるのが特徴です。顔認識機能が付いているため、空中からセルフィーを撮るのには最適のドローンと言えます。

プロ向けの撮影におすすめ「Phantom 4 Pro V2.0」

空撮に特化した、プロ向け高性能ドローンです。

Phantom 4 Pro V2.0のスペック
大きさ 対角寸法:350 mm
重さ 1375g
値段 207,680円(公式)
最大飛行時間 約30分
最大静止画サイズ 3:2アスペクト比:5472 × 3648 4:3アスペクト比:4864 × 3648 16:9アスペクト比:5472 × 3078
動画解像度 C4K:4096×2160 24/25/30p @100Mbps 4K:3840×2160 24/25/30p @100Mbps 2.7K:2720×1530 24/25/30p @65Mbps 2.7K:2720×1530 48/50/60p @80Mbps FHD:1920×1080 24/25/30p @50Mbps FHD:1920×1080 48/50/60p @65Mbps FHD:1920×1080 120p @100Mbps HD:1280×720 24/25/30p @25Mbps HD:1280×720 48/50/60p @35Mbps HD:1280×720 120p @60Mbps
その他 障害物回避
プロ向けの撮影におすすめ
  • DJI
  • Phantom 4 Pro V2.0

  • 税込み207,680円
  • OcuSync伝送システム搭載

  • 4K/60fps動画と14fpsのバーストショットを撮影可能。フライトオートノミーシステムに、2種類のセンサーを搭載し、安定した飛行が可能。

カメラの性能はもちろんながら、全部で5方向にセンサーがついているため、GPS機能が無くても障害物にぶつかる可能性が大変低くなっています。旧バージョンと比較して約60%の静音性が実現されています。

超小型!初心者におすすめ「Ryze Tello Powered by DJI」

Telloは、2017年に設立した中国のRYZE Technologyが製造していますが、DJIが技術提供を行っているため、DJIの公式ストアからも購入可能です。

本体重量が80gのトイドローン。超小型ながら、操作性にも優れ、子どもや初心者でも手軽に空撮が可能です。200g以下なので航空法の規制対象ではありません。

Telloのスペック
大きさ 98×92.5×41 mm
重さ 80g
値段 10,450円(公式)
最大飛行時間 約13分
最大静止画サイズ 2592x1936
動画解像度 HD720p30
その他 障害物回避
セルフィーにおすすめのドローン
  • DJI
  • Ryze トイドローン Tello Powered by DJI

  • 税込み10,450円
  • DJIとIntelからの技術提供による高度な機能搭載

  • 2本のアンテナが内蔵されており、安定した動画伝送を実現。使いやすいTelloアプリで、飛行開始が簡単。Scratchを使ってプログラミング可能なドローン。

トイドローンの位置づけですが、高機能満載で大変低価格なのも魅力です。他のDJIの機体と比較して最も違うのは、カメラの性能です。HDカメラのみになるため、画質に期待はできませんが、価格も抑えることができた理由でしょう。

まとめ

これだけの高機能であれば、DJIのドローンが世界的なトップシェアを誇るのもうなずけます。初心者がいきなり購入するという価格帯はあまりありませんが、操作の練習としてまずはTelloからということでもよいかもしれません。

※価格はいずれも2019年12月時点。特に記載がない場合はAmazonの価格です。

パソコン教室講師/WEBライター
Tanaka
小学校教員、オンラインショップ経営を経て現在はWEBライターをしながらパソコン教室の講師もしています。パソコン教室ではワード、エクセルなどはもちろんのこと、ホームページやネットショップ構築について等からスマホ、タブレットの困りごとまで幅広く教えています。趣味は子供やペットの写真・動画撮影です。

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