DJIってどんな会社?DJIのドローン機体比較と用途別おすすめ
DJIのドローンは多くの種類があるため、違いがよく分からないという声も聞かれます。スペックを比較することで違いや特徴が明確になるので、まとめました。
折りたたみ可能で人気のMavicシリーズから、手のひらサイズのSpark、プロ向けにおすすめのPhantom、初心者におすすめのTelloまで、用途別におすすめのドローンを紹介します。
目次
DJIとは?
2006年中国で創業したドローン会社で、現在全世界のドローン市場の7割程度シェアしている巨大企業です。
グローバル展開する中で、日本にも2013年にDJI JAPAN株式会社が設立されています。本社は品川です。
DJIでは数多くのドローンを製造・販売していますが、現在主流となっているMavic、Spark、Phantomシリーズを詳しく見ていきましょう。
折りたたみ可能で人気「Mavicシリーズ」
Mavicシリーズは、折りたたみ可能なコンパクト性を特徴としたドローンです。
Mavic Mini | Mavic 2 Pro | Mavic 2 Zoom | Mavic Air | Mavic Pro Platinum | |
---|---|---|---|---|---|
大きさ (L×W×H) | 折りたたんだ状態:140×82×57 mm | 折りたたんだ状態: 214×91×84 mm | 折りたたんだ状態: 214×91×84 mm | 折りたたんだ状態: 168×83×49 mm | 83 x 83 x 198mm |
重さ | 199g | 907g | 905g | 430g | 734g |
値段 | 46,200円 | 187,000円 | 165,000円 | 105,820円 | 135,190円 |
最大飛行時間 | 18分 | 31分 | 31分 | 21分 | 30分 |
静止画サイズ | 4:3:4000×3000 16:9: 4000×2250 | 5472×3648 | 4000 ×3000 | 4:3、4056×3040 16:9、4056×2280 | 4000 x 3000 |
動画解像度 | 2.7K:2720×1530 25/30 p FHD:1920×1080 25/30/50/60 p | 4K: 3840×2160 24/25/30p 2.7K: 2688x1512 24/25/30/48/50/60p FHD: 1920×1080 24/25/30/48/50/60/120p | 4K: 3840×2160 24/25/30p 2.7K: 2688×1512 24/25/30/48/50/60p FHD: 1920×1080 24/25/30/48/50/60/120p | 4K Ultra HD:3840×2160 24/25/30p 2.7K:2720×1530 24/25/30/48/50/60p FHD:1920×1080 24/25/30/48/50/60/120p HD:1280×720 24/25/30/48/50/60/120p | DCI4K: 4096×2160 24p UHD4K : 3840×2160 24/25/30p 2.7K: 2720x1530 24/25/30p FHD: 1920×1080 24/25/30/48/50/60/96p HD: 1280×720 24/25/30/48/50/60/120 |
その他 | GPS | 障害物回避 | 障害物回避 | 障害物回避 | 障害物回避 |
※表内の値段はいずれもDJI公式ストアの2019年12月現在のものです。
ご紹介するMavicシリーズの中で唯一200g以下の機体となり、航空法の規制が適用されないため、手軽に始められるドローンとして日本国内で人気が高いです。アプリで簡単に操作できるのも魅力です。
ドローンの機体は同じですが、Mavic 2にはProとZoomの2種類があり、こちらのProは、スウェーデンのHasselblad社のカメラが搭載されています。Hasselblad社は、人類初の月面着陸の際もその瞬間をとらえた会社として知られています。
こちらのZoomは、望遠カメラにより、立体的な映像撮影をしたいという人におすすめのドローンです。距離を保ちながらズーム撮影ができるため、操作さえ覚えてしまえば、安定感があります。
コンパクトな機体ですが、様々な自動撮影機能が付いているため、気軽に撮影を楽しむことができます。パノラマ撮影や、4K動画撮影、スローモーション動画をはじめ、スマートキャプチャーにも対応しているため、ドローン撮影が楽しくなるはずです。
Mavic Proと比較して、静音性がアップしているほか、わずか3分ですが飛行時間も延びました。折りたたみも可能なため、持ち運び便利なドローンです。ジンバル機能ももちろん付いているので、4K動画撮影を存分に楽しむことができるでしょう。
手軽に空撮を楽しむなら「Sparkシリーズ」
Mavicシリーズと異なり、1種類のみになります。ボディ自体が小型のドローンですが、本体重量は300gなので、航空法の規制対象となります。
大きさ(L×W×H) | 143×143×55 mm |
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重さ | 300g |
値段 | 99,800円(コンボセット) |
最大飛行時間 | 16分 |
静止画サイズ | 3968×2976 |
動画解像度 | FHD: 1920×1080 30p |
その他 | 障害物回避 |
- DJI
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Spark Fly More コンボ
- 税込み99,800円
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手のひらサイズのミニドローン
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顔認識機能により、手のひらから離陸。手のジェスチャーだけで機体をコントロール可能。インテリジェント・フライトモード搭載したドローン。
手軽に空撮を楽しめるドローンで、動画撮影後も専用アプリで編集すれば、すぐにSNSなどにアップできるのが特徴です。顔認識機能が付いているため、空中からセルフィーを撮るのには最適のドローンと言えます。
プロ向けの撮影におすすめ「Phantom 4 Pro V2.0」
空撮に特化した、プロ向け高性能ドローンです。
大きさ | 対角寸法:350 mm |
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重さ | 1375g |
値段 | 207,680円(公式) |
最大飛行時間 | 約30分 |
最大静止画サイズ | 3:2アスペクト比:5472 × 3648 4:3アスペクト比:4864 × 3648 16:9アスペクト比:5472 × 3078 |
動画解像度 | C4K:4096×2160 24/25/30p @100Mbps 4K:3840×2160 24/25/30p @100Mbps 2.7K:2720×1530 24/25/30p @65Mbps 2.7K:2720×1530 48/50/60p @80Mbps FHD:1920×1080 24/25/30p @50Mbps FHD:1920×1080 48/50/60p @65Mbps FHD:1920×1080 120p @100Mbps HD:1280×720 24/25/30p @25Mbps HD:1280×720 48/50/60p @35Mbps HD:1280×720 120p @60Mbps |
その他 | 障害物回避 |
カメラの性能はもちろんながら、全部で5方向にセンサーがついているため、GPS機能が無くても障害物にぶつかる可能性が大変低くなっています。旧バージョンと比較して約60%の静音性が実現されています。
超小型!初心者におすすめ「Ryze Tello Powered by DJI」
Telloは、2017年に設立した中国のRYZE Technologyが製造していますが、DJIが技術提供を行っているため、DJIの公式ストアからも購入可能です。
本体重量が80gのトイドローン。超小型ながら、操作性にも優れ、子どもや初心者でも手軽に空撮が可能です。200g以下なので航空法の規制対象ではありません。
大きさ | 98×92.5×41 mm |
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重さ | 80g |
値段 | 10,450円(公式) |
最大飛行時間 | 約13分 |
最大静止画サイズ | 2592x1936 |
動画解像度 | HD720p30 |
その他 | 障害物回避 |
トイドローンの位置づけですが、高機能満載で大変低価格なのも魅力です。他のDJIの機体と比較して最も違うのは、カメラの性能です。HDカメラのみになるため、画質に期待はできませんが、価格も抑えることができた理由でしょう。
まとめ
これだけの高機能であれば、DJIのドローンが世界的なトップシェアを誇るのもうなずけます。初心者がいきなり購入するという価格帯はあまりありませんが、操作の練習としてまずはTelloからということでもよいかもしれません。
※価格はいずれも2019年12月時点。特に記載がない場合はAmazonの価格です。
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