カラーボックスでおしゃれに収納 引き出しや扉のオプションとリメイクアイデアも紹介
置き方や使い方で多用途に活躍する、小型収納家具のカラーボックス。組み立ての必要はありますが、安くて手軽に使えると1970年の発売以来人気です。シンプルな形状ながら、今ではサイズ・段数・デザインなどの種類が豊富にあります。
今回はおしゃれにアレンジやレイアウトを楽しめる、引き出しや扉などのオプション品やシリーズ展開をしているおすすめのカラーボックスをまとめました。
選ぶときのポイントと、カラーボックスをリメイクするアイデアもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
カラーボックスの種類と特徴
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昔のカラーボックスは、オレンジや緑の色紙を薄いベニヤに貼った特殊加工の合板製でした。現在は合板・木片板(パーティクルボード)・繊維板(ファイバーボード)などの下地材にプリント化粧板を貼り、うつくしい木目や質感、色合いを表現したものが主流です。
形状は、両側面と背面に板があり、前面が開いているタイプが一般的です。幅・奥行き・高さのサイズはいろいろで、スタンダードな長方形以外にキューブ・スリム・ワイド・A4対応タイプがあります。
サイズの種類が多いことで、棚板の段数も一般的な3段以外に1段・2段・4段・5段などと豊富です。2段以上で可動棚タイプは、利便性に優れています。
▼以下の記事では、ニトリ・コーナン・カインズのカラーボックス、2段と3段のサイズを比較しているので参考にしてください。
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また、フレームと棚板のみのラックや引き出し式の収納ケースも「カラーボックス」として販売されている場合があり、さらに種類が増えています。
プラスチック・アイアン・ダンボールといった素材まで含めると、数えきれないほどです。
カラーボックスは購入しやすい
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カラーボックスは、家具の中では価格が安く、ホームセンター・家具専門店・オンラインストアなどいろいろな場所で販売されていて購入しやすいのが魅力。薄くコンパクトに梱包されているため、持ち帰る場合も楽です。
軽くて組み立てが簡単
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カラーボックスの多くは、シンプルな構造で軽いです。組み立てが簡単で扱いやすいので、DIY初心者も抵抗感なく組み立てられます。レイアウトを替えるときも、移動が楽です。
レイアウトが自在で利便性が高い
カラーボックスは収納物や上に置くもの、インテリアにあわせて縦置きにも横置きにもできます。連結金具を使って積み重ねたり、同じシリーズのサイズ違いと組み合わせたりして、収納力を高めることも可能です。
本体の耐荷重によりますが、いろいろなレイアウトを楽しめ、違う間取りの部屋にも活用しやすいです。
オプションでアレンジしておしゃれに収納
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引き出し・インナーボックス・扉などカラーボックス用のオプショングッズがたくさん販売されていて、簡単にアレンジが可能です。きれいに整頓して収納できたり目隠しになったりするうえ、見た目もおしゃれになります。
フックやバー、キャスターのオプショングッズを後付けすれば、移動式のワゴンとして使うこともできます。動かせるので、キッチンでは調味料や食材、洗面所ではタオルや洗剤の収納に便利。デスク下の書類入れや、子供のおもちゃ入れとして使うのもおすすめです。
カラーボックスを選ぶポイント
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カラーボックスを選ぶときのポイントは、設置場所・収納物のサイズ・耐荷重の確認です。
はじめに、設置場所を決めましょう。縦置き・横置きどちらの場合も、設置スペースの幅・奥行き・高さを測り、対応するサイズのカラーボックスを選びます。
横置きにしたいけれど付属のインナーボックスが縦向き専用の場合は、高さの低いカラーボックス2~3個を横並びに縦置きすることで対応できる場合があります。
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動線を確保することも忘れずに。カラーボックスの前が通路になる場合は、50~60cmほどのスペースがあると理想的です。
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カラーボックスの本体サイズが決まったら、A4の雑誌や本・おもちゃ・洗面グッズ・キッチン用品など収納したい物が入るか、テレビや電子レンジなどカラーボックスの上に置きたいものに対応するサイズかも確認すると失敗がありません。
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棚板の段数と、可動棚の場合ピッチ調節の間隔は、収納のしやすさと見た目を左右することにつながります。ものを出し入れしやすい隙間を設けつつきれいに収納できると、インテリア的にもすっきりしておしゃれです。棚板は、オプションで追加できるものもあります。
安全に使用するために、本や家電など重量のあるものを収納する場合は、棚板の耐荷重を確認するのも大切なポイントです。
おしゃれなカラーボックス、人気メーカーの売れ筋商品
Moovoo編集部
数あるおしゃれなカラーボックスの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、オプション品やシリーズ展開をしている人気メーカーの商品を紹介します。ぜひ参考にしてください。
- アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
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カラーボックス 3段 CX-3
- 税込み1,800円(Amazon)
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横置きでベンチとしても使える高耐荷重
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パーティクルボードの一枚板を採用しているため、全体の耐荷重が約80kgと丈夫です。横置きにしてテレビ台やローテーブルにしたり、ベンチにしたりできます。
棚板1枚あたりの耐荷重も30kgで、重いものを入れても耐えられる仕様です。丈夫な作りながら、重さは約9.5kg。3段式で汎用性の高いカラーボックスです。
ネジやクギが使えるため、リメイク用にも向いています。カラーは16種あり、単色やツートン、ヴィンテージ調などバリエーションが豊富です。
- ニトリ(NITORI)
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Nカラボ レギュラー 3段 8842
- 税込み1,891円(Amazon)
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豊富なオプションと収納力を増やせる連結タイプ
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ニトリの人気商品「Nカラボ」シリーズの3段式です。ほかにも段数は2段と4段の全3種、サイズはレギュラー幅とワイド・スリム・コーナーの全4種があります。
縦置き・横置きに対応し、どれも連結用のネジ穴があらかじめ設けてあるため、縦にも横にも繋げられます。横に連結する場合は同じ高さの商品で、縦に積み重ねる場合は2個までです。
棚板はピッチ調節と追加ができ、オプション品も豊富。インナーボックスだけでも、プラスチック・カゴ・ワイヤータイプがあります。バッグハンガーや伸縮ポール、引き出しレールなどとも組み合わせて、オリジナルの収納棚が作れます。
- ぼん家具
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カラーボックス 3段 コーナータイプ ABR920137
- 税込み3,680円(Amazon)
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どの角度からも取り出しやすいコーナーボックス
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部屋のデッドスペースを活用できるコーナータイプです。トイレや玄関など、空きスペースの狭い場所にも設置できます。
「ぼん家具」の、3段のカラーボックスの端に取り付けて、角の丸いラックにするのもおすすめです。デザイン的におしゃれで、安全性も高まります。
横置きにすると、ブックスタンドのように使えて便利。上側が開放されるため、A4サイズの書類やランドセルなど高さがあるものの収納が可能です。
- 不二貿易(Fujiboeki)
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カラーボックス3段 1010
- 税込み2,100円(Amazon)
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家にあるものでアレンジできる定番品
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一般的なカラーボックスのサイズで、シンプルデザインです。1段の内寸は、幅39.5×奥行27.5×高さ28cm。今まで使っていたインナーボックスやラックなどを活用できます。
A4サイズのものを縦向きに収納したい場合は、カラーボックスを横置きにすると収納可能です。固定棚のため、向きを変えても棚板は外れません。
可動棚タイプもあり、3.2cm間隔で23段階の高さ調節ができます。本体は同じサイズなので、収納物が多くサイズがまちまちな場合は、2台を組み合わせて使うのもおすすめです。
- 山善(YAMAZEN)
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カラーボックス A4 2段 スリム CABR-7525
- 税込み3,453円(Amazon)
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A4対応カラーボックスシリーズのスリム2段
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幅25cmの、スリムな2段のコンパクトサイズです。縦置きでA4サイズに対応し、あと少し収納がほしいときにぴったり。隙間収納でも活躍します。
シリーズでは幅25cmと幅40cmともに、2段~5段までがラインアップしています。連結用金具が1セット同梱されているのもポイントです。
横置きにして使う場合、4個まで積み重ねられ本棚のようにできます。横置き時の内寸は高さが21cmになるので、漫画本を立てて収納する場合A5判では窮屈かもしれません。新書判やB6判は、ゆとりを持って入れられます。
- ぼん家具
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カラーボックス 3段 扉付き ABR920131
- 税込み4,680円(Amazon)
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生活感を隠して汚れから守る扉付き
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マグネット開閉式の扉が付いたカラーボックスです。開け閉めしやすく、取っ手がない角を落とした扉で見た目もすっきり。インテリアをおしゃれに演出します。
扉があることで、キッチンや洗面所の雑多な収納を隠せるのはもちろん、中身を子供の視線から避けたり日焼けやホコリから守れたりするのもポイントです。
背面に横揺れ防止金具があり、開け閉め時の振動を抑えます。取っ手なしの扉付きは、3段・4段・5段、取っ手付きであれば2列タイプも展開しています。
- アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
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カラーボックス 2列タイプ CX-23C
- 税込み4,100円(Amazon)
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2段と3段のカラーボックスがひとつに
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カラーボックスには見えない、連結する手間を省ける2列タイプです。2段と3段のカラーボックスを購入予定の方におすすめです。
大きいものも小さいものも、ぴったり収納できるのが魅力。全体の耐荷重が80kgあり、2列でも幅を抑えているため、横置きにしてローボードとしても使えます。
ネジ穴を隠すキャップが付属し、埋め込み式で見た目がきれいです。シールのように剥がれることもありません。
- ニトリ(NITORI)
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Nクリック ボックス ワイド2段 87915
- 税込み3,991円(Amazon)
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工具とネジが不要で組み立てが簡単
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ニトリのNボックスより、組み立て時間が1/3で済む「Nクリック」シリーズの2段式です。板に突起または凹みがあり、はめあわせることで固定できます。
頑丈なうえ、ネジがないのできれいな仕上がりです。ワイドタイプで別売りの脚を付ければ、キャビネットに見えます。リビングに置くのにおすすめのカラーボックスです。
棚板は、2.7cmピッチで細かく調節できます。ニトリの実店舗が近くにある方は「No,N3」が同一商品なので目印にしてください。
- コーナン
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LIFELEX 4段カラーボックス 可動棚 β
- 税込み3,390円(楽天市場)
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棚板2枚をピッチ調節できるスリムな4段式
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高さが116.8cmある、スリムな4段式です。上下部の棚板2枚を約3cmピッチで可動でき、収納物にあわせられます。
幅は42.1cmと一般的なサイズで設置スペースを取らないため、一人暮らしの部屋にも向いています。天板の上にも8kgまでのものを置け、インテリア雑貨を飾るのもおすすめです。
カラーは、ウッドホワイト・オーク・ダークブラウンの木目調。ナチュラルな部屋にも、シックな部屋にも似合うカラー展開です。
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外観 |
商品名 |
特長 |
サイズ、重さ |
材質 |
耐荷重 |
オプション |
シリーズ展開 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
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アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) カラーボックス 3段 CX-3 |
横置きでベンチとしても使える高耐荷重 |
約幅41.5×奥行29×高さ88cm、約9.5kg |
プリント化粧パーティクルボード・MDF |
約全体80kg、棚板1枚あたり30kg |
インナーボックス・扉・キャスター・レールボードなど |
1段・2段・3段・4段・5段・コーナー・2列など(カラーによる) |
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ニトリ(NITORI) Nカラボ レギュラー 3段 8842 |
豊富なオプションと収納力を増やせる連結タイプ |
幅41.9×奥行29.8×高さ87.8cm、約8.8kg |
パーティクルボード |
棚板1枚あたりダボ固定10kg・木ネジ固定20kg |
棚板・インナーボックス・引き出しレール・バッグハンガー・伸縮ポールなど |
2段・3段(組み合わせて4・5・6段)扉付き・コーナー |
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ぼん家具 カラーボックス 3段 コーナータイプ ABR920137 |
どの角度からも取り出しやすいコーナーボックス |
幅29.2×奥行29.2×高さ89.1cm、約6.4kg |
プリント紙化粧繊維板 |
約棚板1枚あたり5kg |
棚板・扉 |
2段・3段・4段・5段・コーナー・2列(扉付き・固定棚・可動棚・横置きは商品による) |
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不二貿易(Fujiboeki) カラーボックス3段 1010 |
家にあるものでアレンジできる定番品 |
幅41.8×奥行29×高さ89cm、8.8kg |
プリント紙化粧パーティクルボード |
記載未確認 |
記載未確認 |
2段・3段(固定棚・可動棚)・3段A4・キューブなど |
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山善(YAMAZEN) カラーボックス A4 2段 スリム CABR-7525 |
A4対応カラーボックスシリーズのスリム2段 |
幅25×奥行29×高さ73.5cm、4.5kg |
プリント紙化粧パーティクルボード・プリント紙化粧繊維板 |
縦置き天板・棚板1枚あたり15kg、横置き天板40kg |
記載未確認 |
2段・3段・4段・5段(各幅25cm・40cm) |
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ぼん家具 カラーボックス 3段 扉付き ABR920131 |
生活感を隠して汚れから守る扉付き |
幅42×奥行29.1×高さ89.2cm、11.6kg |
プリント紙化粧繊維板 |
約天板・棚板1枚あたり5kg |
棚板・扉 |
2段・3段・4段・5段・コーナー・2列(扉付き・固定棚・可動棚・横置きは商品による) |
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アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) カラーボックス 2列タイプ CX-23C |
2段と3段のカラーボックスがひとつに |
約幅60×奥行29×高さ88cm、12kg |
プリント紙化粧パーティクルボード・MDF |
約全体80kg、棚板1枚あたり15kg |
インナーボックス・扉・キャスター・レールボードなど |
1段・2段・3段・4段・5段・コーナー・2列など(カラーによる) |
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ニトリ(NITORI) Nクリック ボックス ワイド2段 87915 |
工具とネジが不要で組み立てが簡単 |
幅61.6×奥行29.8×高さ83.7cm、約11.6kg |
パーティクルボード |
約棚板1枚あたり20kg |
棚板・脚・キャスターなど |
2段・3段・4段・5段・6マス・9マス・キューブなど(扉付き・A4・ワイドは商品による) |
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コーナン LIFELEX 4段カラーボックス 可動棚 β |
棚板2枚をピッチ調節できるスリムな4段式 |
幅42.1×奥行29×高さ116.8cm、11.35kg |
プリント紙化粧繊維板 |
約天板・地板8kg、中板4kg、棚板2kg |
棚板・インナーボックス・扉など |
1段・2段・3段・4段・5段・コーナー・2列など(固定棚・可動棚は商品による) |
カラーボックスを簡単リメイクでおしゃれに
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シンプルなデザインのカラーボックスや、古くなったカラーボックスを、おしゃれにリメイクするのもおすすめです。引き出し・扉・インナーボックスなどを使うアレンジ以外に、初心者にも簡単にできるリメイクのアイデアをご紹介します。
リイメイクシートでカラーチェンジ
カラーボックスの色を変える場合、多くのカラーボックスはプリント化粧板で仕上げられているため、吸い込みが悪く市販の塗料をそのまま塗っても剥がれてしまいます。
下塗り用のマルチプライマーを使う手もありますが、マルチプライマーのあとに塗料を重ね塗りするため手間がかかります。
簡単に色を変えられるのが、リメイクシートです。色柄が豊富で、シールのように貼り付けるだけで印象を変えられます。
カーテンで中身を隠しつつおしゃれに
カラーボックスの前面に突っ張り棒を張り、カーテンを付ける方法以外に、もっと簡単なカラーボックス用のカーテンも販売されています。
マジックテープでピタッと貼るだけなので取り付けが簡単。おしゃれなプリント柄を施したものもあります。
ロールスクリーンタイプも販売されていて、いずれも収納物を日焼けやホコリから防げるのがメリットです。
集成材を使って高級感を演出
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天然木を貼り合わせて作られる、集成材を使ってリメイクするのもおすすめです。カラーボックスが、高級感のある家具になります。
集成材でカラーボックスの周りを囲めば、重厚感のある収納家具に。2つのカラーボックスを脚にして集成材を天板として繋げれば、キャビネットのようになります。
Photo by AC
カラーボックスはネジが効きにくいため、集成材を取り付けるときに建築用両面テープで貼ってからネジ留めするとやりやすいです。
ニトリのNクリックボックスでは、レギュラー2段専用の天板がオプションで販売されています。カラーボックスで、手軽にデスクやテーブル、ドレッサーなどを作りたい方におすすめです。
また、Nクリックボックスレギュラー2段には、あらかじめ連結・天板兼用のネジ穴が設けてあります。天板にもネジ穴があるので、DIY初心者でも取り付けが簡単です。
カラーボックスは使い勝手のよさだけでなく手軽にリメイクしてデザインを変えられ、DIYにもおすすめのアイテムといえます。
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